陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

給与日前のため息

2010-07-02 09:00:59 | Weblog
朝、出かける前に、(参院選の)政見放送をチラリと見た。
さる現職のお方が、こんなことを言っていましたぞ。
「父親がプラスチック成形の町工場をやっていて、
給与支給日の前になると、ため息をついていた。そんな家庭に育った」と。
庶民の生活、零細企業の実態を知ってますよ、と言いたいのでござりましょう。

そのお方は、素晴らしいプチブル環境で育ったのでござりますなあ。
ワタシは、その父親が羨ましいですなあ。
給与日の前になるとため息をつく、
一度でもそんな境遇になりたいものでござります。
夢のまたユメでござりますがね。
毎日、ため息をつく者の願望はそうなのでござりますよ。

政治家になると感覚がズレてくるのでござりましょうなあ。
だんだんと。
え?
オマエの、そのプア感覚の方がズレている?
そうかもね。
長年底辺であがいていて、お日様を忘れてしまいましたからなあ。

カン氏の消費税増税発言も批判されていますなあ。
「軽口」「ぶれている」などなど。
当然でござりましょう。
年収200万円と言ったり、300万円と言ったり、350万円以下と言ったり。。。
本人は、例えばのつもりでありましょうが、
それで国民は右往左往するのでござりますゆえ、
場当たり的なことは言わんといて欲しいものですなあ。

新聞によると、
年間「所得」が400万円未満の世帯は 46.5%(2008年)だという(厚労省 国民生活基礎調査)。
全世帯の半分が消費税負担ゼロになるの?
へ~え、そうなん?
しかし、「年収」と「所得」でも全然違うのでござりますからなあ。
コメント
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