妻を無事に送り出すことができた。
妻を看取ってから悲しむ時間も与えられずに待ったなしにいろんなことが襲ってくる。
まずは葬儀社へ連絡して自宅への搬送依頼。
自宅へ戻るともう葬儀に向けていろんな手続き。
菩提寺に連絡して枕お経をあげていただき、ひっきりなしに訪れる弔問客の相手。
妻の友人の皆さんがたくさん妻に会いに訪れてくれた。
みなさんが号泣する姿を見ていると涙が止まらなかった。
妻がたくさんの人に慕われていたのがわかった。
友人の皆さんから妻の事をたくさん話していただきました。
夫の知らない部分もたくさん知ることができた。
訪問客が帰り毎晩静かになると妻の枕元で妻と一緒にビールを飲み、妻が美味しそうに飲む姿を思い出していた。
待ったなしに過ぎていく時間。
葬儀が終わると形のある妻の姿を見ることはできない。
毎朝の挨拶から夜寝るまで妻の顔を見続けていた。
納棺には妻が愛用していた物や好きだったものをたくさん入れてあげました。
最後まで「美味しい」と言って食べていたデコポンといちごも。
自宅からの出棺。
斎場に到着すると待ったなしに通夜が始まる。
妻のために会場がいっぱいになるくらい多くの方がご会葬くださいました。
僧侶の読経が終わっても続く焼香。
こんなにもたくさんの方々に見送っていただいた妻は幸せ者なのかもしれない。
通夜ぶるまいが終了して皆さんが帰宅すると「今夜は妻と二人にしてください」と親族も帰宅していただいた。
妻と二人で過ごす通夜。
妻と一緒にビールを飲み、線香をあげながら妻の顔を見続けて話しかけた。
妻は答えてはくれないけど「悲しい顔はしないで」と言ってるかもしれない。
常にポジティブな考えの妻。
常に明るい顔でみんなと接し続けていた妻。
結婚して以来42年間夫婦喧嘩をしたことは無かった。
走馬灯のように妻との思いでがよみがえり流れ過ぎた。
通夜の夜を二人にしてくれたみんなに感謝ですね。
朝を迎えるといよいよ最後の日。
最近では葬儀の参列者は少ない傾向があったが、妻のために通夜と葬儀に来てくれた方が多かった。
会場に空席が無いくらいご参列いただきました。
火葬場まで見送りに来てくれた友人もたくさん。
こんなにも多くの方々に親しまれていた妻は幸せ者です。
妻を看取ってから5日目。
いよいよ妻の姿とお別れかと思うと何とも言えない気持ちになってしまう。
火葬場でボタンを押した瞬間になんか気持ちが切り替わったような気がする。
これからは妻の分も頑張らなければならない。
ほんとうに軽くなって帰ってきた妻。
なんとか無事に妻を送り出すことができました。
悲しんでばかりいられないのでまだまだ残された手続きをまずは頑張らないとね。