ナベブログ

クルマ好きな元同人絵描き
わたなべやすおのブログです。
(現在は同人活動は無期限休止中です)

おすすめのMONO

2011年11月20日 16時57分31秒 | カメラ その他雑記




消しゴムの話ではなく(笑)
まぁ、MONO消しゴムがお勧めなのは言うまでもないことですが(^^;)



先日M●NOマガジンという雑誌を買いました。
理由は「LUMIX読本」見たいな冊子が付いていたからです(^^;)




GX1発売を記念しての付録…というお題目ですが
まぁ実際は広告でしょう(笑)
内容は今までのLUMIXの軌跡紹介と開発者インタビュー、
そして現行LUMIXラインナップ紹介と「お約束」です。



ただ、…会社で買ったこの雑誌ですが、この別冊への食いつきが
すごく良いのが面白かったです。
見せろ見せろで全然自分が見れず(笑)

新しいGX1、端正な佇まいが好印象なようでして
早くも人気機種になりそうな感じがしますです。


LC1に似ている…という話ですが、正面から撮った写真を見ると
かなりそれっぽい…と私は今回初めて思いました(^^;)
レンズ上のボリュームが少ないのと、AF窓がない…という違いはありますが
意外やそっくりなたたずまい。
もちろんGF1にも似ていますが、明らかに仕上げが違うようで
クラシックテイストではないけどトラッドで、さらにモダンな姿は
多くのカメラに関心がある人々に訴えるものなのかも知れません。



自分も使っているLUMIX Gシリーズ。
GF2ユーザーですが、マイクロフォーサーズのLUMIXは
本当に他にも薦めやすいカメラだと思います。





先ずは小さいこと。

ボディが小さく軽いカメラやこれ以上に小さいカメラシステムは他にもありますが
一眼としての画質を十分満足させた上でレンズも含めて全部が小さいというのは
マイクロフォーサーズだけだと思っています。

新しいXレンズの標準ズームとGF/GX系の組み合わせなら
それこそポッケにはいるサイズです。
もちろんパンケーキレンズならさらに小さく軽快です♪




そして画質に優れること。
センサーの大きさが適切なのでしょうね。
小型カメラとは思えない「一眼に期待する画質」を
上記の携行性とともに叶えてくれます。

またレンズも安くて優秀なものが揃っていると思います。
小さいのに写りが良い…というのは嬉しくなってきます(^^)

また昔は自身も嫌がった電子補正ですが、これまた技術であることを
今自分自身が思い知っています。
本当に気軽に持ち出せる小型さでありながら、実写での画質は他と同じか
それを凌駕できるものであり、撮影の楽しさも一眼そのもの。
レンズ等の安さと併せて、より多くの人が写真表現を楽しめる
キーデバイスになっていると感じています。

これは本当に大きいと思っています。




そして最後が価格の安さ(笑)

高い機体でも、レンズでも
20万円超なんてものはマイクロフォーサーズにはありません。

高性能で写りもいい…でもお高いんでしょ? では寂しい訳で。
一番高いボディはオリンパスのE-P3で7万円台、
一番高いレンズはLUMIXのウルトラワイドズームの7-14で実売8万円です。
ちなみに同焦点距離のフォーサーズレンズは16万円です。

そして広角はフィッシュアイから望遠はフルサイズ換算600mmまで
レンズは揃っています。

何でも撮れる、安く楽しく気軽に、そしてきれいに撮れる、これは大きいと思います。






GX1、ヒット作になれるかどうかは分かりませんが
お勧めできるカメラ…というかカメラシステムだと私は思いますです。



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ホルガ

2011年10月29日 16時12分32秒 | カメラ その他雑記

ホルガのレンズを買ってみました(^^;)


有名(ですよね?)なトイレンズです。
トイカメについてたレンズを再設計(!)してデジカメ用に作ったそうで
マイクロフォーサーズ用のレンズも出ていたのですが
実は前々からねらっていました(^^;)
そんなことを考えのんびりしていたら、mixiで某氏に先を越されてしまい
うわーやられたー涙にくれながら私も頼んだのは内緒です(^^;)



これが外観です。



絞りはF8固定(?)だそうです。
ピントは外周を回して合わせます。

レンズキャップは超安っぽく、後のはバヨネットのツメにはまるのではなく
レンズの後の出っ張りにはまる形です(^^;)
リアキャップ買ったほうがいいのかなぁ??

