宝塚花組公演 「アーネスト・イン・ラブ」
国際フォーラムC
1月15日 18:00
見てきました。
面白かった!
2005年の花組公演を見ているのですが、その時もすごく面白くて
印象に残っていたので、今回も楽しみでした。
原作はオスカー・ワイルドの戯曲「真面目が肝心」
ということで、ウィキで見てみると、ワイルド先生、機知にとんだ素敵な言葉をたくさん
残しておられる。
「外見で人を判断しないのは愚か者である」
「うわさになるより悪いのは、うわさされないことだけである」
「ありふれた富は盗めるが真の富は盗めない。人の心の中にはだれにも奪えないとほうもなく尊いものがある」
「自分らしくあれ。ほかの人の席はすでに埋まっているのだから」
素晴らしい。
高校の時、「幸福の王子」を原文で読む授業があって、英語の楽しさをちょっと味わったことがあって。
ワイルドっていいなあ、と思ったことを思い出しました。
で、本題です。
今回の花組公演は、明日海りお(みりお)さんと花乃まりあさんのトップお披露目公演。
そして、お正月にふさわしい、明るくて楽しい舞台でした。
みりおちゃんは抜群の安定感。歌もうまいし、演技もいいし。
素直で明るいアーネストにぴったり。
花乃まりあさんはしっかり見るのは初めてでしたが、とても良かったです。
執事の高翔みずきさん、ブラックネル夫人の悠真倫さんもとても良かったです。
このストーリーで面白いのは、架空の人物を作って、その人物を口実にして煩わしい世間から
逃れる習慣をしていたことがベースになっていること。
考えると自分にもちょっと経験が…
「親戚の法事があって…」とか、「母が具合悪くて…」とか言って、行きたくない会合なんかを
断ったりしたことがあります(爆)
面白いストーリーだけど、風刺が効いていて、ちらっと貴族社会への批判めいたものも感じられて
いろいろと楽しめる舞台だったと思います。