今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

錆びるより燃え尽きたい

2007-10-15 20:00:00 | ROCK
13日土曜日の深夜、BS放送で黄金の洋楽ライヴ、ニール・ヤングの「ラスト・ネヴァー・スリープス」を見ました。
うわー、懐かしい~
これは、ニールがパンクムーヴメントに触発されて、新たな方向を目指したころのステージですよね。
まあ、彼の場合、どの方向でも一緒なんですけど(爆)
彼はいつでも彼自身、他になり様がありませぬ。

















しかし!
解説の方も言ってましたが、ほんとに芸のないステージ(爆)
ただ、一生懸命弾くだけ、歌うだけ。
でも、そのエネルギーが凄いなあと。
当時、私はこの映像より、このライブLP「ライヴ・ラスト」の方を聴きまくってました。
古い曲もライブで聴くと迫力あって、新しい曲みたいに思ったものでした。
映像の方は正直あまりよく判らず(爆)
動いてるニールが拝めるのが嬉しいかな、ってくらいの感じで。

錆びていくより、燃え尽きる方がいい

ニールのこの言葉、あるアーティストの遺書にも引用された。
とにかく、この人の活動意欲は凄いです。
アルバム数、曲数、半端じゃありません。
自分を表現していかないと生きていけない人なんだなあ。
見かけは地味ですけど、曲を書き、レコーディングをし、観客の前でパフォーマンスする。
いつでも、どこでも、年齢なんて関係なく、やってることが今も昔も変わりません。
それは、凄いことだと思うんですよね。

成功すると、誰でも守りに入るでしょ。
この人はそれがない。
いつでもやってることが同じです。

11月には新譜が出るようだし…
還暦迎えて、ますます盛ん(爆)
解説の方は「ニールの錆び加減を見たい!」と乙なことをおしゃってましたけど、まだまだ錆びないですね…
錆びる暇がない感じ。

頑張れ~!


ミュージカル「キャバレー」

2007-10-15 00:10:00 | musical
ミュージカル「キャバレー」
13日土曜日夜、見て来ました。
青山劇場

ドイツ、第二次世界大戦前のベルリン。
いろいろな人たちが出会い、別れて行く。
雑多で猥雑で退廃的
そんな雰囲気の舞台






























主演のサリー役、松雪泰子さん、綺麗でした。
歌も見事!
でも、やっぱり、サリーはもうちょっとベタッとした感じというか、逞しさを感じられる存在にして欲しかったなあ。
松雪さんは「綺麗なお姉さん」という感じでした。
もう少し体を張った衣装かな、と予想してたんですが…
綺麗なクラブ歌手的な衣装で…
卑猥でけばけばしい衣装でも、松雪さんが着ると可愛い、というか綺麗に見えてしまう。
サリーの場合、もっと下品に見えてもよかったかな、という感じでした。

MC役の阿部サダヲさん
期待してました!
歌、良かったです!
ブロードウェイミュージカルとして、全然違和感ないし。
でも、あの衣装はどうして?
顔もさあぁ~
何で猫?(爆)
プログラムの写真みたいな、なでつけた髪型でそれに合った衣装がよかったなあ。
もっとスタイリッシュな感じ、想像してたんですけど。
なんだか、MCだけ宮廷ですか?って感じでした(笑)
ここはキャバレーだぞ~!(爆)


作家の森山未来さん
さすがに動きが綺麗で…
横っ飛びで蹴り入れるとこ、凄かったです。
体が真横になってました。
歌も良かったです。

で、私が一番印象的だったのが…
秋山奈津子さんの下宿の大家さん!
素晴らしかった!
もう…ねえ…
秋山さんのカメレオン女優ぶりったら!
何をやっても存在感ある~

この作品は松尾すずきさん演出なんですが、松尾さん流のシニカルな笑いのテイストがかなり入っていて、それがミュージカル自体のストーリーと微妙に‘間’が合わないかな?っていうところがあるんですが、秋山さんが出てるところは、それが全然感じられなかった。

凄い女優さんですね…天晴れ!
歌も上手かったです。

全体的に思ったことは、もう少し小さな劇場で、会場全体がキャバレーみたいな雰囲気のところで見たいかな、っていうことでした。

21日にもう一度行く予定。