付いていたパンフに「マウント部より光が漏れることがあります」
そして「これもHOLGAの味と割り切るかパーセマルテープを自分で貼って
直すかして楽しんでください」と書いてあります。

トイレンズと分かっていれば笑える部分ですが
ギャグが通じない人間はここでリタイア確定ですね(笑)



ちなみにこれがレンズの箱。


すごい安っぽさです(^^;)
届いてみて箱を開けて、これだけでも大笑いできたので
買った甲斐はありました(笑)




そしてこれがアクセサリー類。


完全にオモチャのデザインですよ(^^;)
本体レンズよりコンバーターの箱に力が入っているというのが素敵です♪

左からワイドコンバーター・テレフォトコンバーター、フィッシュアイコンバーターです。
フィッシュアイの箱は直球過ぎ(笑)
ちなみにフィッシュアイといいながら全くフィッシュアイにはならないという
素晴らしいコンバーターです(爆)

APS-Cのカメラ用のホルガレンズなら魚眼になると言う噂もありますが
サンプル見る限りはただ歪曲するだけで、しかも無理やり丸く切り取っただけに見えます。
(要は画面を丸く切り取るようにケラレを入れてるだけ?)
いずれにしても魚眼効果は眉唾モノ確定です(^^;)




そしてサンプル。







プラレンズらしい柔らかい写り…悪く言えばぼんやりした写り(笑)
要はこれが狙いだったのです。




最後は「たまゆら」出てますよ(笑)

多分にレンズ内での内面反射で出る現象であって、
(だからちょっとでもずれると出なかったりするのでしょう)
ぶっちゃけ霊的でも何でもないものですが
うちの今までのレンズたちでは出ないものなので新鮮です(^^;)


太陽とか入れると昔の携帯電話とかのように光が派手に散ってくれます。
これはできるだけ逆光などの悪条件で撮ったもの勝ちかも知れません(^^;)

カメラ内のエフェクト機能等と合わせて思い切りトイカメチックに
絵を”作っていく”のはなかなかに面白いです。

ちなみに先の「たまゆら」は撮影時には液晶に見えず、
撮った画像の表示で初めて出たので意思入れして出すのは大変そうです(^^;)







写真って、きれいに写れば絶対に良い…のではなく、
フレアやゴースト、またレンズ性能によりシャープネスやコントラストが不足したり、
色ずれやにじみが生じている…通念的にはダメとされる事象にも
味わいや雰囲気といった形で、写真ではなくアートとしてのメリットになることがあると
私は思っております。

そういうのを実践してみたい…というのがありまして買いましたが
けっこう楽しめそうだ…というのが第一印象です(^^)




脱着可能だ…というブラックコーナーエフェクターが
実は「貼り付けてある」もので簡単に着け外しが利かないものだったり、
またそれの影響でファインダー像は相当に暗く
通常の光学ファインダーではピント合わせは極めて困難。
つまりは拡大ピント合わせが利くライブビュー機向けのレンズであったり…と
かなり変なところが多いレンズです。

ただこれは「トイレンズ」
オモチャらしく気を軽くもって使うと良さそうです。

これからもいろいろ撮って楽しみたく思います(^^)




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お気に入りのレンズ

2011年10月23日 23時06分49秒 | カメラ その他雑記


お気に入り…と言っても、そんなに数がある訳じゃないのですが
手持ちの中でも好きなレンズを挙げてみます。

まぁ…話題作りですね(^^;)
サンプルの稚拙さは無視してください(笑)



最近お気に入りの一番が「LUMIX G 20mm F1.7」


《以下は個人的感想》
シャープなんですが、硬すぎない感じが好みです。
絞り開放からでもシャープと言いますが、シャープすぎずに
開放らしい柔らかな雰囲気が出るのが好みです。
ライカのデジルクス2のレンズに一番似ている気がします。
もちろんこっちの方が表現の幅は広いですが(^^;)
小型軽量で持ち運びがしやすい…のも良いですが
GF2につけるとそれなりに迫力が出るのも良いです。
エツミさんのドーム型フードは絶対必要なアイテムです(笑)











