加太越え 昭和43年10月(その3)
昭和43年10月27日、初めての加太越えの続編。
加太から中在家信号所までの状況を一応把握して、いよいよ大築堤に戻っての撮影である。
高台に登って撮影ポイントを探った。13時半過ぎ、まずは後補機付の上り貨物が築堤を下って行く。
D51後補機の上り貨物788レ
14時前に大築堤を登ってくる下り貨物が本番である。少し移動して準備を整え、迫力あるD51の勇姿を待った。
ところが、不定期貨物は運休でD51の単機回送。何とも締まらない結末となってしまった。
D51の下り単機回送6785レ 国道25号線架道橋の上を行く
下り単機回送と中在家信号所で交換した上りDC急行が大築堤を下っていった。
上り714D急行"くまの"、"志摩"2号併結 キハ55、キハ58系の混成7連 後部から
次の下り貨物までは1時間半近くある。大築堤にいたのでは帰りの列車に間に合わない。仕方なく加太に戻り始めた。
板屋川橋梁まで来ると下りDC急行が峠に向かっていく。
下り2203D急行"かすが"2号 最後部キハ58系
15時近く、下り急行と中在家信号所で交換待ちの後補機付上り貨物が25‰を下ってきた。
D51牽引の上り貨物790レ
上り普通DCが続行。この日見たのはすべてキハ35系、当地での通勤型はいかにも違和感のある存在であった。
キハ35系2連上り亀山行342D 柘植発車は14:54
加太に数百mの地点まで来て、15時20分頃に加太を発車する下り貨物列車を待った。
12‰の上り勾配であるが、この先の急勾配に備えて発車後に加速をつけD51が力行してきた。
D51-393[竜]牽引の下り貨物263レ
1968.10 加太・中在家信号所
加太まで戻ってきた。15:52発の上り旅客列車が進入。この列車で亀山に向かい、加太越えの初日が終了した。
関西線の普通旅客は気動車化されていたが、草津線に直通する列車は客車でD51かC58が牽引していた。
D51-750[亀]牽引の上り京都発亀山行724レ
1968.10 加太駅
当時、亀山機関区には入換専用のC50が2両配属されていた。先程の亀山到着の客車を逆行で押していく。
C50-76[亀]の入換作業
1968.10 亀山駅
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