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仮想伊勢丹誕生百貨店 new
の弱み克服へ 連載 3
セカンドライフの経験
十数年前に、VR空間での生活
体験を売りにする「Second L
ife」(セカンドライフ)が大
手広告代理店主導のプロモー
ションで大きな話題になった
。結局こちらは広告代理店の
撤退で、今となっては人々の
意識からフェードアウトした
感があるのだが、当時セカン
ドライフに「進出」した企業
の多くは、プロモーション目
的のお付き合いの感覚でVRビ
ジネスに望んでいたという。
(次回に続く)
仮想伊勢丹誕生百貨店
の弱み克服へ 連載 2
リアル店舗の課題を解決
伊勢丹は、4月29日~5月10
日に開催された仮想空間のイ
ベント「バーチャルマーケッ
ト4」に初出展した。三越伊
勢丹ホールディングスの仲田
朝彦氏(チーフオフィサー室
関連事業推進部 プランニング
スタッフ)は、「VR空間の仮
想店舗は、現在のリアルな百
貨店が抱える課題を解決して
くれる」と力説する。
(次回に続く)
仮想伊勢丹誕生百貨店
の弱み克服へ 新連載 1
極めて大真面目な挑戦だと知
って少なからず驚いた、とい
うのが取材後の偽らざる感想
だった。1886年創業の老舗百
貨店が仮想空間で開催された
マーケットに出店し、アバタ
ー(自分の分身キャラ)向け
のファッションを販売。将来
は、独自に仮想世界のプラッ
トフォームを構築し、リアル
店舗にも負けない事業に育て
あげようという意気込みを感
じたからだ。
山崎潤一郎 ITmedia
(今回新連載です)
AIを使うときの new
落とし穴 最終回 23
新たな世界を切り開く気概で
AIへの正しい対応方法を修得
するというのは、誰にとって
も簡単な話ではない。テクノ
ロジー自体が現在進行形で進
化していることに加え、それ
を正しく利活用する原則や理
論にも、アップデートが加え
られている。しかしマーケテ
ィングの世界は、これまでも
各時代における最新のテクノ
ロジーや理論を積極的に取り
入れ、進化してきた。自らが
新たなマーケティングの世界
を切り開くという気概で、AI
にチャレンジしてほしい。
(今回最終回です)
AIを使うときの
落とし穴 連載 22
総合的に他部門との連携必須
その際に重要なのは、関係各
部との連携だ。AIはITシステ
ムであり、開発から利活用ま
でではシステム部とマーケテ
ィング部のやりとりが中心に
なるだろう。しかしプライバ
シーに関するリスクのように
、コンプライアンスや法務が
関係する部分もある。AIの利
活用が生み出すリスクは、組
織横断的に対応する必要があ
るのだ。その意味で、AIに関
する知識やスキルを学ぶ段階
から、他部門との連携や共同
作業を進めておくべきだろう。
(次回最終回です)
AIを使うときの
落とし穴 連載 21
検証が必要
ガイドラインによっては、AI
の非軍事的な利用や公教育で
のAI教育の必要性など、社会
全体で行うべき取り組みを定
めているものもあるが、多く
は上に挙げた10項目のような
、一つの企業や組織内で実践
できる取り組みを解説してい
る。信頼できる組織が発表し
たものを選び、自らの取り組
みを検証してみると良いだろ
う。
(次回に続く)
AIを使うときの
落とし穴 連載 20
(8)公平性の原則
(8)公平性の原則:AIサービ
スプロバイダー、ビジネス利
用者およびデータ提供者は、
AIシステムまたはAIサービス
の判断にバイアスが含まれる
可能性があることに留意し、
また、AIシステムまたはAIサ
ービスの判断によって個人お
よび集団が不当に差別されな
いよう配慮する。
(9)透明性の原則:AIサービ
スプロバイダーおよびビジネ
ス利用者は、AIシステムまた
はAIサービスの入出力などの
検証可能性および判断結果の
説明可能性に留意する。
(10)アカウンタビリティの原
則:利用者は、ステークホル
ダに対しアカウンタビリティ
を果たすよう努める。
(次回に続く)
AIを使うときの
落とし穴 連載 19
(6)プライバシーの原則
(6)プライバシーの原則:利
用者およびデータ提供者は、
AIシステムまたはAIサービス
の利活用において、他者また
は自己のプライバシーが侵害
されないよう配慮する。
(7)尊厳・自律の原則:利用
者は、AIシステムまたはAIサ
ービスの利活用において、人
間の尊厳と個人の自律を尊重
する。
(次回に続く)
AIを使うときの
落とし穴 連載 18
(4)安全の原則
(4)安全の原則:利用者は、
AIシステムまたはAIサービス
の利活用により、アクチュエ
ータなどを通じて、利用者お
よび第三者の生命・身体・財
産に危害を及ぼすことがない
よう配慮する。
(5)セキュリティの原則:利
用者およびデータ提供者は、
AIシステムまたはAIサービス
のセキュリティに留意する。
(次回に続く)
AIを使うときの
落とし穴 連載 17
(2)適正学習の原則
(2)適正学習の原則:利用者
およびデータ提供者は、AIシ
ステムの学習などに用いるデ
ータの質に留意する。
(3)連携の原則:AI サービス
プロバイダー、ビジネス利用
者およびデータ提供者は、AI
システムまたはAIサービス相
