【あの人の苦しみに耐えられるのなら…】
ミュージカル『エリザベート』では、自分を皇后エリザベート(この物語の主役。宝塚版だとヒロイン扱いらしいけど)だと思い込む精神病患者が登場する。
ヴィンディッシュちゃんってキャラ。
彼女の妄想の中では“皇后陛下である自分”はいつでも人々に尊敬されチヤホヤされていて、その地位に酔いしれている。
本物のエリザベートは彼女にこう言います。
「代われるのなら、代わってもいいのよ…私の孤独に耐えられるなら…」
これ、すごくわかりやすい場面だなって毎度
「うまい!!!」
って思うところです。
人が他人に憧れるとき、特にスーパースターやセレブに憧れるとき、人はその人の受け取っているであろう“メリット”しか想像しません。
ですが、メリットだけの人生なんて多分どこにも存在しないでしょう。
【その原動力が幸せだなんて本気で考えているの?】
まーた手塚治虫先生の例を出しますが、わかりやすいのですみません。
(過去記事→・漫画家候補生は手塚治虫先生が憎い。)
手塚治虫先生といえば“漫画の神様”と呼ばれる別格・特別扱いを長年されている漫画家さん。
「自分はそうは思わない!!!」
って人もいらっしゃるだろうけど、私は手塚さんはやっぱり稀有な天才だと思う。
『聖☆おにいさん』に
「僕は同時に7本ほど連載を持っていたけど、どうしてシッダールタくんは1本だけなの?」
というネタがありましたが、あれ本当なんだよね。
「う~ん、この時代に生きた人の価値観だなこれは…」
ってのももちろんありますが、時代を超えたテーマ性を持ったものもたくさんあるし、子どもにも安心して読ませられるほのぼの作品から戦争体験から生まれたのかと思う壮絶なブラック作品もある。
これは私の勝手な考えだけど、手塚さんが最期まで漫画を描くことの原動力になったのは、けして幸せなものではなく…戦争にまつわる壮絶なトラウマ、それを経験して彼が訴えたいと心の底から渇望したものがあったからなのではないでしょうか。
だからね、
「手塚治虫さんのような偉大な漫画家になりたい」
ってもし夢見てる人がいたら…。
耐えられるかな?
手塚さんの味わった苦しみや、まさに命を削りとるかのような仕事のスタイルに、耐えられるかな?
って私は思っちゃう。
とある大御所少女漫画家さんが若き日に、同世代の天才少女漫画家さんに
「どうしてあの人はあんなにすごい作品が描けるの?!」
って嫉妬に苦しんだという逸話がありますが、その嫉妬されていた天才の方は、
「実母からの壮絶な虐待にあっていて、実家にいた時代は365日怒鳴られていた」
…のだそうですよ。
毒親なんて言葉はまだない時代ですが、それにまつわる名作もたくさんたくさん描いていらっしゃる。
私は彼女の作品を読んだとき、
「この場面のこのキャラの苦しみは、365日怒鳴られてた人の苦しみなんだろうな…」
としみじみ思ってしまったものですよ。
その人になるということは…その人の歴史や生活様式、努力、全部全部うけおうことだと思います。
耐えられるかな?(この言葉ばっかり今回打ってる気がする)
【人生、いいとこどりなどできない】
昔
「いいとこどりモテなんてできない、好きな人だけに好かれることはできないのが人生」
って記事を書きました。
(コレ。→・いいとこどりモテなど、できない。)
恋愛のみならず、人生ってそんなことだらけだと思いますね。
スレンダーナイスバディの美女や、モデル体型のイケメンになりたいと思ったことがあるひとは多いでしょう。
私も少女時代何度もそんな夢を見てきました。
もちろん才能があるからこそ彼らはそんな外見でいられるわけだけど、それでも生活習慣がきちんとしているからこそ安定して保てるというもの。
運動、食事…色々それをキープするためのことをやっている。
映画『オーシャンズ8』でアン・ハサウェイさん演じるハリウッドセレブの役が、晩餐会のごちそうを食べるために3日間絶食したと言うせりウがありました。
私はあれ、
「こういう人、たくさんいるだろうな…」
って心底納得しました。
このキャラクターは醜形恐怖症も持ってる役なのか
「この、この鏡に映ってる私…すごく…すごく…巨大に見える…!!」
って泣き出す場面もあった。
こういうスター達、本当にたくさんいると思いますよ。
悪口言われて全く傷つかない人なんて…めったにいないもんね。
ストイックな運動習慣なしにスレンダー体型でいようと思ったら極端な食事制限をしなければいけないし(真似しちゃダメよ)、スター稼業について売れれば売れるほど
「素敵!」
「美しい!」
って言われることも増えるけどきっとその何倍も
「嫌い!」
「醜い!」
って悪口言われるのでしょう。
いいとこどりなど、できない…。
幸せに見える素敵な人が、ある日突然悲しい決断をしてしまうこともある…我々は最近嫌ってほど学びましたよね。
悲しい。
人の苦しみや傷みは、他人にはなかなかわからない。
せめて、それを想像できる力くらいはそっと持っていたいものです。
はじめての方向きの記事と対面カウンセリングのご案内です♪
※対面有料カウンセリングやってます。
※スキンケア記事・まとめ。
※宝塚の娘役さん風・ナチュラルメイクレシピまとめ。
※有名人さん風メイクレシピ・まとめ。
※大学1年生のための外見魅力アップ講座『ホンカワ』!
