名古屋駅関西線ホームのC57
昭和41年から43年の名古屋駅関西線ホームでの写真。
38年まで関西線で数両のC55が運用されていたが、残念ながら写真を撮り始める前のことであった。
C55形は10年から12年の62両の少数製造であり、2次形が流線形とされる等興味深い機関車であった。
38年の北陸線金沢電化で金沢機関区からC57が転入し、名古屋機関区のC55は北海道、九州に転属していた。
C57形は12年から戦後にかけて201両が製造され、主として全国の急行列車を牽引してきた機関車である。
名古屋機関区のC57は、44年10月の無煙化により大半は他の機関区に転属されることなく廃車された。
最初の写真は41年3月。1日に数本の客車列車が気動車化されずに残されていた時期であった。
3月のダイヤ改正では、1等車連結の鳥羽行快速がDC急行"いすず"に格上げされて客車列車が1本減っている。
当時の関西線名古屋・亀山間の普通列車の牽引は名古屋機関区のC57の担当であった。
金沢機関区からの転属組の形式入り旧ナンバープレートのC57-32 下り亀山行225レを牽引
1966.3 名古屋駅
42年9月の写真。旅客列車の入線から発車まで。
平坦区間が続く名古屋発車のシーンは迫力を欠くうえ後追いになるが、居合わせれば必ず撮影していた。
隣の中央線ホーㇺから旅客列車を牽引して出発するD51は、41年7月の瑞浪電化で先に姿を消していた。
下り亀山行229レを牽引するC57―32の入線
名古屋機関区の赤ナンバープレート
亀山に向けて発車
下り亀山行243レの出発待ち 重油併燃装置付のC57-102
1967.9 名古屋駅
42年10月、12月の写真。10月のダイヤ改正でも幸い蒸気機関車の運行本数が減ることはなかった。
名古屋機関区の看板機、戦後十数回お召し列車を牽引したとされるC57-139。重油併燃装置を装備していた。
現在、リニア・鉄道館に静態保存されている。
下り亀山行225レ牽引の重油併燃装置付C57-139
C57-30牽引で紀伊長島発上り922レの到着
1967.10 名古屋駅
下り亀山行225レ牽引の重油併燃装置付のC57-62
1967.10 名古屋駅
下り伊賀上野行321レ牽引のC57-32
発車シーン 冷え込む冬はそれなりに迫力があった
1967.12 名古屋駅
43年8月、早朝の名古屋駅。新幹線を入れて撮ってみたもののうまくいかず。
下り亀山行223レ牽引のC57(機番不明)
1968.8 名古屋駅
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