もう一つは「LUMIX G 14mm F2.5」です。


GF2を買った理由のレンズです。
これも名レンズと言って差し支えないと思います。
20mmF1.7と同じでどことなく柔らかで優しい描写をしてくれますし、
絞り込めばかっちりとした写り。
撮影者の意図を汲み取ってくれる名レンズと思います。
28mmという画角もいいですね。楽しくて大好きです。
GXRの28mmユニットよりもこっちの実写に参ってしまい買ったのですが
もっと評価されるべきレンズと思います。
小ささもポイント。パンケーキではなく、もはやビスケットレンズ。
今一番使う頻度の高いレンズです。
写真は大きなフードをつけてますが、今はこっちもドーム型フードです(笑)










今さら…ですが外せない名レンズとして「CONTAX G 45mm F2」

左のがそうですね。
今となっては古いレンズですが、私をカメラ…というか写真の世界へ
引きずり込むきっかけとなったレンズです。
写りは今でも超一線級です。
マイクロフォーサーズにアダプターを介して使ったのが作例ですが
ピントのきている所のシャープさは鳥肌ものですし、ボケもきれい。
マイクロフォーサーズでの中望遠として現役復帰していますが
あらためて魅力を感じておりますです。
無理なお願いだったとは言え、コンタックスGデジタル、見てみたかったです。








「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」

カリカリに解像するレンズです。
α900でファインダー像を見ているとシャープすぎて眩暈がします(笑)
それは冗談にしてもそのくらいのレンズです。
上がりはそれを超越してきまして、家で細かく結果をチェックする時に
思わずにやけるような写真を撮ってきてくれます。
ボケも900で使うと自由自在で気持ちいいです。
一点だけ個人的に気にしているのが、色が若干ですが青っぽくなること。
シグマの30mmもそうでしたから、シグマの色なんでしょうね。
RAWで撮って若干補正してやれば無問題。
ちなみにフルサイズ派御用達みたいに思われていますが
APS-C機の700に着けて75mm相当で使ってもかなりいけますです。
値段もリーズナブルなのでおすすめです。
いかにも超大口径といったルックスも魅力です(笑)









「Minolta AF28mm F2」

古いレンズですが、α900でも無問題で使えるレンズです。
ミノルタらしい温かみのある、色乗りの良いレンズに思えます。
コクがある感じと言えばいいのか(^^;)
条件によってはごく小さな色にじみが見られることがありますが
半切り以上で顔を近付けて見ない限りは分かることはないでしょう。
28mmという画角が好きなことに加えて、F2の明るさがあるので使いやすく
900では広角なのにボケも思い切り楽しめます。
基本的にα900に付けっ放しにしてあります。
若干くせがあるようですが、撮っていて楽しいレンズです。
もう一回ラインUPに加えて欲しいレンズです。







「SONY 70-200 F2.8G」

名レンズの誉れ高いこの70-200ですが
本当に…常に期待以上の結果をもたらしてくれます。
レース撮影ではこれにテレコンをかますことが多いのですが
出来れば…テレコンのお世話にはなりたくないというか(^^;)
単体での絵がハンパ無いので、できればそのままで使いたいです。
外観はまるでサターンⅤ型ロケットみたいなごっつさですが
意外とソフトな題材も得意でして、お花などもいけるレンズです。
でかくて高くて重いレンズですが、替え難い魅力があります。
























自身かなり選り好んでレンズは買っているので
恥ずかしながら自分でも良いレンズばかりと思っていますが、
その中から特に…というものを挙げてみました。


できれば…ブツ撮り無敵のディマージュA2のレンズも挙げたかったですが
涙を呑んでいったん保留させていただきます。
(当ブログのフィギュアの写真はほとんどをA2で撮ってますです)







そんなこんなで(^^;)


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画素数

2011年09月16日 00時19分40秒 | カメラ その他雑記


デジカメの画素数、
一体どのくらいあれば足りるのでしょう?


