陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

新年でござる

2013-01-01 10:28:49 | Weblog
年が明けましたでござる。
プアのワタシにも正月が来ましたがな。
いやぁ、おめでたいことでござりまする。  

あんたはんもええ正月を迎えましたかな?
えっ?
何がめでたいものか、おめでたいのはオマエのアタマだけや、ですと?
まぁまぁ。
ワタシも、昔はそう思うておったけどな。
けど、だんだんと歳をとり、プアの境遇にどっぷりと浸かっておると感じ方が違うてくるんですわ。
分かるお人には分かると思うけど、
この世の中で、プアが一年を生き延びるちゅうのは、大変なことでござりましてな。
ましてやこの数年、民主党政権下でどんどん沈んでゆく世で、
アタマだけやのうて足腰が思うように動かん者が、おまんまを得るのにどれだけ苦労するか、
それを考えると、正月を迎えるちゅうのは、奇跡みたいなもんですわ。
一年が過ぎたら正月が来る、そういうもんじゃあないんですなぁ。
来年の正月がどうなっておるか、ワタシなんぞは想像だにできませんがね。

まぁ、そういう正月なんやが、以前は、大晦日の日は楽しみでござりましてな。
「明日は年に一度のお休みやぁ」と思うと、心が浮き浮きしてきたもんです。
実際には、当日になると何もすることがのうて、
と言うよりも、何をしたらええのか分からんので、
手持無沙汰で、コタツで焼酎を呑んで寝てしまうだけやったんやけどね。

けど今年は違いますよ。
正月とはいえ、今日は普段の火曜日と同じ。
何も変わりはござりませぬ。
違うのは、雑煮を食べたことくらいですかな。
朝、真っ暗な時間に起きて歩きはじめ、明るくなれば富士山を横目にヨタヨタと歩き、
戻って朝風呂に入り、ごはんを食べて、掃除をして、
さぁ、そして机の前に座るんでござりますよ。
そう、今日は仕事始めの日ぃなのでござりまする。
ワタシにとっては。
普段と何ぁ~んにも変わりはござりませぬ。

初詣?
そんなもん、行きません。
ワタシは、何も分からん子供の頃は別として、神社仏閣で拝んだことがないんですわ。
見物に行くことはあっても、手ぇは合わさんのでござりまする。
例外のところはあるけど。

年末に、久しぶりに上の息子が家に来たんやけどね。
旅行に行ったとき買うてきた、ある神社のお守りを土産にくれましたがな。
ワタシは、そんなもんは足で踏んずけて捨ててしまうんやけど、
息子は知ってか知らずか、
そういう話しをしたことはないのに、例外にあたる神社のお守りでしたがな。
例外のところは、片手の指で数えられるほどなんやけどねぇ。
机の引き出しにしまいましたがな。

いや、余計なことを書いてしもうたけど、
さぁ、仕事でござります。
こういうのを「怠け者の節句働き」と言うんですわ。  
コメント
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