SHIROHゲキ×シネ 行ってきました。
3回目。
何回見ても、見るたびに新たな感動が…涙が止まらない。
判っていても、やっぱり同じ所で泣いてしまうのでした…
お蜜さんに泣かされるのは、もう、しかたないんですが…
上川隆也さん演じる「四郎」にも、泣かされます。
真面目で控えめなだけに、切々たる思いが胸を打ちます。
ニ幕「光は我らに」の後、楽し気な宴の後のシーン…
シローと四郎の二人だけのシーンです。
シローが「あんたの分まで歌うからさ! まかせて!」と去っていった後、四郎は呟きます…
「主よ、何故彼なのですか…、私ではなく…」と。
シローが無邪気であればあるほど、彼が3万7千人を動かす歌声を持ち、自分には何の力も持たないことを1人苦悩している姿が対照的にあらわされる。
その苦悩の姿こそが「救い」となっていることに気づかないまま…
寿庵の歌う「そんな弱い心のあなたが好き…」という言葉、涙なくしては聞けません…
「弱さ」を感じる、ということは、人間として一番つらいことをきちんと見つめている、という事でもあると思う。四郎はそんな自分を隠さず、民衆を救うことに命をかけていく。
倒れたキリシタンたちがはらいそに登っていく最後のシーン。
死んでしまったお蜜さんやゼンザ達シローの仲間達が出て来て…みんなではらいそに行く時、四郎を見守っているんですよね…もう、苦しまないでいいよって…
あの時の音楽がすごく好きです。切ない…
とおい空にたかく…太陽はかがやく…
もう涙で画面が見えなくなります…
上川さん、アップで見るとその思いつめた表情が、なんともいえず心に訴えかけてきます。
アッキーの無垢なまでの純真さと対照的。
そして、立ち回りのなんとカッコよいこと!
歌も上手いし…君こそミュージカルスターだ!(爆)って偉そうに…すみません。。。
アンコールの「光は我らに」で楽しそうにしている上川さんも素敵です…(浮気な私です(笑)
二人のSHIROHという設定を提案したのは脚本の中島かずきさんだとか。
すごい成功してると思います。
無邪気なアッキーシローと深く考え深い上川四郎。
この二人のSHIROHがあってこそ物語りに立体感があって、各々が輝いていると思うのです。。。。
それにしても、二人ともいい表情ですよねえ~
どっちも愛おしくなっちゃいます。
今日はロビーで売っていたSHIROHの原作戯曲を買いました。
これを読みながらCD聴いたら、どっぷりと浸りきっちゃうでしょうねえ、きっと。
そして、みんなの表情とか思い浮かべたりしたら、もう泣き明かしちゃうかも…
DVDが来たらどんなことになっちゃうんでしょうか。