ツキノウエ on the moon

なんとなく日記

ディエンビエンフー

2005-09-16 00:36:21 | マンガ
FFVII AC が手に入らない腹いせに、西島大介『ディエンビエンフー』買いました。
西島大介は以前から気になってたんだけど、ちょっと手を出すのに躊躇してた漫画家さんです。

『世界一かわいい、ベトナム戦争』
帯に書いてある、このキャッチを見て正直買う気がちょっと失せたんですが、とにかくムシャクシャしてたので買ってしまった。

あれ?終わって無いじゃん。
続くのね、だったら『ディエンビエンフー1巻』ってして欲しかったなぁ。
まるで、劇場版『機動戦士ガンダム』を観に行った小学生がまさか3部作だったなんて事、知らなくてショックを受けたようなもんです。
終わってない作品にあまりケチはつけたくありません。(まぁ、冒頭だめなら、最後もだめ、という判断は出来るのかもしれませんが、、、)
こんなことなら、『凹村戦争』か、『世界の終わりの魔法使い』にしとけば良かった。
(あ、Amazonの評価でも『ディエンビエンフー』が一番悪い、、、)

お話は、日系米国人の従軍カメラマンとベトコンの少女のお話。
と、いうことなんですが、この少女がどうも、、、ナイフ一つで米兵をバッタバッタと、もうすごい跳躍しながら殺しまくる訳なんですが、どうにもその現実味の無さがイケてない。
買う前の想像としては、かわいい絵ゆえのギャップで、ベトナム戦争の悲惨さを表現してるのかな、と思ったんです。

あと、ベトコンの少女、という事で思い出したのが、スタンリー・キューブリックの『フルメタル・ジャケット』に出てくる、スナイパーのベトコン少女を思い出してしまったからかも知れません。
彼女の『shoot me...shoot me...』は一度観たら忘れられません。

ついついそういった映画なんかと比較してしまうので、前にもそんな事書いたけど、『ベトナム戦争』を題材にした理由が見えない。
これが、架空の国の架空の戦争なら、そういうのもありなのかもしれないんだろうけど。
どうにも中途半端な感じは拭いきれませんでした。

結局、終わってないけど、ケチつけてるし、、、(^^;

なんか、続きをどこぞで連載しているらしいので、機会があれば、続きを読もうかと思います。
コメント
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