今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

モーツァルト! 感想 その2

2005-06-14 10:28:37 | akinori nakagawa
モーツァルト! 大阪公演 感想続きです。

バルトシュテッテン男爵婦人(久世星佳さん)
演出の小池先生が久世さんにこの役をふった気持ち、
私判る気がします。
毅然とした男爵婦人のイメージにピッタリだと思います。
久世さん本人は宝塚退団後、主にストレートのお芝居で
実績をつくり、成果もあげてきた人なので、歌を歌うのは久しぶりで
初演の時はかなり、苦労されたようですね。
10日、11日(夜)と観ましたが、すごく良かったです。
調子がよくないようなことを聞いていたので、ちょっと心配でしたが
あれだったら、十分でしょう。
声がいいです。
実は私、久世さんと血液型と星座が同じで、
ちょっと親近感持ってます(笑)
大阪公演はもうすぐ、交代になってしまいますね。
帝国劇場でも頑張って欲しいです。

アロイズィア(秋園美緒さん)
ウェーバー家の長女です。ヴォルフを誘惑(笑)します。
何といっても、ヴォルフがウェーバー家に来た時のあの声出し(笑)
のところが圧巻。
やっぱりいい声ですね。

シカネーダ-(吉野圭吾さん)
ヴォルフに大衆の喜ぶ音楽を、と「魔笛」の作曲を依頼する
現在の職業でいえばプロデューサ-です。
「私の名前を御存じか?」というところで、
思わず 「しげちゃーーーん」
と言いたくなったのは私だけでしょうか(爆)
初演よりかなりパワーアップしてます。
そして相変わらず華やかです。

この場面アッキーが客席に向かって
「だれ?たれ?」って聞いてますよね?
席が下手だったのでアッキーの表情がよく見えて嬉しかった!

まだまだM!の余韻が残ってます。
また、おいおいと書いて行きます。



















モーツァルト! 感想

2005-06-14 01:43:38 | akinori nakagawa
モーツァルト! 大阪公演から帰ってきて1日たちました。
いやいやながらもなんとか1日仕事を終えて、ようやく正気(笑)に戻りつつあります。

改めて思い返してみると、本当にすごいもの観たなと思います。
アッキーの素晴らしさはもちろんのことですが、他の出演者の方達、
アンサンブルの皆さん、皆素晴らしかった!
ということで、感想です。

パパ(市村正親さん)
息子のことをひたすら思い、心配し、成功を願う父親の姿が胸を打ちます。
市村さんはこれが始めての父親役なんですね。
最初は市村さんが父親役というのは、どうなのかな、と思いました。
だって主役ではなく、完全脇役です。
舞台では真ん中で輝く人だと思っていました。
でも、さすが、役作りは完璧! 
息子をなんとか大成させようとして、かえって追い込んでしまう。
「終わりのない音楽」の「息子に全てを託し、彼を通し生きよう」という歌詞が
切なく響きます。
リウマチを患っている感じがよく出ていて、役者だなあと思いました。

ナンネール(高橋由美子さん)
ヴォルフを愛し、パパを尊敬し、家族を支え、そして自分の才能は封じ込めて生きる…
健気なヴォルフのお姉さん。
年と共にかつらが変わり、衣装も地味になっていくんですけど、
なんとなく、いつも少女のような雰囲気があります。
でも相変わらず声はとってもよく出ていました。

市村パパ、高橋ナンネール、アッキーヴォルフの3人の家族の場面
とってもいい雰囲気です。

コンスタンツェ(西田ひかるさん)
天才ヴォルフガングの妻
2幕魔笛の作曲場面でヴォルフがコンスタンツェに「帰ってくれ」
と言った後のコンスタンツェの歌,素直に同情できました。
すごくよくなったと思います。
西田さんのコンスタンツェは奥ゆかしい感じがあって、とても好きです。

コロレド猊下(山口祐一郎さん)
ヴォルフの天才を認めるが故に自分の思い通りにならないヴォルフを苦しめるコロレド様です。
猊下はかなーりパワーアップしております。
すごく嬉しそうに演じてないですか、今回
例のシーンは凄いことになってました。
元(笑)ファンとしては、ちょっと複雑な気分。
「僕はウィーンに帰る」の場面、美女を侍らせる猊下がたまらなく好きです(笑)
ここだけはアッキーごめんって感じで、アッキーの歌を聞きつつ猊下を追っちゃってます。
祐一郎さん、そのルックスからいつも2枚目役が多いですが、
猊下みたいなアクの強い役、もっと観てみたい。
絶対いいと思うんですが…

他の方々もいろいろあるのですが、そのうちに…
と言いつつ あと一人だけ
セシリア・ウェーバーの2番目の夫、トーアバルトをご紹介しましょう(笑)
砂川直人さんです。
ヴォルフに向かって「変態!」って言うところとか「サツを呼べ!」って言うところ
たまりません!

あと、アンサンブルが素晴らしい!
音響が良くなったせいか、コーラスの迫力が凄いです。
上手い人が揃っている、ということが最大の要因とは思いますが、
それにしてもアンサンブルで感動したのは、久しぶりでした。

とにかく、モーツァルト! は見どころ、聞きどころ満載!
もちろん、最大の聞きどころはアッキーです!