最近ではコンパクトデジカメがおよそ1000~1400万画素。
デジタル一眼では1200~2400万画素。
そしてまだまだ増える様子もございます。

メーカー側が商品性と合わせて高画素数化を進める中で
逆にユーザーからは「これ以上の画素数は要らない」とか
「画素数を増やす代わりに画素数以外の要素を底上げして欲しい」
こういう声も聞かれます。


ならば…私を含めたアマチュア、そして一般的なユーザーが用いる形で
画素数はどのくらいをもって十分とするかを
自分的に分かりやすい形で検証してみました。




まず…PC等の画面で見るのならば…
WUXGA(1920×1200)でも230万画素程度なので
ちと乱暴な言い方ですが、
それプラスアルファがあれば大丈夫…ということになります。
(もちろん大きいに越したことはないですが)




そしてプリントする場合…です。
実質こちらがメインとなると思います。

プリントするにあたっては、印刷の解像度を何所に置くかになりますが
家庭用プリンターの実質最大値であるA3ノビサイズにおいて
よく言われる「印刷の版下に使うにはカラーは350dpi」に則して
考えてみたく思います。
聞きかじった話ですが、350dpiという数値は等倍の印刷をした場合に
人間の目が繊細度を視認できる限界値と聞いております。
普通に考えて、一般の人がA3以上のサイズで版下を作るケースは
稀だと思います。
つまりはアマチュアや一般ユーザーにおいてはこれを上限として
見ていいのかな?と思います。




これが各サイズのイメージです。
A3とA3ノビ、その内側にA4を入れまして
写真本来の引き伸ばしサイズとしての半切りのサイズを
赤枠で示しております。



A3は350dpiの場合はおよそ2369万画素。
A3ノビは同じ条件でおよそ3017万画素に相当するはずです。




これに3:2の2400万画素を当てはめてみます。
2400万画素は今の一般向けデジカメの最大画素数付近であり
これが今現在の最大値と考えて良いと思います。


A3ノビを埋め尽くすまでには行きませんが
A3はほとんどをカバーし、上下が若干切れるものの
左右には余力もありますです。

ここから見るとソニーがα900で設定した2460万画素という数字にも
実際の撮影に即した根拠があったのだな…と思います。




逆に今のデジタル一眼の基礎ラインとなる1200画素ではどうでしょうか?


もちろんA3はカバーできませんがA4はほぼカバーします。
しかも350dpiですから文句の出ようはありません。

A4まで引き伸ばす人は少なくないまでも全てではないでしょうし
それ以上に引き伸ばすケースはそう多くないと思いますので
私含めてこれで十分とも言えそうです。


ちなみに実際のプリントにおいては350dpiを必要とするケースは少なく
大きく伸ばす=離れて見ることとも合わせて、もう少し解像度を下げても良く
200~250dpiあれば実際のプリントにおいてジャギーを視認することは難しくなる
=十分鑑賞に堪える仕上がり となるそうです。






…ということで、実際に200dpiと350dpiでの差を見てみることにしました。



この写真を実際に200dpiと350dpiでプリントアウトしてみて
はっきりとした差異があるかテストしてみました。

使用したプリンターはエプソンのPX-5600で用紙はエプソン純正のクリスピアです。
どちらもエプソンの民生用フラッグシップクラスなので
一般ユーザーとしては一番ハードテストと言えると思います。
設定も同じ推奨設定でプリントしました。


本当は直に見るのが良いのですが、そういう訳にもいかないので
GF2+14mmの最短撮影距離付近で同条件で撮った写真を
参考に貼り付けておきます。

これが350dpi


これが200dpiです。



自身が見た印象ですが、差異はあります。
ただし、それは大きなものではなく、小さいものと言えますです。
目をこらして至近で見た場合に線のようなものにジャギーは視認できますが
「大伸ばし」だと思えば理解可能なレベルのものと思います。

私は神経質なので個人的には200dpiは出来れば避けたいけれど
250dpiあれば細部含めて許容できると思いました。
300と350はそれこそ差異を見つけるのが困難です。

つまりはその辺を考えてやれば2400万画素無くても
A3やA3ノビまでを許容できることも考えられます。



2400万画素はA3/350dpiのレベルにあるのですが
300dpiならA3ノビをカバーし、250dpiなら半切りもOKです。
そういう意味では2400万画素は文字通りのプロスペックで
アマチュアが想定する印刷のほぼ全てをカバーできることになりますです。



では1200万画素で見てみると…。

250dpiあればA3をほとんどカバーできます。



画質も十分以上なレベルですし、実際の用紙の供給を考えれば
これ以上を望むケースは稀なはずです。


そして200dpiならば…


A3ノビだけでなく、半切りまでを余裕でカバーできます。
余力がある分は解像度に振れますので
1200万画素あれば写真趣味には十分と言えるのではないでしょうか?



