【安全な場所でなければ泣くこともできない】
トワイニングのレディグレイをいただきながら、この記事を書いています。
アールグレイの茶葉にオレンジピール・レモンピール…そしてマリー・アントワネットの愛した花として知られる矢車菊がブレンドされているそうな。
これの高級版がマリアージュ・フレールのボレロだと私は思っていて、そっちも大好きです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
さて、ストレートフレーバーティーの香りと共に思い出したのは、過去記事にも書いたとある男の子のこと。
この過去記事ですね。
↓
・逃げ場のない傷ついた心は暴力となって…。
(以下、個人の特定を避けるためにフェイクを入れて書いています)
190センチくらいの長身、万人に好かれそうな涼しげな美しい顔、日本では知らない者はいないであろう名門大学に現役合格…。
と“幸せ”や“羨望”のシンボルみたいなものをたくさん持っていた彼は、虐待の被害者だった。
勉強でもスポーツでも成果を求められた彼は、母親の望む結果を与えないと怒鳴られ価値がないと罵られて、さらに母親の機嫌が悪かったり気に入らない結果が続くと告げ口されて父親にひどく殴られたそうだ。
暴力と屈辱に耐え、立派に現役で名門大学に入っても
「愚息」
「○○家の恥」
「失敗作」
と罵られたという。
彼にはそれらの暴力が日常で当たり前なのだと刷り込まれていた。
「これが普通でしょ」
と頭と口では考えられるし言葉にできるけど、魂と肉体の損傷はすさまじい。
・帰省したくない
・実家から着信があると脂汗流して震えてしまう
・辛い思い出ばかりの、無理やり通わされた進学塾の建物や看板を見ると心臓がバクバクする
苦しんでいました。
ここまでの彼は純粋な被害者であって、多くの人が
「どうしてそんなひどいことが出来るんだ、この子は悪くないよ!」
「そんな地獄にいたら頭おかしくなるよ!」
とかばうはず。
…でも、かつての被害者は弱い立場の者に加害するようになるものだ。
彼は従順で可愛い女の子を彼女にしては、殴っていたらしい。
私達(バイト先が一緒だった)は彼が彼女を殴る場面を目撃したことはないけど、今なら
「それはモラハラだ!」
「人格否定だ!」
「ありえない!」
と言われる言動はしょちゅう彼女にやっていた。
歴代彼女に対してね。
彼が病み加害者となるには両親からの圧倒的暴力があり、その両親が彼に加害したのには社会と歴史の大いなる影響がある。
人間は時代と社会の中に生かされてる存在だからね…小さい小さい粒子のようなものだ。
でも。
彼が従順な歴代彼女に復讐するのは間違ってる。
だって彼女達は加害者じゃないんだから。
ただの弱者なのよ。
女性でも弱さ嫌悪が強い人は弱者扱いやめて!と思うかもしれないけど、筋肉量の違い、妊娠する危険性…どう考えたら強者だ同じだと言えるのか。
「女子どもをいじめるな」
「弱い者いじめをするな」
と古今東西言われているのは、現実はその逆であることが多いからなんだろうな…切なくなるよ。
こちらの記事は過去記事にもリンクを貼らせていただいたものですが、この虐待連鎖や弱者への復讐の構造をよく学ばせてくれると思うので多くの人に読んでほしいです。
↓
※池田小事件・宅間守の女性蔑視と大量殺人を生んだ「男らしさ」の呪縛(現代ビジネス)
そのDV疑惑の男の子は、当時私が恋していた男の子をやたら意識してる感じがあった。
(その話を書いた過去記事はコチラ。
↓
・ラザニアとアールグレイムースとサングリアと。)
「俺があの人のルックスだったら、この中身でも鳥まりさんは付き合える?」
とか。
まあ、確かにその相手は
「カッコいい!
