鳥まり、参る!

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セクシーをなめるな!

2024年04月26日 | 恋愛
【エロスを馬鹿にする者ほどエロスで泣く】

相手や事を頭から馬鹿にしてかかることを

「なめる」

といいますが、これは無礼(なめ)の動詞化だと言われているらしい。

セクシーとは性的魅力、エロスは恋愛・性愛という意味だ。

この記事で書きたいのはタイトル通り…実にシンプルなこと。

己の賢さ・高貴さを鼻にかける者ほど、性的魅力を馬鹿にして軽んじてちっっとも磨かない傾向があるけど、そういう人はたいてい人生のどこかで己の低い・あるいは全く持ち合わせていない性的魅力で泣くものだ。

セクシー・エロスの力は時に何より強く優先されるものだ、だから馬鹿にしない方がよくてよ(悪役令嬢風)。


これは実話なんだけど…。

昔とある国では

「王子様のお相手は必ずここの派閥から出す」

と定められた高貴なお嬢様しか所属できない派閥があった。

彼女たちのせいではないけれど、未来のお妃様候補であるお嬢様たちは高貴さを鼻にかけがちだったし、性的魅力…美しく魅惑的に整えた容姿や、受容を感じさせる甘い振る舞いを

「娼婦しぐさ」

「なんて卑しい」

と馬鹿にして全く鍛錬しなかった。

その結果、派閥のお嬢様たちは王子様を全くときめかせることができず、王子様は性的魅力に溢れた庶民のお嬢様に恋焦がれて無理に無理に無理を通して彼女を正式な妻にしてしまったのだ。

身分差別をゆるさない時代になっていたことも大きかった。

プライドを傷つけられたお嬢様たちはこんな結婚上手くいくわけないと思ったけど、セクシーなお姫様は国民からの人気も高く、しっかりと子どもも産み与えてロイヤルな仕事もきちんとこなした。

王子様が即位してからの権力は強固なものに…もはや公式の場でお妃様を馬鹿にすることは未来永劫できません。

…。

前時代的・性差別、色んな問題がありすぎるので細かく語るのは難しいけど。

私は

「エロスを馬鹿にするからだよ!!!」

と思ったんだよね。

ロイヤル花嫁候補派閥にも美人はいただろうし、王子様の好みに寄せられる人もいたはず。

でも彼女達は、彼女達を世話する人たちは、エロス&セクシーを馬鹿にしすぎててちっとも鍛えなかった。

ちゃんとそれらの力を認めて、己を高めていれば、選ばれていたかもしれないのに。

夢のお妃様になれたかもしれないのにさ。

「王太子妃は高貴な存在ですわ!!!」

そうだけど、事実セクシーも綺麗も持っていない女性が王子様に選ばれることってない。

昔々は不貞が当たり前で

「セクシーと美しさは愛人で、結婚は政略結婚一択」

だったかもしれないけど、そんな時代は終わってしまった。

「娼婦になれっていうんですか!!!」

って、そんな話じゃない。

王宮で生まれ育った大根だって、泥を洗って料理しなければ泥つき大根のままなのだと言っている。

「これは特別に高貴な大根で、王宮で栽培し収穫しました!」

と誇っても、泥付き大根は食べてもらえないのだ。


人体は放っておくと汚いものだ…ありのままでいすぎると人間は汚い

実話、それも昔話だから女性の話を書いたけれど

「男性が恋愛で選ばれる」

時だって全く同じ。

相手に選んで食べてもらうには洗って・適切に調理するのは最低限守らねばならぬ。

「僕ちんはエリートだじょ!!!」

「俺様は世界にたった一人の俺様なんだじょ!!!」

と威張ったところで、外見が汚くてコミュニケーションも成立しないような自分なら女性に選んでもらえるわけないのだ。

馬鹿にしたことが巡り巡って自分に大ダメージを喰らわせる…そんな因果応報の話。

「自分は恋愛興味ない、なくていいです」

なら磨かなくて良い。

むしろその方がいいくらいだろう。

でも恋愛対象として選ばれる時にセクシーは無視できないのだ。

求めるなら、頑張ろう。

気位が高くて汚い泥大根はやめとこ。







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