個人的には1400万画素くらいから2000万画素あれば
画素数に不足を感じることは無いでしょうし
1200万画素超があれば実際は十分ではないかとも思いました。

だれもが大伸ばしの超繊細画像を求める訳ではなく
ハンドリングしやすいデータ量や最適なデータサイズをも求めるのであって
私見ながらも高画素数だけをありがたがる必要は
ないかなぁ…と思いました。




画素数はデジカメが未熟だった頃に写真画質の指標として
拡大を続けてきましたが
クルマの馬力のようにお客さんに訴えやすい項目だったのだろうと思います。

そういう意味では、個人的には2400万画素のラインは
クルマの280馬力自主規制値にも似た感じに思えました。
そしてそれを発揮させられる場所が限られるのも似ているように思えました。

画素数のUPはこれからも続くでしょうし、技術としてはこれからも
発展を続けていくべきだと思います。
けれど使える場所も条件も限定される、重たいデータを出すカメラが
必ずしも全ての人に与えられる理由も無いと思います。


最近思うのですが、画素数は単に解像能力ではなく
素子サイズなどと同じように「写真のサイズ」と考えた方が
良いのかな…と思うこともあります。

フィルム時代は1コマの出しうる解像能力は最終的にフィルムに依存していて
良い意味での縛り…というか上限があったのだと思います。
伸ばすにしてもこのフィルムは能力的にはここがリミットで
それ以上は粒状性の良いフィルムとか、より大きなフォーマットを
用いる…とかのように。
ただ、デジタルになって画素数というものも入ってきたことによって
小さなフォーマットであっても大きなデータを吐き出す事が
実際に起きてきていると思います。

用途で言えばスナップショット向けの小型カメラであるのに
吐き出す画像サイズは、下手をすれば中版で求められるものに
近付いてきているような感じに思えます。
でもそれは守備範囲の逸脱のようにも私は思います。

APS-Cとフルサイズで同じ2400万画素でも
センサーの画素ピッチなどの関係があって、
小さなセンサーの機体はレンズの回析現象などによって
実際の額面どおりの性能を出すのは難しいとも聞きます。
また個々の画素においては高画素化はセンサー能力において
ハード方向であるとも聞きます。

実際にレンズ一体型小型デジカメの上級機では
画素数を抑えた上で、高感度や表現能力にも余裕を与え
メインの用途においてより高い総合性能を目指したものが
増えているようです。


デジタル一眼においても同じであって欲しいなと思います。
センサーサイズの余裕分は、より大規模な映像表現のための
余裕であるのはもちろんですが
過度に大きな画像サイズを得ることよりも
たとえばより美しい映像を撮る事ができる表現力や
高感度等のような撮影領域を広げる工夫にも技術は割り振られるべきと思います。

そしてそういう「守備範囲」をはっきりさせることで
お客さんの立場においても最適なものを選べると思います。

クルマのメインストリームが小型車に移ったのは
市場が成熟し、ユーザーが豪華さやプレステージ性を求める段階を越え
必要かつ十分なものを選ぶようになったからだと言われます。

デジタルカメラもその段階が近いのだろうと
高級コンパクトデジカメの画素数が抑えられた時に
それを感じました。

またそうあって欲しいなと個人的には思いました。



もちろん画素数についての認識は人それぞれ異なるでしょうし
価値観が違えば実プリントにおける最適値ではなく
解像能力をひたすら求めたい人もいらっしゃると思います。

それこそメーカーさんにおいてもそれぞれ考えがある訳で
個々が自由に発展をしていくのがより良い姿と思いますが
この日記のまとめとしましては
「今現在自分においては2400万画素が最上限ライン」
「1200万画素あれば不足無し」
このようにまとめておきたく思います。



※最後の文章、追記訂正しました。



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鏡無し

2011年09月10日 08時16分29秒 | カメラ その他雑記

ニコンさんもミラーレスは独自マウントで確定…っぽいですね。


できれば…ミラーレス機普及の際には
かつてのVHS対ベータのように2つ…とか程度の勢力に分かれて
競って欲しかったのですが…(^^;)


これだけマウントが多数乱立し、しかもエントリー機ありきの販売形態で
価格競争が激しい…となると
今ある全てのマウントが皆残っていく…というのは難しいかなと思います。

しかし、マウントがある程度の勢力にまとめられていれば
たとえ途中で退く銘柄が出てきたとしても、
そのユーザーがいきなりカメラの世の中であぶれることも無いでしょう。
しかも世に出たレンズもある程度は生きていくことが出来るでしょう。
マウント撤退がレンズの実質的な寿命だとしたら悲しいです。


