ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ミヤマカワトンボ  2016<5月>

2016-05-29 | カワトンボ科

<5.24>

交尾拒否と成立

ムカシヤンマの産卵を撮影した谷、隣接する渓流に生息するミヤマカワトンボが昨年より減少していました。
生殖活動は午後になってから活発化。連結された♀が激しく抵抗して2分程で♂が交尾を断念したシーンです。

連結態 交尾に持ち込む♂と抵抗する♀




♂は断念、この後放れる
 

おそらく同じ♂が別の♀にアタック。今度は交尾が成立しました。

静止する♀を♂が捕えにかかる




連結態


交尾に持ち込む


交尾態



2016.5.24 岐阜県

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ムカシヤンマ  2016<5月>

2016-05-28 | ムカシヤンマ科

<5.24>

運次第

岐阜のムカシヤンマ の産卵撮影です。東海地方は連日の真夏日ですが、谷に降りると涼しく、暑さを感じません。 
待機する♂が少なく、昨年の半分程度しか見ません。しかも、敏感な個体ばかり。♀が少ない予感がします。
広範囲で産卵するので、どこで待つかが勝負の分かれ道。昨年のポイントに賭けることにして、拠点にしました。

しばらく待機して11時頃、気になった周辺を見に行くと、崖上方で♀が動いた気配。数分後、姿を見せました。
♂の近くをすり抜け、近くの崖で産卵。落着いて産卵したのはこの♀のみで、偶然見回った場所での遭遇でした。
産卵撮影は運次第、出直しも覚悟していましたが、1回で撮れて安堵しました。

崖の中程で待機する♂


最初の着地点は明暗があって撮りにくい場所ですが、撮れるうちに撮っておきました。

♀ 産卵


30秒程で上方に飛び、約20秒産卵


次は草陰に入りましたが、崖に沿って横に飛んで絶好の場所に出てきました。ここで少し落着き約20秒の産卵。







もう一度移動。いよいよ崖の端まで来ました。横からの撮影もこれがぎりぎりです。



崖伝いに約3分間の産卵でした。崖の外れの明るい場所で約1分半休止して上空に飛びました。

♀ 産卵後




この後、当初の場所に戻って3時間待機。2♀が産卵に来ましたが、いずれも落着かず、崖の上に飛びました。
正午前に現われた♀です。滞在時間は約30秒。思うような位置からは撮れませんでした。

♀ 産卵


正午過ぎに現われた♀です。先程と別個体です。数秒で姿を消しました。崖の上に産卵適地があるのでしょう。



縄張りの♂です。

♂ 静止









2016.5.24 岐阜県

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サラサヤンマ 2016<5月②>

2016-05-27 | サラサヤンマ

<5.19>

活性なし

2日空けてサラサヤンマの撮影に出直しです。2日前は雨、昨日は快晴ですが、さらに水が溜まって最悪の状態。
メインの場所は一部乾いていたものの、縄張り♂の姿なく期待薄。奥に移動して待つも♀の気配がありません。
最高気温22℃、風が強くなり活性がないので14時で断念。引き返す途中、前方を飛ぶ♀を目撃しました。
辛うじて産卵を撮りましたが、落着きがなく3回場所を変えた後、見失いました。まだ若い♀でした。

♀ 産卵

飛んで3回目の着地、この後見失う


唯一現われた探雌の♂です。ホバリングを交えて飛び回りましたが、約15分で上空に消えました。

♂ 飛翔

2016.5.19 千葉県

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アオヤンマ 2016<5月③>

2016-05-25 | アオヤンマ

<5.18>

摂食飛翔

アオヤンマの交尾撮影で何時もの池に。前日が雨で探雌行動は活発でしたが、♀を捕捉できず交尾の目撃なし。
草叢で摂食飛翔が見られました。未成熟♀が低空飛行して虫を捕らえる独特の行動です。最高気温26℃。
捕食後、樹上で休み1時間程して再び飛来しました。草叢を樹が覆っているので日が射したり陰ったりします。

♀ 未成熟 飛翔










低空で摂食飛翔するのは♀が多いようですが、未成熟♂も同じような行動をします。草叢の中を飛ぶ♂です。

♂ 未成熟 飛翔


近くに一時休止しました。

♂ 未成熟 静止


すぐ飛んで、再び止まる


勿論、産卵を探しましたが、池の奥からふらふら出てきた♀は産卵後のようでした。一番疲れるパターンです。

♀ 静止

2016.5.18 東京都

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サラサヤンマ 2016<5月①>

2016-05-22 | サラサヤンマ

<5.16>

辛うじて

毎年の楽しみ、サラサヤンマのシ-ズン到来です。早めに生殖活動が始まると目される千葉の湿地に行きました。
昨年は1回の訪問で、運よく交尾、産卵を始め一通り撮影しています。最高気温25℃、夏日になりました。
メインの産卵場所に踏み込むと、縄張りの♂がホバリング中。侵入する他の♂を寄せ付けずに陣取っていました。
そのうち♀が入るものと待機しましたが、時間が経過するばかり。水が溜まって分散したのか、時期が早いのか。

結局、産卵の目撃は2♀でした。うち1♀は撮影前に♂に捕まったので、辛うじて撮ったこの日唯一の産卵です。
12時半頃に飛来し、辺りを一周して近くの窪地に潜り込みましたが、落着かずに1分半で飛び去りました。

♀ 産卵


横に回っても、これが限界


産卵場所の湿地に羽化後間もない♀がいました。

♀ 未成熟 静止


湿地の縄張りの♂です。

♂ 静止




水平に止まる




♂ 飛翔






縄張りに侵入してバトルの末、足元に叩き落とされた♂です。真上から撮影。すぐ飛立って退散しました。

 

開けた場所で摂食していた♂がホバリングを始め、10数分間、行ったり来たりして、突如姿を消しました。
おそらく樹上にいた♀を捕えたようで連結態で現われました。摂食しつつ探雌行動するパターンをよく見ます。

♂ 飛翔









2016.5.16 千葉県

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