芸能人じゃん!」
「美しい!」
と外見でチヤホヤされる人ではあったが、別に彼(DV疑惑くん)だってルックスは全然負けてない。
系統の違う美形さんというか。
身長は約10センチあちらが低かったし、偏差値でいえば彼の大学が“上”だと言われるだろうに。
…外見なんかじゃなく、肩書きでもなく…。
二人に違いがあるとすれば“安全な泣ける場所”があって成長したか・自己肯定感があるか否か、な気がする。
自己肯定感なのか自己評価なのか愛される自信なのか…言葉選びが難しいな。
その恋してた相手は自分が美形扱いされることもモテることも自覚しまくっていたけど、そんなことより強かったのは…。
ここぞという時に泣けること、格好悪いのを気にもしないこと。
この人と別れようかなーと思って別れを切り出した時があったのだけど、
「やだっ。
別れない!
ぜったい別れない!
ぜったい嫌!!!」
と子どものように率直に人前(…)で表明し、涙さえこらえなかったから。
(そのせいで別れ話は頓挫した)
当時は
「こういう人なんだよな~」
と思ってたけど、男の子が泣けること、嫌だと相手を傷つけない方法で感情放出すること、格好悪い自分を見せるのを怖れないこと…当時も今もかなり稀有なんじゃないでしょうか。
その真逆をいってたからこそDV疑惑くんは歴代彼女にひどい仕打ちをしていたのだと思う。
泣く・感情放出・弱みを見せる…ができなくて暴力と怒りでごまかして、逃げる。
泣ける彼は男らしさの檻や暴力のない家庭で育っていたから、かなあ。
安全な泣ける場所で感情を否定されずに育ったらしかった。
「男の子なんだからとか、泣くなとか言われたことない」
と話していた気がする。
…残酷な話だけど、穏やかで恵まれた家庭の子だった。
経済力や社会的地位・ブランドでは両家は何も劣らないのだろうけど…そこが安全だったか、なのかなあ。
自分は守られているのだと、感情を認めてくれる、安全な場所で心が育ったかどうかの違い。
書いてて色んな悲しさと切なさが溢れてくるわー…![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_6.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
あ、レディグレイ冷めちゃった。
春はまだまだ冷える。
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トワイニングのレディグレイをいただきながら、この記事を書いています。
アールグレイの茶葉にオレンジピール・レモンピール…そしてマリー・アントワネットの愛した花として知られる矢車菊がブレンドされているそうな。
これの高級版がマリアージュ・フレールのボレロだと私は思っていて、そっちも大好きです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
さて、ストレートフレーバーティーの香りと共に思い出したのは、過去記事にも書いたとある男の子のこと。
この過去記事ですね。
↓
・逃げ場のない傷ついた心は暴力となって…。
(以下、個人の特定を避けるためにフェイクを入れて書いています)
190センチくらいの長身、万人に好かれそうな涼しげな美しい顔、日本では知らない者はいないであろう名門大学に現役合格…。
と“幸せ”や“羨望”のシンボルみたいなものをたくさん持っていた彼は、虐待の被害者だった。
勉強でもスポーツでも成果を求められた彼は、母親の望む結果を与えないと怒鳴られ価値がないと罵られて、さらに母親の機嫌が悪かったり気に入らない結果が続くと告げ口されて父親にひどく殴られたそうだ。
暴力と屈辱に耐え、立派に現役で名門大学に入っても
「愚息」
「○○家の恥」
「失敗作」
と罵られたという。
彼にはそれらの暴力が日常で当たり前なのだと刷り込まれていた。
「これが普通でしょ」
と頭と口では考えられるし言葉にできるけど、魂と肉体の損傷はすさまじい。
・帰省したくない
・実家から着信があると脂汗流して震えてしまう
・辛い思い出ばかりの、無理やり通わされた進学塾の建物や看板を見ると心臓がバクバクする
苦しんでいました。
ここまでの彼は純粋な被害者であって、多くの人が