互間の連携に留意する。また
利用者は、AIシステムがネッ
トワーク化することによって
リスクが惹起(じゃっき)・
増幅される可能性があること
に留意する。
(次回に続く)
AIを使うときの
落とし穴 連載 16
AI活用ガイドライン10項目
例えば、総務省の情報通信政
策研究所が2019年8月に発表
した「AI利活用ガイドライン
」では、「AIサービスプロバ
イダー、ビジネス利用者およ
びデータ提供者が留意すべき
事項」として、10項目のAI利
活用原則を定めている。
(1)適正利用の原則:利用者
は、人間とAIシステムとの間
および利用者間における適切
な役割分担のもと、適正な範
囲および方法でAIシステムま
たはAIサービスを利用するよ
う努める。
(次回に続く)
AIを使うときの
落とし穴 連載 15
各国のガイドライン参考に
そして前述のように、大手IT
企業でも失敗する場合がある
ほど、AI利用に潜む落とし穴
を把握することは難しい。AI
の仕組みや利用法に関する知
識を得るのと同時に、リスク
についても確実に学んでおこ
う。その際に参考になるのは
、各国の政府や国際機関、業
界団体が発表しているガイド
ラインだ。AIを利用する際の
注意点についてまとめたもの
で、その多くは、非技術者に
も理解できるような表現が使
われている。
(次回に続く)
AIを使うときの
落とし穴 連載 14
A Iのリスクを理解する
もちろんこうした判断を、誰
もが正確に下せるわけではな
い。多くは試行錯誤を経て、
あるいは過去の類似事例や経
験に基づいて正解へとたどり
着くことになる。これからAI
を学ぼうというマーケターも
、座学だけでなく、大小さま
ざまな実践と失敗を通じてス
キルを磨くことになるだろう。
実践する際には、失敗が致命
傷とならないよう、AIが持つ
リスクを理解しておく必要が
ある。特にマーケティング活
用では、AIの誤作動が顧客に
直接的なダメージを与えてし
まいかねない。
(次回に続く)
AIを使うときの
落とし穴連載 13
被写体と用途を限定する
最終的にこのプロジェクトは
、精度が出せるように被写体
と用途を限定するという方向
へ進むことになった。あらゆ
る条件下で、達成したい価値
の 100% を実現できるAIを実
現するのは難しい場合が多い
が、AIを使用する範囲を一定
に絞り込むことで、価値をあ
る程度まで手にできることも
多い。実現できなかった部分
は、従来通り人間が担当した
り、あるいは人間とAIが協力
してタスクを実行したりする
ことができる。そうした判断
を、AIを活用する側が下して
いくわけだ。
(次回に続く)
AIを使うときの
落とし穴 連載 12
前提が違っていた
理由は単純で、用意された教
師データの大部分が、被写体
を美しく撮影したものだった
からだ。晴天の中、被写体が
もっとも美しく見える角度で
撮影された写真ばかり――PR
が目的なのだから当然だ。し
かしテストに協力してくれた
般の人々は、さまざまな天候、
時間、角度で写真を撮ってい
た。バスで移動中に、急に気
になる建物が視界に入ったの
で、ブレブレでピントも合っ
ていない写真を撮ったという
場合もあった。これでは思う
ような精度は出せない。
(次回に続く)
AIを使うときの
落とし穴 連載 11
制度の高いアプリは難しい
これなら外国に出かけたとき
、現地語の説明が読めなくて
もそれが何なのか理解できる
。旅行ガイドを開くより手軽
だし、適当に写真を撮ってお
いて、後からそれが何だった
のかを確認することもできる
。また、関連情報を表示する
際、広告やクーポンなどの情
報も表示すれば、旅行者にさ
らなるアクティビティーを促
せる。それが新たなビジネス
へとつながるだろう、という
わけだ。幸い旅行会社なので
、教師データとなる観光地の
写真は多数用意できそうだ。
早速、試験的なAIの構築が始
まったが、精度の高いアプリ
ケーションを実現することは
できなかった。
(次回に続く)
AIを使うときの
落とし穴 連載 10
ツールの価値を最大限に
私たちには環境を変える力が
ないことが多いが、使うツー
ルを選んだり、使い道を変え
たりすることはできる。これ
らを考慮して、ツールの価値
を最大限に引き出さなければ
ならない。一例を挙げよう。
ある旅行会社で、スマートフ
ォンで観光地の写真を撮ると
、AIがそこに写っている被写
体が何なのか(有名な寺社仏
閣やモニュメントなど)を認
識し、関連情報を表示してく
れるアプリを作ってはどうか
という計画が持ち上がった。
(次回に続く)
AIを使うときの
落とし穴 連載 9
ある旅行会社の失敗
その上で、次に必要になるの
は「AIをどこに使うか」とい
う判断力である。いまは第3
次AIブームと呼ばれるほどAI
への注目が高まり、AIやそれ
らを使ったアプリケーション
も進化しているが、残念なが
らAIは万能ではない。という
より、前述のようなAIを実現
する仕組み、あるいはそれら
が活用される環境では、得意
なことと不得意なことが変わ
ってくるのである。
(次回に続く)
AIを使うときの
落とし穴 連載 8
AIの動く仕組みを理解する
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