今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

ゲッセマネの園

2010-03-05 19:02:13 | musical
ゲッセマネの園
鹿賀丈史さんの「 それぞれのコンサート」 を見てきました。

素晴らしいミュージカルの曲がめじろ押し。改めて鹿賀さんの舞台歴の凄さに圧倒される思いでした。

今まで鹿賀さんが出演してきた舞台、映画のお話をしながら、曲を歌ってくれました。
もちろん「時がきた~This is moment」も。さすがでした。低めの声の響きがとっても素敵。初めて鹿賀さんの低音の魅力に痺れさせていただきました。

一番心にズシンときたのは「ゲッセマネの園」でした。
今まで聞いてきたどの「ゲッセマネ」より心に残りました。すごく納得できた。こういう歌だったのか、と。
「歌う」というより「演じる」というか、演じて歌う、役者魂のこもった歌いぶりで感動でした。
当時23歳の鹿賀さんが、日本初演ジーザスのこの舞台で大抜擢されたのもわかる気がしました。
この時のヘロデ王が市村さんだ~ああ、見たい!

レ・ミゼラブルからも歌ってくれました。レ・ミゼ初演メンバーですものね。
実は私初演見てるけど、確かバルジャンが滝田栄さんで、ジャベールは佐山陽規さんだったと思うので、鹿賀さん見てないのです。見とけばよかったなあ…
「対決」は一人二役。両方の役やってると両方歌えるから便利ですね(爆)
一度歌いたかったという「カフェソング」もよかったです。 私、この曲が始まったとき、ああ、マリウスもやったのか…って思っちゃいました(爆)
最後「彼を帰して」で幕でしたが、その後のアンコール曲は「星よ」。 もうそれまで十分聞いたと思ったけど、これがあったか! 最後の止め!、って感じの貫禄の歌い上げ。素晴らしかったです。


ゲストは田代万里生さん、安蘭けい(瞳子)さん。 瞳子さんは2曲。アイーダから「私は愛する」とウェスト・サイド・ストーリーから「トゥナイト」を鹿賀さんとデュエットで。
瞳子さんのマリアが見られるとは思ってなかったのでびっくり。でも、凄く可愛くて…初々しくて…ハハハ ファンなのでお許しを。
これなら「MITSUKO」もいけるかな?と思いました。。。白状すると、MITSUKOチラシのピンクの瞳子さんを見て一抹の不安を感じてましたので(笑)
いや、演じると入り込んじゃう人だから、大丈夫とは思ってますけど…ってかなり言訳(汗)
少し緊張してたようですが、ロングドレス姿も美しかったと思います、はい。(ファン目線)


田代さんは初めて見ましたが、声量があって元気いっぱい。緩急つくともっといいかなあ。
「対決」「人生はショータイム」「砂に刻む歌」を鹿賀さんと一緒に。


公演後、リピーターチケット売っていたので一度は並んだけど、「フランク&フレンズコンサート」と重なってて無理で諦めました。
というか、FC申込みの段階で諦めたのをその時になって思い出した(笑)
でも~また見たい!って気持ちが抑えられません。見ちゃうかも(爆)
もしまた感想書いてたら笑ってやってください(爆)

今度は6日夜、市村正親さんのそれコン。ゲストは井上芳雄くん。
M!のヴォルフとパパの場面、やるみたいです。楽しみっ!


最後にプログラムから曲目をご紹介します。

1.マイ・フェイバリット・シングズ
2.イエスの台詞『ジーザス・クライスト・スーパースター』より
3.カフェ・ソング『レ・ミゼラブル』より
4.愛が心に忍び込むから『ペテン師と詐欺師』より
5.見てごらん『ラ・カージュ・オ・フォール』より
6.独りで~スーン『シラノ』より
7.チェイン・ソング~対決『レ・ミゼラブル』より
8.人生はショータイム『ラ・カージュ・オ・フォール』より
9.砂に刻む歌『ラ・カージュ・オ・フォール』より
10.彼等の心は天国に~ゲッセマネの園『ジーザス・クライスト・スーパースター』より
11.異邦人~泣かせて~PRIDE~みだれ髪
12.ジキルとハイドの研究室の外~時がきた~変身~生きている(リプライズ)『ジキルとハイド』より
13.彼を帰して『レ・ミゼラブル』より
アンコール
14.星よ『レ・ミゼラブル』より



















ロミオとジュリエット

2010-02-09 08:06:30 | musical
ミュージカル「ロミオとジュリエット」

ルカスとマジャーンの素敵なリーベの歌、あの歌のあるミュージカル、今年、宝塚星組で上演されます。

昨日、宝塚公式サイトに出ました。

こちら


いや~、ロミオ、あっきーで聞いてみたいなあ…なんて思っていたので。

礼音くんとねねちゃんで歌うのね。

どっちかというと、健康的な二人が悲恋の主人公をどう演じるのか…そして歌うのか。

楽しみ~って、博多行く気になってます(爆)


一生を棒に振ります!

