ぼくのニューヨーク散歩

＜５月１９日＞

そうだニューヨークに行こう
と思い立って早速下調べを始めたのが３ヶ月前。

そしてニューヨークの格安ツアーを予約した。
ホテルと飛行機代込みで15万円弱。
安い！
これに決めよう。決めた。

最初は旅行サイトであれこれ検索して飛行機とホテルを調べたが、
初めてのニューヨークは全くの素人なので、ここは旅行会社に乗っかることに。

一ヶ所の街だけの目的地は今回が初めてだ。
いつもの旅のかたちは自転車で巡るものだったが、
今回は大都会ニューヨークということで、
自転車はなし。
身軽に。

予備知識ゼロなのでガイドブックを買って読むがピンとこない。
羅列的な紹介文ではなかなかしっくりこない。
そこで、司馬遼太郎の「ニューヨーク散歩」を読む。
図書館で単行本を借りて読む。

大都会だけのイメージしか持っていなかったけど、
この紀行文を読んでニューヨークの街が少し身近になったかな。
コロンビア大学のドナルドキーンの話、
ブルックリン橋のこと、
伊豆下田のハリスのその後のこと、
マンハッタン島の歴史、等々。

そして永井荷風の「あめりか物語」を耽読する。
明治末に2年間マンハッタンで暮らし、見聞や体験をもとに、
少しミステリー仕立てな物語にしてある。
当時のニューヨークが実に興味深く見えてくる。
うーん、もうニューヨーク行き決定だ。
それから、
この永井荷風のあめりか物語とふらんす物語の2冊をもとにした
当時のニューヨークと現在のニューヨークを比較対比した本を見つけた。

「荷風とニューヨーク」末延芳晴著

この本はある種の永井荷風論でもあると思う。

この本が今回の旅の良いお供になった。

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出発は関西国際空港。
午後4時のフライトなので前日の夜行バスで東京から難波へ。
久々の夜行バスはシニアの身にこたえる。
格安チケットゆえんかな？
初日からしんどい。
デルタ飛行機は予定通り4時に離陸、経由地シアトルへ向けて。
また長いフライトの始まりだ。

立夏だよ サクランボだよ チェロだよ

サクランボが実ってる

春の日は天気が変わりやすい。
嵐のあとはポカポカ陽気。
そして風が吹く日。
季節は巡る。

暦は立夏だ。

駐車場にある早咲のサクラの木には赤いサクランボが実っていた。

今年も早速ひと粒いただいた。
ちょっと酸っぱい！
鳥もきてついばんでいる。

10連休も終わりました。

現役時代なら10連休を喜んだかも知れないが、
365連休の身には複雑。
公共機関が閉まっているので不便を感じてしまった。

チェロの練習場所も確保できなくて焦った。
来週に迫ってきた演奏会。
昨夜の練習のあと、
コンサートマスターがこの1週間十分にさらっておいてくださいと言われたが、
どうしても上手く弾けないところがたくさんある。
とにかく弓順は間違わないようにしなければ。

自分の周りのチェロ奏者に、チェロを始めて４０年以上のベテランが何人もいる。
彼らに囲まれて演奏する我が身よ、幸せか？
否。
つ ら い。
外れた音を彼らに聞こえてると思うと、
、、、。


ああもっと上手くなりたい。


ゴーシュ君 助けておくれ！

5月1日

5月１日。
改元でお祝いムードの一日。

メーデーの日。

新天皇の即位の日。

自分は天皇の存在を理解するのに随分年月を要した。
歴史上の天皇ではなく、現に存在する天皇をどう受け入れていけばいいのか、自分とどう関係しているのか、青春期の自分は全く理解できなかった。
年月をが流れて、大人になった自分は天皇制についてまっすぐ向き合わなければならなくなった。
自分なりの答えが必要になった。悩んだ。
人と論争もした。

そして

月日が流れた。

時代の雰囲気が変わった。

人も変わった。

自分も変わった。


国民の安寧と世界の平和を宣言した新天皇の、
これからを見ていきたい。