保津峡のDF50とC57
昭和43年8月、夏休みの家族旅行で保津峡を訪れた際、山陰線のDF50を撮っていた。
山陰線の旅客列車のディーゼル化はすでに進行していたが、当区間の無煙化完了は比較的遅い46年であった。
それゆえ、運よく旅客列車を牽引するC57も撮影することができた。
山陰線のDF50は、マン社のエンジン搭載で73両製造された500番が大半で、米子機関区の配属であった。
前回記載した紀勢線のDF50は、スルザー社のエンジン搭載の基本番台で65両が製造された。
写真は、現在トロッコ列車が運行されている旧線の保津峡駅付近。
保津峡を行くDF50-500番台牽引の上り京都行922レ
DF50―500番台牽引の下り旅客
1968.8 山陰線 保津峡・馬堀
保津峡駅で上り列車を待っていると、下りホームにC57の4次形1番機が牽引する列車が入線した。
21、22年に製造された4次形(190~201)は、16年から製造のC59に似たスタイルである。
関西線でいつも見ていたC57とは確かに印象が異なった。
下り敦賀・豊岡行923レを牽引する梅小路機関区のC57-190 集煙装置、重油併燃装置付
1968.8 保津峡駅
上り園部発京都行1830レを牽引する梅小路機関区のC57-39
1968.8 嵯峨駅(推定)
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