2009-09-13 22:21:10 | musical


なんてタイトルだ!と言われそうですが…(爆)

今日は The Musical AIDA 東京公演の千秋楽でした。
凄い盛り上がりでした。
3階席だったので、下の客席、オケボックス、舞台が全部見渡せて、カーテンコールの大騒ぎ(爆)が丸見え。
凄く楽しかったです。

この公演、この盛り上がりの原動力となったのが、指揮者の井村誠貴さん。
ラ・カージュとかレ・ミゼも振ってるんですね。
その井村さんのお言葉、それが、‘一生を棒に振ります’なんです。
ネットで発見したけど、残念ながらサイトが開かない。ど~して~(涙)

が、それはこの際置いといて…










井村さん、とにかく、熱かった!
音作りが凄いドラマチック!
盛り上げ方が上手いし、演奏者の気分を上手く乗せていくんですね。
曲によっては自分も踊ってたし(笑)
それとコーラスのまとめ方が凄く良かったと思います。
歌と演奏とコーラスの迫力に大感動!
カーテンコールで振り返ったとき、胸に赤いバラ?さしてました。
井村さんは東京公演のみなんです。
だから今日で最後でした。寂しい!
大阪の方も熱い指揮者だと嬉しいな。
伊村さん、東京公演お疲れ様でした。
素晴らしいオーケストラをありがとう。
しかし、オーケストラに感動した公演も珍しい(笑)

なんだか、オケの話が長くなってしまいました。
キャストのお話を。
みんな実力者揃いで、歌が上手く、声もよくて、ほんとに耳福な公演でした。
瞳子さんの歌声が聞けたのが嬉しいのはもちろんですが、エチオピアの人たちの歌の上手さ。
アモナスロの沢木さん、ウバルドの宮川さん、エチオピア女性の家塚敦子さん、エチオピア人の杉野俊太郎さんの声も素晴らしい。

エジプト神官の林あきらさん、エジプト王の光枝さんも素晴らしかったです。
エジプト兵のケンタロウさん、角川さん、も良かったし。
伝令の方、乾さんは大阪出られるのかな?ちょっと心配ですが…

ラダメスの伊礼くん、アムネリスのANZAさんも素直で綺麗な声で、とっても良かったです。
伊礼くんは、真っ直ぐな感じがよかった。カッコいいし!
ANZAさんも雰囲気がエジプトの王の娘から王女っぽい、威厳が出てきて凄くよかったです。
素晴らしいキャストに囲まれて、瞳子さんの女優デビューができてほんとによかったなあ、とファンとして嬉しい気持ちでいっぱいです。

みなさん、本当にお疲れ様でした。
大阪公演も成功しますように。

最後、オケボックスの方たちもキャストや観客に拍手したり、手を振ったりしてました。
何回目かのカーテンコールでは、キャストがみんなで伊村さんの真似したり(笑)
いいチームワークでした。
舞台、オケボックス、客席と一体になって大きな拍手が鳴り止みませんでした。
凄い~!
オケボックスにスポットライトがいったのも嬉しかった。
照明さん、GJ!

そんなこんな、劇場全体が一体となって盛り上がったのも、演奏をコントロールした指揮者の伊村さんあってだと思います。

一生を棒に振ります!
そんな熱い伊村さんには、いつか‘キャンディード’を振ってもらいたいなあ!

なんだか、楽の感想、というより指揮者、伊村さんの大賛辞の連発となってしまいました(笑)


とにかく、キャスト、スタッフの皆さん、素敵な公演をありがとうございました。
瞳子さん、改めて、女優デビュー、おめでとうございました。
大阪公演も頑張れ!


