台風19号の爪痕は悲惨だ。
テレビの視聴ができない。共同アンテナがやられたのだ。
情報はもっぱらネットのみ。
映像が見れないので、全国の様子がリアルには分からない。
自分の居場所が正にリアルだった。
台風が吹き荒れた後の夜は、
月がぼんやり見えていた。
これで一安心で眠りについたが、
早朝の光景は一変していた。
4階のベランダから見下ろすと、
駐輪場の自転車が全て見えない。
倒れたのではなく、水かさが自転車の上まで来て完全に水没していたのだ。
バイクも見えない。
団地は沈黙。
人の気配はない。
みんな部屋に閉じこもるしかない。
昼にかけてまだジワジワと水かさが増してきた。
下流の大きな川が氾濫しているので、
支流の団地の川は流れをとめている。
それでも、夕方にかけてゆっくり水は引いてきた。
今夜は、オーケストラ練習日だ。
どうするか?
下まで降りて水位を確認する。
うーん腰の下辺りか、ひざの上か。
これなら行けると決断して、
チェロと着替えを背負って脱出だ!
クルマは先人の知恵宜しく、やや高台に移動させておいたので無事だった。
一夜明けて水は完全に退いていた。
駐車場に停めていた多くのクルマはやられたそうだ。
ボンネットを開けたクルマ、
警告ブザーが鳴りっぱなしのクルマ、
ドロをかぶったクルマ、
今朝、皆さんガッカリしていた。
まあ、救命ボートも出動したけど、
このエリアは人的な被害がなくて良かったが、
長野や東北地方の河川の氾濫の被害の甚大さに驚く。
早めの復興を祈ります。