車から降りると、
「○○さん、○○さん」
隣の隣、民生委員の○○さんの声です。かけてきます。
「はい」
「○○さん。ちょうど良い時に帰ってきたぁ。お兄さん、今、救急車で○○病院へ連れて行って
もらったから。すぐに行ってぇ」
「分かりました。ありがとうございます。兄が自分で救急車、呼んだのでしょうか?」
「違うのっしゃ。うちに来たの。足、痛いって。救急車、呼んでくれって。それで、呼んで病院へ
連れて行ってもらったの」
「分かりました。それでは、すぐに行って来ます。ありがとうございます」
「いいえぇ、大したことなければいいけどねぇ~」
「あ、はい。大丈夫だと思います。行ってきます」
「気をつけてね」
病院で、
「○○ですけど。兄が今、救急車で運ばれたと聞いてきました」
「こちらです」
見ると、白いベッドの上に寝ています。ピクリともしません。静かです。
なに、騒いだ割には、静かだなぁ。本当にそんなに痛いのかよ?
不思議です。
診療時間外です。
新しいお薬もらって、仮精算します。
少し休んでから、連れて帰りました。