追加:
この公演のDVDが発売されるそうです。
FCからは前に連絡が来ていたんですけど、今日、お知らせが出ていました。
伊村さんも映ってるといいなあ…って、そこ?(爆)










ミュージカル「キャンディード」

2009-09-04 14:22:16 | musical
何で今 キャンディード ?

というと…

この前、市村正親さんの懇親会の時、市村さんの口からこの「キャンディード」というタイトルが出てきたからなんですね。
いや、詳しいことは全然わかりませんでしたが。

で、気になってたところ、NHK ハイヴィジョンのミュージカル特集の中で放送がありまして。
見たら、とっても面白かったんです。

こちら

ハイビジョン ミュージカル特集 ブロードウェイ・ミュージカル「キャンディード」
レナード・バーンスタイン作曲
【脚本】ヒュー・ホイラー
【作詞】リチャード・ウィルバー
【出演】
ポール・グローブズ (キャンディード)
クリスティン・チェノウェス (クネゴンデ)
パティ・ルポン (オールドレディ)
トーマス・アレン卿 (パングロス先生)
                              
~アメリカ・ニューヨーク                
  エイブリーフィッシャーホールで録画~ 

録画時期ははっきりしませんが、多分2003-2004のシーズンのものらしいです。
晃教くんがやったころ?かなあ…

キャンディード ってちょっと難しい、音楽はいいんだけど…っていう頭があって、期待してなかったんですが、今回の放送のものはそんなマイナス思考を吹っ飛ばす面白さでした。

舞台でミュージカルを上演する、のではなくて、フルオーケストラの周りに舞台を仕込んで、そこで歌手や演技者が演じる、というコンサート形式になってました。
コンサート形式とは言っても、動きがあって、背景の転換なんかも工夫されてて、見てて全然飽きません。

そして、出演者達が素晴らしい。
パングロス先生役(ナレーターも兼ねていた)がトーマス・アレン。「サー」が付くんだよね。だからトーマス・アレン卿。
オペラで有名な人だけど、くだけてて、怪しくて好色っぽい感じも出てるし、でも先生らしく理屈っぽいところもピッタシ。さすが。
15年くらい前だっけ、ロイヤルオペラの来日公演で見たことがあります。

一番凄い、と思ったのはクネゴンデ役のクリスティン・チェノウェス。
ミュージカルで有名な人。
いつだったか、TVのトニー賞授賞式のパフォーマンスで「君はいい人 チャーリー・ブラウン」のルーシー役で歌ってるの見て、いっぺんでファンになりました。
ソプラノの難曲「着飾ってうかれましょう」だっけ?、あの曲を軽々と見事なコロラトゥーラで歌い、やんやの大喝采!
彼女のキャラも波乱万丈、ジェットコースター的展開のはっきりいえばはちゃめちゃなストーリーにも埋没することなく、ピッタリと嵌まっていて素晴らしかったです。

後はオールド・レディのパティ・ルボン、この人もブロードウェイでは超有名な方。やはりTVのトニー賞のパフォーマンスで見たことあるけど、凄い存在感でした。
彼女は扱いが特別って感じで、役名ではなく、さあ、「パティ・ルボン」の登場でーす!みたいな感じで凄かった。
クラシックの曲も難なくこなしてしまう実力があるんですねえ。素晴らしい!

オーケストラもフル編成で、バーンスタインのお膝元、縁のオーケストラだそうで、リズム感があって、とっても楽しい演奏でした。


キャンディードが難しい、というのは、内容が宗教的で政治的だし、それをブラックユーモアでかなり辛らつな風刺で表現していて、バカらしいくらいのストーリーをあの珠玉のメロディで綴る、というギャップにどこまで乗れるか、ということだと思うんですね。
下ネタもいっぱいだし、良い子には見せらんない(爆)
大人向け風刺漫画的ミュージカルってところでしょうか。

今回の放送のものは、確かにそういうところもちゃんとやってるんですが、あんまりいやらしさを感じない。
それは音楽の力だと思うんですね。
とにかくバーンスタインの音楽の素晴らしさが全てを浄化してしまってるかのような感じでした。


いつかまた日本でやるとすれば、オーケストラをしっかり編成してもらって、歌と芝居の達者な人たちをそろえることが成功の鍵かなあ…と。
























                              