VHS対ベータは製品特性からか徹底的な殲滅戦になってしまい
ベータが事実上市場から消える破目になってしまいましたが
カメラの場合は家電などと違って嗜好品の色合いが強く
ユーザーの派閥もはっきりとしているので、ビデオとは同じことにならずに
ある程度の数のまま移行すると思っていたので
そういう世界もありうるかと期待していたのですが…(^^;)
(カメラ好きって一つの会社にこだわる傾向が他よりも多い気がします)




ただ今後…
ある程度趨勢が見えてきたところで統合や集束が始まるのかもしれませんね。





エントリー機では小型軽量が非常に強く求められると聞きます。
これは銀塩時代から変わらぬようです。

カメラももはや売り方は量販、店頭での説明も「簡単できれいで安い」
デジタルでも画質はすでに一般向けにおいては十分なレベルに達していて
安いもきれいも飽和しているとなると後は簡単。
しかも機能的にも飽和状態なので
軽くて小さくて持ち運びも簡単…がセールスポイントの全てになるんでしょうね。



そういう意味ではニコンさんが小さめのセンサーを持ってきたのは
賢明な判断と思います。
小さすぎず、かつ大きすぎず。

一部のマニアさんは「小さいセンサーでは画質が」「ボケが足りない」と
ニコンさんの新型に否定的な意見も見えますが
本当に画質を求めるユーザーはレンズもボディも大きくても一向に構わない…と
いう人が多いでしょうし、
商品としても「どっちつかず」になるよりも「ズバリこういう商品」とする方が
いいのだろうと思います。
ボケだって欲しがるのは一部の人たちだけでしょうし、
多くのエントリー層のユーザーは「子供の運動会がきれいに撮れればそれで良し」でしょう。
きちんと解像していることがメインであって
そういう意味ではエントリー機を被写界深度が深くなる方向へ
もっていくのは私には賢明とも取れますです。




センサーが小さければイメージサークルも小さくて良く、
レンズも確実に小型化できるでしょう。

ボディが小さいNEXですが、確実にその分のしわ寄せはレンズに及んでいて
レンズも入れると全然小さくならない欠点があります。

ミラーレス機の小型化は最後はレンズにたどり着く…と。
レンズが小さく出来ねば小型化の意味が薄れて商品性を損なう…と
今までの市場を見ていて気付いたのかもしれません。


ニコンさんの新型がそういった現実的な不都合を最初から排除するあたりは
長年カメラをやってきたカメラ屋さんらしさだと思います。
逆に…ボディの小ささや重量というスペックに固執したNEXは
ソニーさんの電気製品メーカーらしさが良くも悪くも出た形だとも思います。
(AマウントとEマウントって本当にミノルタAマウントとソニーEマウントだと思います)



そういう意味ではニコンさんはずっとその辺を見極めていたのかも…です。
キヤノンさんも動きこそ見せないものの、きっと同じでしょう。
後発であっても、市場の流れを見極めて、的確な商品を入れられれば
必ず勝負できるという自信もあるんだと思います。



いろいろマニアの人は心配しているでしょうけど
ニコンさんのミラーレス、
実際はうまくいくんじゃないかと思います。

素晴らしい性能を基にしたブランドイメージもありますし、
今まで育ててきた高感度や映像エンジンなどでの強さもあります。
そういう「オンリーワン」の強みを知っている会社ですから
ヘタこくことは無いと思います。



NEXはレンズの小型化で置いていかれそうな感じに思えます。
本気でレンズの小型化や拡充を考えていかないと大変でしょうね。

マイクロフォーサーズはパナのXシリーズ等のように
小型で高性能なレンズを立て続けに入れていくようで
今回のニコンさんの動向を多少は予想していたのかもしれません。


キヤノンさんがどのあたりに最終回答を持ってくるのかが
楽しみです。



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お勧めできるか否か

2011年09月09日 20時20分50秒 | カメラ その他雑記

ソニーのデジタル一眼ですが、
どうやら今後はトランスルーセント機(以下TL機)に集約され
今後展開されると言われるフルサイズ機もTL仕様になる様子。

つまり、もう二度とAマウントのOVF機は出ない訳で
OVFファンにとっては最終通告がなされたと言うことになりますです。


どうしてもOVFでなければいけない…というファンが取る選択肢は二つ。
まずは…他のEVFを採用していないメーカーへ鞍替えする
そして残るは…今あるAマウントOVF機を大事に使う
これしかないはずです。


と言っても今現在新品で買えるAマウントOVF機は
フルサイズのα900だけになります。
ソニー曰く究極のOVFを装備した機体が最後のOVF機になる…。
これもまた運命だったのでしょうか?



