ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

キイロサナエ 2020<6月②>

2020-06-19 | サナエトンボ科アジアサナエ属

<6.15>

2種の産卵方式

前回撮れていないキイロサナエの産卵、1週間後、同じ水路に行きました。雨上がりながら高気温が気懸りです。
♂の動きが低調なので♀が何度も姿を見せ、午前中に2♀が産卵。うち1♀はあまり見ない連続打泥産卵でした。
最高気温33℃で、午後からは♂、♀とも殆ど姿を見せませんでした。

10時過ぎの到着時、水面際にいた♀が小移動と静止を繰り返していました。卵塊形成の気配はありません。

♀ 静止 


水辺に留まる限りいずれ産卵すると気長に待ちます。10時25分頃、ホバリングしつつ向きを変え打泥を開始。
10数秒でテンポが速まり、約1分30秒間の連続打泥産卵でした。

♀ 産卵














水面際で約11分間休止してから連続打水産卵を始め、数十秒で終了。しばらく休止した後、飛び去りました。

♀ 静止 産卵休止




次の♀は約2秒間ホバリングして産卵せずに上空に飛びました。産卵場所の偵察か、以前も目撃した行動です。

♀ 飛翔 産卵なし


11時3分頃、次の♀が飛来して即静止。卵塊は形成せず2秒で飛び始めました。静止したのは最初だけです。

♀ 静止


ホバリングして卵塊形成。今度は通常見られる間歇打水産卵です。卵塊が大きくなる前に3回打水しました。
産卵は約3分間に及びましたが、上下の動きが激しい♀で追いきれず、あまりヒットしませんでした。

♀ 飛翔 卵塊形成 






漸くホバリングが安定してきましたが、卵塊は薄っすら見える程度で大きくなりませんでした。


2020.6.15 埼玉県


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