ダンス・オブ・ヴァンパイア

2009-09-03 22:50:52 | musical
昨日から博多座公演ですね
カンパニーの皆さん、頑張って~
暇とお金が許せば私も参加したい。
でも、4月26日で持てる財力全て使い果たした我が身(泣)
リーくん、おっとリー子ちゃんだっけ?どっちでもいいわ(笑)
私を博多座に連れてって~(爆)
博多座は美味しいものたくさんあって大好きです(って、そこですか)
バンパイアたちも美味しいものたくさん食べてるかな…


で、

私も2回ほどお城の舞踏会…いや…盆踊り大会(爆)、うそうそ帝劇に行ってきましたので、今更ですがご報告を。
いや~、やっぱ面白かったです。

役代わりは

8月13日夜
アルフレッド  浦井健治
サラ       大塚ちひろ
ヴァンパイアダンサー  森山開次

8月25日夜
アルフレッド  泉見洋平
サラ       知念里奈
ヴァンパイアダンサー  新上裕也




















まずはアブロンシウス教授役が初演の市村正親さんから石川禅さんへ交代。
どうかなあ…と思っていたのですが、とっても良かったです。
市村さんに比べると若さを感じてしまうけど、しっかり歌が歌えて、可愛い感じもあり、おちゃめな教授でした。
禅さんの頑張り、しかと見届けました。

アルフレッドとサラはどちらのコンビも良かったです。
それぞれに持ち味があって、楽しめました。
みんな歌上手いし。
25日夜は泉見くんと知念さんの楽日でもあり、特に泉見アルフレッドの「サラへ」はとても思いがこもってて凄かったです。

クロロック伯爵の山口祐一郎さん。
13日は調子がいまいち?な感じで、山口さんのあの朗々と響き渡るような声が聞けなくてちょっとフラストレーションでしたが、25日は良かったです。安心。ほっ。
やはり山口さんはあのバズーカ砲のような圧倒的な美声が魅力ですから…
ハードなスケジュールのなか、大変だとは思うけど、まだまだ美声を楽しませて欲しいです。


そして、今回はヴァンパイアダンサーも役代わり。
実は新上さん観たさに頑張って25日のチケットを押さえた私です。

森山さんは‘カッコいいダンス’っていう感じ。
思わず目を奪われてしまいました。
新上さんはダンスというより‘舞踏’っていう感じ。
内面の精神的なものが現れ出ている、って感じが凄く好きです。
特に「抑えがたい欲望」の場面。
山口さんの歌と息がピッタリ、というか、溶け込んでる。
歌の歌詞を新上さんも動きで表現している、というか、身体表現で歌っている、という感じでした。
言葉って、声とか歌とかだけではなく、身体でも表現できるんだ、って思いました。
暗い場面だけど、その暗さが美しい。
初めて2階で見たんですが、照明の美しさもあり、忘れられない場面でした。

あと、レベッカ役の阿知波さん。さすがに上手い!
笑い取るところもさらっとしてるし、お芝居も歌もしっかり。
職人技ですね。

あと、忘れちゃならないお方、クロロック伯爵の息子さん。ヘルベルトさま!
きゃーっ!
25日はお風呂の場面、美しいお御足を真っ直ぐ投げ出して浮いてるみたいなポーズで登場!
泉見くんと腕組んでダンスするところでは、タイミングがずれる泉見くんに「下手っ!」って叱咤されてました(爆)
「小さいの、小さいの、おおきいの~」ってジャンプするところも好きです(笑)
これだけ大胆に、美しく、妖しく、そして面白く見せてくれるのは、吉野圭吾さんしかいないと思います。キッパリ!
博多座でも観客を魅了していることでしょうねえ…
頑張れ~

カーテンコールも大盛り上がり。
手拍子も凄かったです。
新上さんが紙吹雪を散らしながら踊るのが凄くきれいでした。
そして、最後はヴァンパイアの皆さんと一緒に大盆踊り大会(爆)
最初ちょっと恥ずかしい…と思ったけど、やってしまえばこっちのもの(爆)
同じ阿呆なら踊らにゃそんそん…
楽しかった~

このミュージカルはユーモアがあって、面白いところが特徴だと思います。
コメディではないけど、ユーモア感を出すって役者さんの基礎力、実力がないと上手くできないと思うんです。
その点、このカンパニーは凄く良かったと思う。
バランスが取れてて。
山口さんにとっては、初単独主演公演だし、いい舞台になってほんとに良かったと思います。

東京公演のカンパニーの皆様、お疲れ様でした。
博多座でも頑張ってください。