風とともに走れよ自転車

旅日記。今の自分のモノローグ。

シベリウス ヴァイオリン協奏曲

2020年11月29日 | 日記

シベリウスのバイオリン協奏曲

コロナ禍のなかでのコンサート。
キャンセルになるのではと、すこし不安だったが
無事に催された。
市民会館ホールは座席指定だが、
なんと密接状態だった。
両隣に人が座っている。
第三波が押し寄せている今、
この座席配置はアウトだと思う。
会場入口での検温と手指の消毒は当然だが、
マスクしていても
密接座席には困惑してしまった。
コンサート始まる前に緊張するではないか。

演奏は、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団。
曲目
「フィガロの結婚」序曲
シベリウス バイオリン協奏曲
ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」

ヴァイオリン奏者は若手女性の 辻彩奈さん

この協奏曲は生でも、録音でも何回か聞いている。
しかし、彼女の奏でる演奏には鳥肌状態になってしまた。

イタリアンオールド楽器からでる音色に魅了され、
彼女自身が乗り移ったかのようなダイナミックな表現。
鬼気迫るとはこのことか。

シベリウス万歳。

一瞬、フィンランドのシベリウスの家が浮かんできた。
2年前、ヘルシンキ郊外のシベリウスの家に詣でたときの光景が、
見えてきた。

この協奏曲はまぎれもなく北の国の慟哭と安らぎの表現だと思う。

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お墓ってなんですか その1

2020年11月28日 | 日記

お墓はいるのだろうか?

先日、高齢の義母の生前戒名の依頼に、
茨城の菩提寺までお供をしてきた。
生前戒名をつくることは義母にとってひとつの安心になるのだろう。


そのお寺は、関東で唯一の即身仏が祭られている。
即身仏は確か、東北の湯殿山あたりで知られている。
この関東にも即身仏があることに驚く。
堂内の左側にガラスの向こうでこちらを向いている上人は
大きく口を開いたままでおられる。
入定するときの苦しみの形相だろうか。
何回かのお参りだが、そのたびに手を合わしている。

戒名はご住職が考案。
後日
その案が届いたので、受領のために再びお寺に赴く。
その足で、
今度は石工を訪ねることに。
今度は、
お墓の石碑にできた戒名を彫っていただくのだ。

その石工はお寺の住職も兼ねておられるが、
今日、寺の運営は厳しくなってきているので、
お葬式と法事だけでは収入が少なく、
この方も副業を兼ねているのだろうと推測した。

後日、
石工住職からメールが届いた。
丁寧に彫られた戒名の写真が添付されていた。
現代的なやりとりに笑ってしまう。
古い因習の戒名がメールで来たのだから。

義母はご満悦。

 

お墓ってなんだろう。

 

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音楽で生きることとは

2020年11月18日 | 日記



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小春日和はありがたい

2020年11月16日 | 日記
現役勤務時代は
11月の小春日和は恨めしく思っていた。
自分を外に誘うような青空なので。

仕事だから仕方ないが。
ただ、
仕事と言っても徒労を感じると辛い。
来る日も来る日も自分のしていることが、
まるで蟻地獄に落ちてしまったと思う日も少なからずあった。
いっそのこと仕事を辞めようとさえ思うことも。

窓の外にどこまでも広がる澄んだ空と 陽光と。

月日は流れた。
いや耐えて
仕事は定年に。
ジイサンになりました。

お金はないけど時間があります。

今、
小春日和の昼下り。
カフェで珈琲頂いてます。










ありがたや
ありがたや


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天体観測素人 アンドロメダ未確認

2020年11月10日 | 日記
天体観測は真冬のよく晴れた夜にするものばかりと思っていた。
秋の夜空には、
木星をはじめ土星も火星も輝いている。
贅沢な秋空だ。
今年の目標はアンドロメダ大星雲の
天体写真を撮ることに決めている。

ホコリのかぶった機材を車に積んで観測地に向かう。

重い。
赤道儀がずしりとくる。
4階の部屋から駐車場まで抱えていく。
腕がしびれる。
三脚よりも鏡筒よりも重い。
小物とカメラはリュックに入れて運ぶ。




赤道儀のモータを動かすためのバッテリーは、
この冬に新調した。
とても小さく手のひらにのるやつ。
リチウムイオンバッテリーは確かに使いよくなっている。
長時間の駆動が可能になっている。
以前の大型バッテリーは何だったんだ。
重くて大きくて値も高く。
これは機能しなくなったけど。

観測場所には苦労する。
光害のできるだけ少ないところを捜さなければ。
結局はいつもの田んぼの中の農道になるのだけど。
もっと条件のいい高原や山は、いつの日にかは行きたい。

農道で機材をセット。
夕方の4時。
日も少しかげってきた。
ファインダーと主鏡の光軸合わせを急ぐ。
遠くの高圧鉄塔に狙いを定める。
何度か繰り返す。
ファインダーのズレはまずまず。
北極星は見えない。
コンパスで北の方向を確認して、
全体をそちらに向ける。
これがいい加減。
いつものいい加減。
アンドロメダ狙うなら、
極軸合わせが正確でなければならない。
が、
今回は試運転だ。

バッテリーと自動追尾もセットして、
暗くなるまでクルマのなかで待つことに。
ポットの熱いコーヒーがありがたい。

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