昨日の整体に行った時のことです。
書き忘れを、ひとつ、追加です。
「いでぇでぇ。何すんのや。もういい。こんなところ。帰る」
怒って、ベッドから、起きあがって、降りようとします。
「ちょっと、待って。お兄さん」腕を取って、
「待って、お兄さん、イタイんでしょ。治してあげるから。怒って帰ったって、
治らないんだよ。今度、注意するから」
なだめます。
「怒られちゃったよ。お兄さんに」
大目玉、食らって、びっくりしています。
私も、びっくりしました。私は、ポカンとして、見ているだけです。
イタイってことで、ひる(12時45分ころ)来たのでした。
もう、終わりで、帰りがけってときに、起こったのです。
「ごめん。イタイって言うから、連れて来たけど、どこ痛いか、
全部確認していなくて、ごめん」
「おれも、知らなかったからさぁ」
左の足先と背中、右側部分、肩甲骨の下あたり、それと右肩の
3か所です。右肩がわからなかったのです。
右腕を取って、ゆっくり、上げたり、下げたり、
「どこ痛いの、ここ?それともここ?はっきり言わないとわからないからね」
「いでぇで」
「ここかぁ、もう一回ね」
と言って、腕を上下します。
「ここ?」
「・・・」無言です。
「ここぉ?おかしいなぁ。ときどき、自分でもどこ痛いか、わかんねぇんじゃ
ない」ゆっくり上下します。
「いでぇ」
「わがった。ここだね」
ゆっくりと施術(治療)します。
そうやって、10分ほど、施術します。
ちょっと、痛みが取れたみたいでした。
施術中、兄は、黙っています(ほとんど)。
私たち(先生と私)は、いつも世間話です。面白いです。
「話に夢中になって、施術しねがったりしてな」
先生も冗談を言います。
ふたりで、馬鹿話して、大笑いした、しっぺ返しでしょうか。
ひとがイタイときに、おしゃべりしながら、笑っています(施術、本当に、大丈夫かなと思ったりして)。
一瞬、二人とも、シィ~ンとしたときがありました。
帰りは、二人(先生と私)とも、なんとなく、バツが悪いです。
気を使います。
でも、最後に兄も、「ありがとうございます」とお礼を言います。
私も「ありがとうございます」とお礼を言います。
「今度、もう少し、イタイところ、確認しておくから、ごめん」
「いいやぁ、いいんだぁ、ありがとう。おれこそ気をつけるから、気をつけて帰ってね。
玄関出るとき、気を付けてね。道路に出ちゃ、ダメだよ。ひかれるからね」
先生の玄関はすぐ、道路に面してします。
<つけたし>
整体では、治療することを、治療とは言わない(言うこともありますが)で、施術(せじゅつ)すると言います。
その方が多いです。