今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

神がつかわした奇跡のカンパニー

2007-12-25 22:53:24 | akinori nakagawa

ただいま~
モーツァルト!大楽、見てきました。
素晴らしかった。
アドリブいっぱい。
涙と笑いの大千秋楽でした。


今日の配役です。


ほたるちゃんは初めて。
井上くんも今回の公演は初めて見ます。















































































































井上くんのヴォルフ、綺麗にメイクアップしてる。
鬘も素敵です。
全体的にノーブルでオーソドックスだなあ。
芝居もいちいち納得できる。
そして、衣装が!衣装が!(なんでこんなに興奮する(笑))
定番衣装はやっぱりいい!
見ててなんだか嬉しくなっちゃった(涙)
井上くん、ありがとう…
そして
言ってはなんですけど…
初演の時とはえらい違い(ごめんね)
歌も好みではないけど、上手くなってるのが凄くよく分かった。
きっといろいろ努力したんだろうな…
再演も見たけど、その時はこれほど上手くなった、とは思わなかったので、今回はほんとに格段の進歩があった、ということでしょう。
本人もカーテンコールの挨拶で、ようやくこの作品が掴めた、みたいなこと言ってました…
って…何年ヴォルフやってんだ?(笑)
回りからも、おいおい、みたいに言われて、いや、今までも一生懸命やってたんだけど…と、自分で自分のことをフォローしてました(笑)
正直だねえ。
そういえば、由美子ナンネールも初めて家族になれたかな、みたいなことを言ってましたっけ。
東京だけの短い公演だったけど、カンパニーの絆はますます強まったみたいで、観てて何度も胸がいっぱいになりました。
アンサンブルとか、パパとナンネールとかのデュエットとか聞いてると、何だか胸がいっぱいになっちゃうんですよ(グスグス)


笑いもいっぱいありました。


ウェーバー家のところで、アロイジアが歌ってヴォルフが素晴らしい!、美しい!と言った後、阿知波さんがすかさず


「私が産みました」


もう、大爆笑しちゃいました。
その前、アロイジアが歌い始める前にコンスが「コン」ってやっちゃうところの「コ、コンスタンツェ!?」もありました。



シカネーダーの居酒屋のところも凄かったですよ。
吉野さんのテンション、凄く高かった。
最初に「ブラーヴォ」というところ

ブラ-------------ヴォ

いつもの10倍くらい伸ばしてました(笑)



きました
「私が誰だかご存知か」
知らない
知らない
ときて


気持ち悪い!


KENTAROさんでした(笑)
シカさん、おい!お前!出て来い!と舞台中央までこさせて、謝らせました(笑)
その後仕切りなおしでしたが、


ヴォルフ「気持ち悪くないけど…知らない」
シカ「引きずるねえ」(笑)


会場の拍手の煽りも尋常じゃございません!
シカさん、ステッキぐるぐる回しすぎて後ろに倒れそうになってました(笑)
いや~盛り上がりました!



で、で
プラター公演でもアドリブの応酬が。
これが傑作です!
きっかけはアルコ伯爵。
いつもどおり、胴切りの箱に入れられてから、


「えーい、今日は縦に切ってもらおうじゃないの!」


と開き直りです。
一同一瞬言葉にならない「えっ!」(笑)
アルコ伯爵、


「やっぱり横か~」


ウェーバーの奥さん


「当たり前でしょ!」


これは結構素で言ってましたね(爆)
最後はよっしーヴォルフ


「ザルツのみんなにに切られるところを見せてやりたいよ!」


場内大爆笑。
もう、このカンパニー、何ですか?!お笑い一座でしょうか(爆)
ナイス突っ込み&フォローの連続でお腹が痛い(爆)
よっしーもやるねえ!見直した~って偉そうにごめんなさい。


いやいや、楽しくて面白くて…ほんとにいいもの見せてもらいました。
こんなに仲のいい、チームワークのいいカンパニー、今までなかったんじゃないですか?


