風とともに走れよ自転車

旅日記。今の自分のモノローグ。

スペイン自転車旅ーサンチャゴへ(1)

2017年05月31日 | 日記
旅を終えてまだすこし時差ボケの頭で書いてみる。

出発前に書いていたスペイン旅の日記をブロブにアップしていなかった。
改めて読みなおしてみた。
今回の旅では、出発前に想定した危惧が現実となった。

1番目の関門:成田空港。自転車を輪行袋にパックして航空カウンターでチェックするとき。
今回、中国国際航空を利用。航空券が最安値だったので。
パリまで片道、4万円以下だった。輪行袋は最初オーバーサイズと言われ、
別料金の請求を告げられる。う! 粘りがちで今回は請求なし。
ひとつクリアした。上海での乗り換えもまずまず。

2番目の関門:パリ空港からモンパルナス駅までの移動。
空港出口からエールフランスのリムジンバスでモンパルナス駅まで直行で移動できた。
地下鉄乗り換えの重い荷物問題はこれで解消だ。
これもクリア。
しかし、雨だったこともありバス停からわずか50メートル足らずの駅入口まで、
ポータの台車を呼んでしまった。
彼も商売だ、駅をぐっと遠回りして10€請求! う!

3番目の関門:フランスTGVのチケット問題。
あらかじめ日本でチケットをネット購入しておいた。いわゆるeチケット。
これを正式のチケットに換えるために窓口に。
全く埒が明かない! 通じない!うろたえる僕。
後ほど解決。何のことはない、eチケットそのものが切符だった。
つまり、IDチケットになっていたのだ。何回もTGVを使ってきた自分にとって
切符は長方形で大きいものという先入観でもたついてしまったのだ。時代は進んでいた。

4番目の関門:自転車組み立てトラブル。
自転車を袋から取り出して、組み立てる。壊れているところは無さそうに見えたが、
しばらく走ると変速機が破損した!旅は始まったばかり。
これから長い上り坂の始まりで変速機が壊れたということはママチャリ状態で乗ることになる。
まずチェーンカッターでチェーンを切り、壊れた変速機を取り除き、再度チェーンをつなぐ。
これはうまくいったが、なにせ変速なしでの旅が始まった。
(2日後のパンプローナでの完全修理まで、坂道すべて自転車を押しての進行となった)

以後、関門らしきものもなく800キロ先のサンチャゴを目指すことになるが、とんでもないことが待っていた。

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スペインの旅が近づいた(出発前の日記)

2017年05月31日 | 日記
旅の出発が近づいてきた。
昨年のフランス自転車旅の最終地点であるバスク地方から、
国境を超えてスペインのコンポステーラまでの旅だ。
今回も自転車を脚に約800キロの旅路となる。
中世ヨーロッパの聖地巡礼路の道。
本来は歩きでの巡礼であるが、自転車という近代の脚でちょっとスピードアップすることに。
昨年、フランス側の出発点で出会った旅人は重そうなリュックを担いで40日の予定だと言っていた。年配のドイツからの婦人、台湾から二人の姉妹、バナナを入れた登山靴をリュックにぶら下げて楽しそうに歩いていた年若い女の子二人。
思い出せば、不思議と女性ばかりだった?シーズンは秋に入っていたので、たまたまそういう出合いだったのかも知れないが。

一日の行程を約50キロと定めると15日でコンポステーラ到着となるが、
そこは旅、ましてや自転車なのでメカニックのトラブルは覚悟して。
(旅行の全日程はちょうど3週間。行きはパリからTGVでバイヨンヌまでと、戻りはスペインの街での数日の余裕はとってある)
そして体調の変化と雨風の気象の変化、食べ物、道の状態、宿舎(アルベルゲ)の環境、
それに言葉もだ。英語、フランス語はいいとしてもスペイン語はまるで知らない。
少しづつ勉強しながらのたびになるのだけど。

長旅に出るときは、まず荷物が気になる。
できるだけ軽量を考えなければならない。
自転車だけでも10キロは超える。
今回は、成田空港まで車で行く予定なので、駅での乗り換えの重さは苦にならないが、
いつものことながら、パリ空港から鉄道駅までの移動がしんどい。
自転車を輪行袋から出して組み立ててしまえばいいのだが?
朝の電車でパリ中心地までの乗車だが、果たして自転車は乗せられるか、輪行袋のままか。
気を使うところだ。

荷物。
今回はキャンプ道具は持たないのでいつもより幾分軽くなりそうだ。
ただし軽量寝袋は必携だ。巡礼宿(アルベルゲ)に泊まる場合に必要になる。
そして、長旅のお供としての読本を何にするかという問題?
一人旅の時は夜が長い。今回は、二人旅なのでまあまあなのだが、酒を楽しめない自分としては
読書がなぐさめなのだ。
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地の果てへの旅路

2017年05月05日 | 日記
キリスト教徒でもなく、
仏教徒でもなく、
宙ぶらりんの我が身だけど、
地の果てにあるという聖地へ向けて旅を始めよう。

フランスとスペイン国境のバスク地方からだと歩きで30日かかるという。
ここを自転車でゆっくり進みたい。
ゴールはサンチャゴだ。

旅のお供は数冊の本を持って行こう。
ヘミングウェイ「日はまた昇る」となぜだかお経の本、
法華経と浄土三部経。
もちろんガイドブックもね。


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