今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

SHAMPOO

2008-06-22 23:45:08 | akinori nakagawa
6月17日、18日と2日間、赤坂スイートベイジルに中川晃教くんのライブ「shampoo」に行ってきました。

結論から言うと、私、おわくりコンサートよりも楽しめました。
何故か。
あっきーが元気が良くて楽しそうに歌ってたから。
おわくりコンサート(東京)の時は声も伸びてないし、本人があまり楽しめてないように見えたんだけど、今回は何より本人が楽しそうだったように思う。

サウンドは前触れがあったように、テクノポップ?というかクラブ系というか。
ヘアスタイルも一昔前のテクノポップ系のグループ‘ピチカートファイヴ’とかみたいな。
ステージ正面があっきーでシンセサイザーのキーボード、横にも小型のキーボードが1台置いてあって、弾きわけてましたけど、ほとんど正面の大きいキーボードを使ってました。

あっきーの左に浅野氏。右がwatanabe 氏でした。
あっきーは17日は白いシャツ(襟が立ち上がってるみたいの)、18日は細かい幾何学模様の上下。どうやらファーストアルバムのジャケットになってる服みたいでした。
両日ともサングラスをして登場。1曲目が終わってから外してました。このサングラスもテクノ風を意識してですよね。



以下、感想ですが
辛口です。念のため。

2日間トータルすると、終わりよければ全て良し的な感じでした(爆)
17日より18日の方がライブとしてのテンポがよかった。

ただ、МCはダメ(爆)
特に17日は寒い、寒い。
「この髪型、僕の周りでは好評なんだけど」
ええええ~っ →これ、客席から一斉に(笑)
「賛否両論ってことで…」
客席… しーーーーん(爆)
心の中で…「賛」はないっ!と突っ込んだ私(笑)


曲と曲が繋がらないし、折角アップテンポにやっても、その後のトークでしゅーってしぼんじゃう。ライブの高揚感がありませんでした。
しかし、あっきーは結構ご機嫌で長く喋ってました(苦笑)。
なんと言うか…
あっきートーク炸裂でして、しかも自分だけ浸りこんでるみたいで、客席とステージのあっきーとの一体感はなかったです。
もっと、客を楽しませてよ!って、思いましたのであります。。。。。うーん。微妙。

18日はさすがに(爆)誰かに言われたのかどうかわからないけど、トークは短くなってました。「今日の目標はあまり喋らないこと」って自分で言ってましたね。会場爆笑でした。
そのせいか、17日よりテンポよくライブが楽しめたと思います。


でも、ねえ…
私が初めてあっきーのライブに行ったのが、2003年の渋谷クワトロでの初ライブ。その時は凄い盛り上がりで今とは全然違いました。その後のディナーショーやら中野サンプラザ「マタドール」コンサートを見て、たどたどしい、ぐるぐる回っちゃうМC聞きながら、場数が足りないのかなあ…というのはいつも感じまして。
でも、今後ライブ慣れしてくれば、凄く良くなるはず、歌はいいんだから…と思い続けて早何年がたったのでしょう(爆)
最初に見たクワトロライブが一番良かった!って未だに思えるのはどういうことですか?(笑)
そういえば、あれはあんまりMCなかったかな?(笑)


今回はテクノということで一抹の不安がありました。あっきーの声は電子音には合わないって思ってたから。で、やっぱり合ってないです。はっきり言って。


やってもいいと思います。でも、あっきーの本領はテクノじゃない。
あっきーの声には、何も足さない、何も引かない、というのが一番だと思う。だから、ライブの一部として実験的に試してみる、というスタンスだったらわかるけど、ヘアスタイルからファッションまでテクノ風にしてまでのライブ、というのはどうなの?

思いつきでやってもいいものはできない。
どうせ、やるのだったら、十分研究して、その上で徹底的にお願いしたい。
雰囲気だけ取り入れても中途半端になるだけです。

私、YMOも聞いてたし、打ち込み系の音楽が嫌いではないんです。クラブ系の音楽、グレース・ジョーンズとか大好きだったし、ハワード・ジョーンズなんかも大好きでした。日本公演も行ったし。(ちょっと古くなってすみません)
どうせ、シンセサイザーで打ち込み使うならあれくらいカッコいい音楽を目指して欲しかったなあ。
Watanabeさんがカッコいいからって、すぐにはマネできないですよね。カッコよくなるためには鍛練が必要です。


あっきーには素晴らしい声があるのだから、シンセに頼らなくたっていいのにね。
自分の声で、その声に合った歌を歌っていくのが一番だよね。
でも、遊びたくなるんでしょうね。若気の至りっていうやつ?
わかるけど、遊んでもいいけど、軸足だけは自分のところに置いてほしい、といのが願です。


浅野さんのことを少し。
「チャイナガール」の‘泣き’のギタープレイにはゾクゾクしました。あっきーより浅野さんの方に意識がいっちゃった(笑)
あのきれいなエメラルドグリーンのギターがよかったですね。浅野さんのギターは職人気質。あっきーの邪魔しないように、でも、しっかり支えてくれる。ソロはソロでしっかりと。
百戦錬磨というか。
音もいい音出してます。惚れ惚れ。
ライブ終了後、すぐに物販されてて、これも驚き。


アンコールがあって、17日はそのままあっさり終了となったんですが、18日はさすがにもう1度出てきてくれて、また1曲あるかな?と思ったけれどありませんでした。


この企画はこれからもあるようです。
次回も同じメンバーだったら、またテクノかなあ。この会場にはテクノサウンドは合わないような気がするんだけど。
シンセサイザー使うのだったら、もっと使いこなして、いいサウンドを作って欲しいと思います。


ただ…
やっぱり…
あっきーの声を生かすコンサートが聴きたい。