あっきーヴォルフと違うところは狂乱の場、アマデのことを「悪魔」って言ってた。
そうか…
あっきーヴォルフは「家族を引き裂いた」って言ってるね。
アマデのことをどう捉えているか、ということがこの作品をどう捉えているか、に繋がるんだ、ということを思いました。


最後のカーテンコールは
涼風さん、hiroさん、由美子ナンネール、山口祐一郎睨下、市村パパのご挨拶。
仕切りは井上くん。
井上くんが、今は頭の中が真っ白ですが、頑張ってしゃべります、と言って切り出しました。
ようやくこの公演でこの作品の全体像がなんとなく分かった、みたいな、ことを言ってました。



涼風さんは、いつも緊張して「星から降る金」を歌ってたそうです。
心臓が喉くらいまで来てた。今度もしまたこの作品に出られたら、もっとお稽古して歌いたい、と言っていました。
途中参加でしたからね。
涙ぐんでしまって…えいっと自分で自分の頭を叩いてました(笑)
私は涼風さんの男爵夫人、大好きです。
何が好きって、星金を歌ってるとき、市村パパの方に向かって歌うこと。
香寿さんは会場に向かって歌ってた。
涼風さんの歌い方だと下で演技している、ヴォルフ一家と男爵夫人が一緒に舞台を作ってる気がして、凄くよかった。
香寿さんの時は上と下で別々になっちゃってたと思う。
また、男爵夫人で出て欲しいです。



hiroさんは、昨日挨拶の言葉を一生懸命考えたけど、今は言葉が見つからない。キャストやスタッフのみなさんに感謝している、というようなことでした。
hiroさん、この公演中にほんとに上手くなった。これからが楽しみですね。
今日はすごくやりやすそうだった(笑)
段取りがいつも違ってるあっきーヴォルフとは違いますから…(苦笑)



由美子さんは、今回初めてほんとの家族になれたかな、というようなこと。涙ぐみながら話していて、こちらももらい泣きしてしまいました。初演からですものね。体力的に大変だった、というようなことも話してた。いつも健気なお姉さん。お疲れ様でした。
そうそう、井上くんが紹介するとき、「古株の由美子さん」みたいな紹介して(笑)、由美子さんはちょっとふくれっつら?してた(笑)


山口祐一郎さん
みんなが頭の中が真っ白といっているけど、自分は頭の外側が真っ白です…と言って…
あれ?白髪のことか?と思ったんですけど(爆)
そんなに白髪なの?(笑)
おじさんは頑張ります、みたいなご挨拶だったかと。
睨下、素晴らしい歌をありがとう!
「ま~じゅ~つ~」の「つ」のところの力の出し方がいつも凄いなあ…と驚嘆してました。
凄い力技!
エコー無しで頑張ってたし、ほんとに今回は堪能させていただきました。


市村正親パパ
「心を鉄に閉じ込めて」の歌を自分への戒めのつもりで歌ってきた。この歌を思い出してこれからも精進したい。とのご挨拶。
いや~
日本を代表する俳優の一人なのに、この謙虚さ!頭が下がる!
市村さんを見てると、ミュージカルってただ単に歌が歌えるだけじゃだめなんだっていつも思います。
まず、役者であること。歌心は後からついてくるものなんだと、いつも思います。
市村さん、ご苦労さまでした。いつまでも厳しいパパでいてください。
でも、カーテンコールでのアマデとのやりとり見てると、自分の子供とかにはめちゃめちゃ甘いんだろうなあ(爆)


最後の最後であっきーとあと2人のアマデと小池先生が登場。
あっきーはミッソーニ?風の複雑な模様のダブッとしたセーターに黒のパンツ。
デジカメを撮りながら登場。
小池先生が挨拶し始めても撮ってたから、はらはらしちゃった(汗)
すぐ辞めたけど。
挨拶は
今日舞台で見ていて、改めてこの作品に感動した。昨日1日早く千秋楽だったけど、終わって寂しい。みなさんに感謝したい。というようなことだったかと思います。


小池先生は例によって言葉いっぱい喋るけどポイントが掴めない(爆)
再演の予定は今のところないそうですが…(会場から「え~っ」と声が…)
みなさん素晴らしい俳優さんなので、いろいろ舞台に出るから、いっぱい観にいってください。私のも見てください(爆)
って、なんだか、ちょっと訳わかんないご挨拶(爆)
今年は日本初演の「スカーレット・ピンパーネル」があるからね。先生、お願いしますよ!我が贔屓が出るんですからねっ!!
…って、ちょっと脱線しました。お許しを。


そんなこんなで泣いたり、笑ったりの素晴らしい千秋楽でした。
こんなに暖かさの伝わってくる素敵なカンパニー、ぜひ、また、いつか会いたい!
サンタさんにお願いしよう(爆)


そうそう、一番最後の幕前、よっしーヴォルフとほたるアマデがサンタの赤い帽子を被って登場。
昨日のあっきーヴォルフとありちゅアマデと同じ。
最後はよっしーがほたるちゃんを抱っこして消えていきました。


キャストのみなさん、スタッフのみなさん、オーケストラのみなさん、素晴らしい舞台をありがとう!!!
お疲れさまでした。


あっきー楽はまた後日。
順序が逆になっちゃうけど、すみません。