※モテ服関連記事・まとめ。
ミュージカル『エリザベート』では、自分を皇后エリザベート(この物語の主役。宝塚版だとヒロイン扱いらしいけど)だと思い込む精神病患者が登場する。
ヴィンディッシュちゃんってキャラ。
彼女の妄想の中では“皇后陛下である自分”はいつでも人々に尊敬されチヤホヤされていて、その地位に酔いしれている。
本物のエリザベートは彼女にこう言います。
「代われるのなら、代わってもいいのよ…私の孤独に耐えられるなら…」
これ、すごくわかりやすい場面だなって毎度
「うまい!!!」
って思うところです。
人が他人に憧れるとき、特にスーパースターやセレブに憧れるとき、人はその人の受け取っているであろう“メリット”しか想像しません。
ですが、メリットだけの人生なんて多分どこにも存在しないでしょう。
【その原動力が幸せだなんて本気で考えているの?】
まーた手塚治虫先生の例を出しますが、わかりやすいのですみません。
(過去記事→・漫画家候補生は手塚治虫先生が憎い。)
手塚治虫先生といえば“漫画の神様”と呼ばれる別格・特別扱いを長年されている漫画家さん。
「自分はそうは思わない!!!」
って人もいらっしゃるだろうけど、私は手塚さんはやっぱり稀有な天才だと思う。
『聖☆おにいさん』に
「僕は同時に7本ほど連載を持っていたけど、どうしてシッダールタくんは1本だけなの?」
というネタがありましたが、あれ本当なんだよね。
「う~ん、この時代に生きた人の価値観だなこれは…」
ってのももちろんありますが、時代を超えたテーマ性を持ったものもたくさんあるし、子どもにも安心して読ませられるほのぼの作品から戦争体験から生まれたのかと思う壮絶なブラック作品もある。
これは私の勝手な考えだけど、手塚さんが最期まで漫画を描くことの原動力になったのは、けして幸せなものではなく…戦争にまつわる壮絶なトラウマ、それを経験して彼が訴えたいと心の底から渇望したものがあったからなのではないでしょうか。
だからね、
「手塚治虫さんのような偉大な漫画家になりたい」
ってもし夢見てる人がいたら…。
耐えられるかな?
手塚さんの味わった苦しみや、まさに命を削りとるかのような仕事のスタイルに、耐えられるかな?
って私は思っちゃう。
とある大御所少女漫画家さんが若き日に、同世代の天才少女漫画家さんに
「どうしてあの人はあんなにすごい作品が描けるの?!」
って嫉妬に苦しんだという逸話がありますが、その嫉妬されていた天才の方は、
「実母からの壮絶な虐待にあっていて、実家にいた時代は365日怒鳴られていた」
…のだそうですよ。
毒親なんて言葉はまだない時代ですが、それにまつわる名作もたくさんたくさん描いていらっしゃる。
私は彼女の作品を読んだとき、
「この場面のこのキャラの苦しみは、365日怒鳴られてた人の苦しみなんだろうな…」
としみじみ思ってしまったものですよ。
その人になるということは…その人の歴史や生活様式、努力、全部全部うけおうことだと思います。
耐えられるかな?(この言葉ばっかり今回打ってる気がする)
【人生、いいとこどりなどできない】
昔
「いいとこどりモテなんてできない、好きな人だけに好かれることはできないのが人生」
って記事を書きました。
(コレ。→・いいとこどりモテなど、できない。)
恋愛のみならず、人生ってそんなことだらけだと思いますね。
スレンダーナイスバディの美女や、モデル体型のイケメンになりたいと思ったことがあるひとは多いでしょう。
私も少女時代何度もそんな夢を見てきました。
もちろん才能があるからこそ彼らはそんな外見でいられるわけだけど、それでも生活習慣がきちんとしているからこそ安定して保てるというもの。
運動、食事…色々それをキープするためのことをやっている。
映画『オーシャンズ8』でアン・ハサウェイさん演じるハリウッドセレブの役が、晩餐会のごちそうを食べるために3日間絶食したと言うせりウがありました。
私はあれ、
「こういう人、たくさんいるだろうな…」
って心底納得しました。
このキャラクターは醜形恐怖症も持ってる役なのか
「この、この鏡に映ってる私…すごく…すごく…巨大に見える…!!」
って泣き出す場面もあった。
こういうスター達、本当にたくさんいると思いますよ。
悪口言われて全く傷つかない人なんて…めったにいないもんね。
ストイックな運動習慣なしにスレンダー体型でいようと思ったら極端な食事制限をしなければいけないし(真似しちゃダメよ)、スター稼業について売れれば売れるほど
「素敵!」
「美しい!」
って言われることも増えるけどきっとその何倍も
「嫌い!」
「醜い!」
って悪口言われるのでしょう。
いいとこどりなど、できない…。
幸せに見える素敵な人が、ある日突然悲しい決断をしてしまうこともある…我々は最近嫌ってほど学びましたよね。
悲しい。
人の苦しみや傷みは、他人にはなかなかわからない。
せめて、それを想像できる力くらいはそっと持っていたいものです。
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