今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

エリック・クラプトン —12小節の人生—

2018-12-06 18:37:02 | ROCK


昨日、12月5日、レディースデイで、エリック・クラプトンのドキュメンタリー映画を観てきました。
タイトルの12小節というのは、ブルースの演奏におけれ基本単位のこと。
ブルースに憧れた少年時代から現在までの人生が、音楽とともに本人、関係者のインタビューで浮き彫りにされていました。

エピソードとしては知っていることも多かったけれど、改めて関係者や本人のインタビューが重なってくると、いろいろな事情や裏側とか知ることができて面白かったです。

特に、マディー・ウォーターズやBBキングやアレサ・フランクリンなどのR &Bの大御所たちとの関係が、とても興味深かった。

クリームがアメリカで大ヒットになったことから
「 彼らのおかげで白人にもブルースを知ってもらえたし、そのおかげでそれまで入ることも出来なかった場所にも行くことができるようになった。」
「 アメリカでブルースを聞くということは、公民権運動を認めることだ」

映画での言葉をはっきりと覚えてはいないのですが、彼ら黒人ミュージシャンの言葉が重く響く。
まだまだ偏見の強い時代だったあの頃、クラプトンがイギリス人だったからこそ、アメリカのブルースマンたちとの繋がりをこだわりなく築けたのかな、と思いました。

今年8月に亡くなったアレサ・フランクリンとの録音場面も、クラプトンの演奏している姿はなかったけれど、アレサのパワフルな若い歌声との共演が素晴らしかったです。

そして、ドラックやアルコール依存に苦しんでいたこととか、その頃の実際のステージ場面もあって、見ていて辛い場面もありました。
私も行ったけれど、初来日の武道館公演のあたりも苦しんでいたころだったんですね。

息子を亡くした後、たくさんの人からの手紙の中に、亡き息子が父クラプトンに当てたハガキがあったというエピソードには泣かされました。
「ティアーズ イン ヘヴン」が静かな歌だけに、父として親としての思いが溢れて涙無くしては聞けなかった。
涙が止まらなかったです。

最後のマディー・ウォーターズの言葉も胸に染みる。
ぐっときました。

幼いころの複雑な家庭環境、母親の拒絶、その心の空白を埋めたのがラジオで聴いた音楽、ブルースだったんですね。
しかし、女性の入れ替わりが凄い(笑)
有名なのは、ビートルズのジョージ・ハリソンの奥さん、パティさんとの恋愛ですよね。
なんせ、「レイラ」や「ワンダフル トゥナイト」という名曲はパティさんのことですから。
でも、そのパティさんとの結婚後も他の女性と関係してたりして、もう何が何だか。

しかし、それも、母親から愛されなかったトラウマがあるからなのかなと思いました。
でも今は3人の娘さんに恵まれて幸せそう。


ヤードバーズ、クリーム、ブラインドフェイス、デレク&ドミノスなど、音楽が懐かしかったです。
ビートルズとの場面もあり、「 僕のギターは泣いている」とかも超懐かしかった。
私の青春時代!(笑)
惜しむらくは、クラプトンに歌うことを勧めたデラニー・ブラムレットや依存症からの復帰を支援したピート・タウンゼントのことも触れて欲しかったなあ。

ドキュメンタリーなので、一般的な娯楽映画とは言えません。
ファン向けの映画だと思います。

でも、ブルースに惹きつけられた一人のギタリスト、ミュージシャンの生き様を通して描かれる姿は、様々な障害を乗り越えていく人に勇気を与えるのではないかなと思いました。













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