風とともに走れよ自転車

旅日記。今の自分のモノローグ。

利根川サイクリングロードを走る

2021年03月18日 | 日記

前橋市の親族宅をゴールと定め、
およそ70キロの行程を北上する。
強風さえなければ半日の行程だ。

前夜まで暴風雨だった。
翌朝は快晴だけど、
関東地方は
強い低気圧が東北へ抜けたあとは決って北寄りの強い風が吹く。
これは天気変化のお決まり。

ゴールは北西のかなた、強い風はその北西から吹く。
つまりきつい向かい風のなかを自転車をこぐことになる。
途中リタイアを想定して輪行バッグを持参する。
そのために急きょキャリアをネットで注文した。
以前は都心まで探しに行ったが、今はネットでの購入が主流になってしまった。
北欧自転車旅で盗難にあった自転車に取り付けてあったキャリアと同じものを注文した。
輪行となるとやはりもろもろも携行しなければということで、メカトラブル用の工具一式も、カメラもチューブも。これに簡易テントを付け足せばどこでも行ける。まあ今回はテント無しだけれど。

いざ出発。
荒川右岸のサイクリングロードを進む。
いや進まない。風が強すぎる。
ペダルが重い。振り返る。相方の姿なし。
やめようか?
いや行く。
サイクリングロードの菜の花が今が盛り。
写真1枚撮る。
また進む。
遠く日光連山や浅間山が雪で真っ白な勇姿を眺め、振り返れば富士も立派に見えた。
関東の名山が一望できるのがこのあたりの魅力でもある。
休憩ポイントでひと息つく。
売店で買ったメロンパンむさぼる。
そしてまた走る。
風強い。いや北上するにつれ強さが増してきた。

熊谷の街が見えてきた。
荒川を左岸へと長い橋を渡るが、
横風で何度もよろける。

熊谷駅前のMACでハンバーガー食す。
ここを過ぎると鉄道はなくなる。
もう昼過ぎだ。
サイクリングロードはなし。
国道の
歩道を走らざるをえない。
ひどい。路側帯のない国道。
酷道路だ。
こんな走りでは日が暮れてしまう。

決断の時だ。

輪行することに。

籠原駅から高崎経由で新前橋駅までの列車旅。
自転車の両輪を外して輪行袋に入れて列車に乗る。
まあこの強風なので想定内のこと。
何が何でも走り切るという意志は既にない。

新前橋で自転車を組み立てて敷島公園近くの親族宅へ向かう。まだ10キロはある。
スマホのナビの案内でゴール出来た。

明日はどうするかな。
利根川サイクリングロードは走りたい。
そこから荒川サイクリングロードへとどうつなぐかが未定だ。
全ての行程を舗装されたサイクリングロードは無理かな。
国道は絶対走りたくない。
近頃の車は怖い。
スマホやりながらの蛇行運転が増えてる。
歩道も避けたい。
旅仕立ての自転車のタイヤはスタッドレスなのでパンクの心配はないが、歩道は人がいなくても細かな段差がストレスになる。

明日は追い風期待だ。

夜は牛肉しゃぶしゃぶご馳走になりました。
つましい我が身には1年分のお肉かな。


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65歳になったら、ぜんぶ「やめる」「捨てる」 「手放す」

2021年03月06日 | 日記
65歳になったら、ぜんぶ「やめる」「捨てる」
「手放す」

週刊誌の新聞広告だ。

その通りに出来ればと思うが、未だ真逆の生活をしている。
むしろ勢いづいている。

煩悩しじょうの凡夫の日々。

見えて聞こえるうちは音楽ドップリはまりたい。
指動かなくなるまで、チェロでバッハがんばる。
一曲でもワンフレーズでも弾きたい。

脚がだめになるまで自転車でヒルクライム目指す。
まあこれは心臓のダメージ大きいけど。
ゴールして心臓止まるかも知れないけど。

そして、
日本の風景に感じるものを求めて
カメラのシャッターを切る。
美しいモノたちを、鳥や草花や虫を。

星はにごって見えない。
黄砂やら何やらでもうダメかも知れないが、
望遠鏡はまだ現役で動かしたい。

あれもしたいこれもしたい。

古希のおっさんいやじいさんの、
さとりの境地はまだ遠い。

色即是空。






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