鳥まり、参る!

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2007年の自由研究。

2025年03月08日 | 言いたい放題
【18年前と世界はこんなに変わった】

BSで今再放送している2007年の韓国ドラマ『コーヒープリンス1号店』。

ユン・ウネさんとコン・ユさん(『トッケビ』のキム・シンね)のダブル主演で、韓国はもちろん日本でも放送されて大人気だった作品です。

18年経った今観返すとですね…。

あー。

この時代をよく覚えてる。

こうだったこうだった、こういう時代だった…。


と不思議な気持ちがわいてくる。

今や大スターとなった佐藤健さんが主演、松本若菜さんも佐藤さんのお姉ちゃん役として出演していた『仮面ライダー電王』も2007年作品。

…韓国と日本だし、特撮ヒーローものとラブコメだけど、同じ時代なのが本当~によくわかるのです。

というわけで勝手に言いたい放題させてくださいね、なつかしの2007年について。

(2007年に生まれた子が、今じゃ立派に高校生…光陰矢の如し

1.時代に求められた美男美女、そして似合わなくても流行服一択。

…今より遥かに、端正な美男美女が求められた時代だと思いますね。

 ユン・ウネさんも白鳥百合子さん(『電王』のヒロイン)もキュート扱いではあるけど、今見ると全然大人らしい美人顔。

 コン・ユさんはもちろん佐藤健さんだって童顔キュートタイプではないよねえ。

 チェ・ジョンアンさん(ユジュさん)も松本若菜さん(愛理お姉ちゃん)も秋山莉奈さん(ナオミさん)はもうしっかりと大人美女ですし。

 韓国男性は筋肉質ナイスバディ、日本男性は痩せてればいい、とそこは違いますが、女性達はとにっかく細い。

 筋肉というよりとにかく細い!!

 これも流行を感じます。

 そして、そんな美男美女の素材や魅力をさらに引き出そうっていう発想は全くなかったようで…。

 とにかく皆同じような流行服を着せる。

 当時は薄い布のキュート服とセクシー服が流行っていたみたい。

 ヘアメイクも同じ。

 髪、メイク、全部流行のものだけ。


 美男美女だから何をまとってもそりゃ素敵ですよ。

 でも似合うか似合わないかって言ったらぜったい後者。

 そのアンバランスさが不思議な魅力になっていたのかな?

 多分これは庶民も同じで、とにかく同じ流行の中の限られた選択肢しかないのだから…奇跡的に似合う人・美男美女じゃないとキツイです

2.子悪魔モテ美女の時代

…日本だけじゃなかったんですね(笑)。

 ユジュさんはあっちこっちで男を惚れさせる魔性のモテ女。

 愛理お姉ちゃんもモテモテ美女で、すっとぼけてスルーしてるのは同性なら

 「愛理さん、本当はわかってるよね。

  でもかわすしかないもんね」

 とわかる。

 でもあからさまな小悪魔美女にしてしまうと日本男性には受けないようで、天然演技コーティングしたのが愛理さん。

 ユジュさんはかなり早い段階から生育環境のトラウマから恋愛体質なのが示唆されていて、韓国だからなのか、大人女性がメインターゲットか否かの違いなのか、ああわかって書いてるんだなと思いました。

3.男勝り美女は皆の憧れ!!

…ショートカットにボーイッシュ服も着こなし、男装で働くウンチャンも…。
 
 サラサラストレートヘアーにミニスカートが魅惑的なハナさんも…。

 ケンカが鬼のように強い、男勝り美女。

 あ~これは憧れます。

 ぜったい現実じゃありえないことですからね、

 「こんなに強かったらいいのになあ」

 と思います。

 男性としても、こういう美女に守られたい願望があるんじゃないかと察してしまいます。

 今(25年)の流行思想だと

 「格闘技が好きならアナタの心は男性、アナタはトランスジェンダー」

 とか言うのかね。

 これも違いかな。

4.今じゃ問題な暴力・セクシー描写有り

…『電王』は児童がメインターゲットなことを考えると、ビックリするくらいセクシー要素あると思う…。

 ヒーローものなので守るための腕力を暴力扱いするかは別として。

 主人公は一貫して暴力や弱い者イジメはダメだと主張してくれますが、暴力だらけの世界を描写しますよね。

 多分今のライダーものだったら出方が違うんじゃないかしら…。

 『コーヒープリンス』はわかりやすくセクシー・暴力祭りですわ。

 コン・ユさんどれだけ脱がされるの…とギョッとします。

 誤楽だったのかねえ…女優さんが脱がされるよりは精神的負担軽いのかもしれないけど、やっぱり御本人嫌じゃなかったんだろうか。

5.男に求められない女は映す価値無し、の時代

…最後に気付いたのはこれ。

 モテない=男性から求められない女性。は若くても熟年以降でも全く物語りに絡めず終わるんですよ。

 『コーヒープリンス』のウンチャンはまるで非モテ女子っぽい描き方されるけど、実際はモッテモテですからね。

 あの口の悪いヒーローに最初期から

 「可愛い奴」

 と言われています。

 ウンチャンの妹も

 「エンジェル」

 と呼ばれるモテモテ美少女だし、お母さんもいつまでも複数の同世代男性から求められるワガママ子悪魔。

 『電王』の3美女がスーパーモテモテなのは見ればわかるよね。

 モテない女性キャラクターは全く物語に絡めない。

 『明日カノ』の萌ちゃんが変身前に思っていた

 「透明な私。

  私なんかいてもいなくても、何も変わらない、何も…」

 という言葉がピッタリかもなあ。

 今だったらモテなくても魅力的な女性キャラクターがそれなりにいると思います。

 これは創作物ではなく現実の話だけど、阿佐ヶ谷姉妹のお二人なんかわかりやすく00年代ではなく20年代のスーパースターですよね。

 00年代だったら年齢と性別だけで負け犬・非モテ・オバサン、とわかりやすい“侮辱され”女芸人キャラを求められそうですが、今や彼女達は老若男女に好感度が高いわけで、そんな扱い方したらSNS大炎上必至でございます。

 時代は変わりますね。

【おまけ・今は流行遅れがない?!】

誰かから聞いた話なのですが、今のお子さん達はネット配信・電子書籍などで幅広い時代の二次元作品を楽しむから

「絵柄が古い」

「展開が平成(昭和)」

っていう感覚が上の世代よりずっと薄いそうです。

「この作品は、この絵。
 
 この物語展開」

なだけだと。

ジェンダーレス、エイジレス、ボーダーレス??

ファッションもそうで、昔は

「流行」

で皆がぶわ~っと揃えてまた新しい流行…と乗り換えさせられるのですぐ

「古い」

「ダサい」

「時代遅れ」

になるけど、今はそもそも全員が同じ格好なんてめったにしない。

だから廃れ感も薄いそうだ。

なるほどねえ…。

幼稚園児さんや小学生さんの装いは

「その髪型も服装も、お父さん・お母さん世代どころかおじいちゃん・おばあちゃん世代と双子コーデしても全く違和感ないよなあ…。

 子どもらしい服着ろとは言わないけど、もうそんなに大人っぽい格好を…?」

と思うことが多数。

ここもボーダーレスかあ。

2007年と2025年違いますねえ。

本当に違うよ。

…。

…。

以上です!

あー書けて楽しかった。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます







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