「どうしてそんなひどいことが出来るんだ、この子は悪くないよ!」
「そんな地獄にいたら頭おかしくなるよ!」
とかばうはず。
…でも、かつての被害者は弱い立場の者に加害するようになるものだ。
彼は従順で可愛い女の子を彼女にしては、殴っていたらしい。
私達(バイト先が一緒だった)は彼が彼女を殴る場面を目撃したことはないけど、今なら
「それはモラハラだ!」
「人格否定だ!」
「ありえない!」
と言われる言動はしょちゅう彼女にやっていた。
歴代彼女に対してね。
彼が病み加害者となるには両親からの圧倒的暴力があり、その両親が彼に加害したのには社会と歴史の大いなる影響がある。
人間は時代と社会の中に生かされてる存在だからね…小さい小さい粒子のようなものだ。
でも。
彼が従順な歴代彼女に復讐するのは間違ってる。
だって彼女達は加害者じゃないんだから。
ただの弱者なのよ。
女性でも弱さ嫌悪が強い人は弱者扱いやめて!と思うかもしれないけど、筋肉量の違い、妊娠する危険性…どう考えたら強者だ同じだと言えるのか。
「女子どもをいじめるな」
「弱い者いじめをするな」
と古今東西言われているのは、現実はその逆であることが多いからなんだろうな…切なくなるよ。
こちらの記事は過去記事にもリンクを貼らせていただいたものですが、この虐待連鎖や弱者への復讐の構造をよく学ばせてくれると思うので多くの人に読んでほしいです。
↓
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そのDV疑惑の男の子は、当時私が恋していた男の子をやたら意識してる感じがあった。
(その話を書いた過去記事はコチラ。
↓
・ラザニアとアールグレイムースとサングリアと。)
「俺があの人のルックスだったら、この中身でも鳥まりさんは付き合える?」
とか。
まあ、確かにその相手は
「カッコいい!
芸能人じゃん!」
「美しい!」
と外見でチヤホヤされる人ではあったが、別に彼(DV疑惑くん)だってルックスは全然負けてない。
系統の違う美形さんというか。
身長は約10センチあちらが低かったし、偏差値でいえば彼の大学が“上”だと言われるだろうに。
…外見なんかじゃなく、肩書きでもなく…。
二人に違いがあるとすれば“安全な泣ける場所”があって成長したか・自己肯定感があるか否か、な気がする。
自己肯定感なのか自己評価なのか愛される自信なのか…言葉選びが難しいな。
その恋してた相手は自分が美形扱いされることもモテることも自覚しまくっていたけど、そんなことより強かったのは…。
ここぞという時に泣けること、格好悪いのを気にもしないこと。
この人と別れようかなーと思って別れを切り出した時があったのだけど、
「やだっ。
別れない!
ぜったい別れない!
ぜったい嫌!!!」
と子どものように率直に人前(…)で表明し、涙さえこらえなかったから。
(そのせいで別れ話は頓挫した)
当時は
「こういう人なんだよな~」
と思ってたけど、男の子が泣けること、嫌だと相手を傷つけない方法で感情放出すること、格好悪い自分を見せるのを怖れないこと…当時も今もかなり稀有なんじゃないでしょうか。
その真逆をいってたからこそDV疑惑くんは歴代彼女にひどい仕打ちをしていたのだと思う。
泣く・感情放出・弱みを見せる…ができなくて暴力と怒りでごまかして、逃げる。
泣ける彼は男らしさの檻や暴力のない家庭で育っていたから、かなあ。
安全な泣ける場所で感情を否定されずに育ったらしかった。
「男の子なんだからとか、泣くなとか言われたことない」
と話していた気がする。
…残酷な話だけど、穏やかで恵まれた家庭の子だった。
経済力や社会的地位・ブランドでは両家は何も劣らないのだろうけど…そこが安全だったか、なのかなあ。
自分は守られているのだと、感情を認めてくれる、安全な場所で心が育ったかどうかの違い。
書いてて色んな悲しさと切なさが溢れてくるわー…
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あ、レディグレイ冷めちゃった。
春はまだまだ冷える。
はじめての方向きの記事と対面カウンセリングのご案内です♪
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