今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

ヴォルフガングとコンスタンツェ

2005-12-06 06:23:06 | akinori nakagawa
モーツァルト!博多座公演、中川晃教 ヴォルフガング 千秋楽から1週間…
早いッ!

自分の記事を読み返してみて、いろいろ抜けてる…
何と言っても、コンスタンツェのこと、何にも書いてなくて…

投稿してから、あっ!と思ったんですけど、まあ、いいや…なんて(爆)
いいかげんですみません…
で…ちひろちゃん…遅くなって、ごめん!…ということで、書かせていただきます。







































名古屋公演から、コンスタンツェ役は大塚ちひろさんでした。
中日劇場では1回しか観てなくて、今回2度目、しかも、アッキー楽、ということで、ちょっとコンスに対して意識が薄かった。
ただ、中日劇場で観た時、とっても好感が持てたので、その延長で観てました。

プロローグとかってちょっと恐い、というか、一生懸命雰囲気を出そうとしてたのは判るんですけど、やはり、「若さ」が出てました。まだ、舞台経験が足りないかな…

でも、今まで観た中で、一番、アッキーヴォルフと「似合いのカップル」だったと思います。

お互いに年も近いし、アッキーにとっては始めての年下のコンスタンツェ!
松たか子さんも「役」としてとっても良かったけど、ちひろちゃんはアッキーとのバランス、若い雰囲気がとっても良かったような気がします。

歌はソロの部分で一本調子になっちゃうとことか、声張り上げ過ぎ的なところがあったけれど、ヴォルフガングと一緒に歌うところは、そんな感じもなくて、観てて聞いてて、可愛いなあ…と素直に思えました。

そして、アッキーヴォルフとの密着度!
中日劇場でもああだったかなあ…と、記憶を一生懸命呼び起こしてみても、よく思い出せないんですけど…
博多座では凄くなかったですか?!
ただ、博多座初日と次ぎの公演も観てるんですけど、その時はあまり感じなかった…

今回、観ていて「あらっ!」と思うところがあって…
二人のラヴシーン、いえ、kissシーンなんですけど…
うわ~思いっきりいっちゃってる~と何度か思いましたわ…(笑)

まあ、アッキー楽だし、気持ち入っちゃてるのね~と思ってたんですが…
翌日、大楽、井上ヴォルフを観てびっくり。
井上君は凄くライトな感じで、スッキリまとめてるというか、そんな感じで…
アッキーと比べると濃密度がかなり違う…印象でした。

後、魔笛作曲のところ…
「帰ってくれ!」のところもアッキーと井上君、全然違う…
どっちがどうとは言えないですけど、アッキーの勢いというかのめり込み度120パーセント?に慣れてる私としては、ちょっと意外なくらい、井上ヴォルフはあっさり…してました。

ちひろちやん、その場面はぼろぼろ泣いてましたね…
でも、きちんと最後まで歌って…
あそこは観ていてこちらもグッと胸が詰まっちゃう…

その後のヴォルフの表情もいいですよね…
アッキー、初演と比べて、そのあたりの表現がとっても良くなった、というか、背中で「男」を感じさせるようになったなあ…と、改めて感じました。

ヴォルフガングはコンスタンツェの家族には苦しめられていたけれど、コンスタンツェのことはほんとに愛してたんですね…

そんな感じがアッキーヴォルフとちひろコンスタンツェには感じられて、嬉しかった…

モーツァルト!という作品の凄さは、単なる音楽家の生涯、というより、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトという「天才」を見つめる人たちのドラマになってる、というところだと思います。

「書簡集」を読み込んで脚本が書かれてる、ということもあると思います。
私全部は読んでないですけど、ヴォルフガングの手紙って、家族に対しては優しい愛情こもった手紙ですよね。
きめ細かくやりとりあったみたいだし…

まあ…とにかく…終わってしまって…寂しいなあ…

また、いつか…このヴォルフとコンスタンツェにぜひ会いたいです。