東京タウンウォッチング 横浜開港Y150「ワールドグルメレストランと赤レンガ倉庫」
「国際交流・都市交流」をテーマに、横浜、函館、長崎など開港5都市のパネル、物産など「ワールドマーケット」とロシア、韓国、フランス、イギリスなどの「ワールドグルメレストラン」が「赤レンガ倉庫」脇にテント張りで立てられている。
レストランのイメージパースをネット上で見た時は、いかにも世界のイメージがあり、ランチは絶対にここ! と期待させるものがあったが、ナント現実との違いは…!?
開港5都市の展示も本気度が疑われる、お付きあい的陳列で間に合わせの印象。
結局の処、ランチは「赤レンガ倉庫」内のショップがお勧め。こちらの方が年季が入ってきて、ワールド的雰囲気も出ている。
「赤レンガ倉庫」は明治末期に国策で進められた煉瓦造りの重要建築物として由緒がある。三菱倉庫の建築で、設計が当時大蔵省の妻木さんという部長。東京駅の設計に携わった辰巳金吾氏と双璧といわれた方だそうである。
横浜が譲り受け、何十年越しにかけて整備し横浜の大記念イベントに間に合ったのも、関係者にとって感慨深いことと思う。
ところで、ヨコハマはJAZZ発祥の地、ジャズが似合う街でもある。個人的に赤レンガ倉庫の岸壁に立って港を眺めると、以前アメリカのジャズ発祥地「ニューオリンズ」の想い出がだぶってくる。街じゅうが古き良きジャズ一色で、日中からレストランのテラスでバンドが入ったり、ミシシッピー川の岸壁の縁で少年が独りサックスを吹いていたりetc. ~独り旅だったこともあり、いやぁ~楽しかったですねえ。
赤レンガ倉庫や「象の鼻」辺りに、そんな空気感が漂ったら……夢ですね。