ではα900はそんなOVF派の人にお勧めできるのか?

最近特に思うのですが、カメラは総合力であって
ただ画素数が多かったりセンサーが大きかったり
機能が多ければ良いのではなく、
いろいろなものを”撮影”という目的に使ってみた結果で
判断せねばならないと思います。



うーん、
そういう意味からいうと、α900というのは薦め難い機体です。

900と700は発売時期こそ1年ずれるものの、
センサー以外はまるで双子のような機体です。
操作系からデザインまで極めて近い作りです。

だからこそ700というカメラが非常にバランスが取れていたものだと
900を使って痛感するというのもありますし、
900がフルサイズセンサーのメリットだけでなくデメリットも抱えていることを
700が教えてくれると言うのがあると思います。


900の欠点。
致命的なのは「社会通念的な使い勝手がひどく劣る」と言う点に尽きると思います。

先ず撮る前。
AF一眼レフですからAFを使用するのがメインと思いますが
そのAFはお世辞にも速いとは言えません。
というか700ですら他に比べれば遅いというのに、それと比べても
完全に「かったるいな」と感じるレベルです。
そしてAFターゲットも中央に寄り過ぎていてせっかくのマルチポイントAFも
実質的に3点AF程度の自由度しかありません。

そして撮る時。
ミラーショックが決して小さくなく、音も大きめなのです。
そして音質自体も全時代的な音で、個人的には良い音ではありません。

そして撮った後。
書き込み、そして読み出しが遅いのです。
これはJPEG記録でも改善されません。
画像チェックも1テンポ待つ感じです。
そしてAWBやAEの精度も700ほどには高くありません。
700がJPEG撮って出しでもいけるのに対して、RAW現像が必須となります。
そのRAW現像も2460万画素と言う高画素が邪魔をしてくれます。
最新スペックのPCでも無い限り、かなり待ち時間の長い、かつリスキーな現像を
強いられることになります。
(そのためにPCを新調しました。)
しかも2400万画素の高画質はほんのちょっとのピントの甘さや手振れも
はっきりと浮き出させてしまいます。
そして常用感度域でこそ超高性能ですが、感度UPをするととたんに苦しくなり
RAW現像時に丁寧にNR処理をしないとざらざらの絵を量産してしまいます。


史上最高のOVFと、今現在でもAマウント最高画素数を誇る高解像性能も
上記を覚悟した上での物事になります。

そして…単純に安い買い物ではありません。


しかもAマウントにこれの後継機は無く、いずれはEVFのTL機に行くしかない事を考えると
OVFマニアとは言え簡単にお勧めは出来ないと思います。
社会通念的に「優れたカメラ」が欲しい人には私はお勧めできないと思います。




でも…
それでもα900は価値があると私は思ってます。

前にも言いましたが、最高のOVFで素晴らしいレンズの光を直に見られること。
そして全てのAマウントレンズをそのままの能力で受け止めることができること。

そして上記を覚悟して、それに対する備えをした上で使うなら
α900は間違いなく最高のカメラだと思います。

デジタル的な先端機械ではないかもしれませんが
銀塩時代の一眼レフの価値観のままにデジタル化された
最後の”Aマウント一眼レフ”だと思います。
それからすればA55以降はレンズ交換式の”デジタルカメラ”でしょう。

700と共通の操作系は速かったり自動化はいまいちですが
ユーザーが自分で写真を創り上げていく楽しみがあると思います。
これがあるからアルファユーザーでいるようなものです(^^;)

そしてOVF派というのであるなら…
最後のAマウントOVF機を、それこそ看取ってやる…ではないですけど
そういう意味で買うのも大いにありだと思っております。
(私が買った理由はそれが主だったりしますです(^^;))




いずれにしてもディスコンは遠いことではなく
次期フルサイズ機が揃う前に900は消えて、
AマウントOVF機の時代は過去のものになるのでしょう。


憧れがあるなら買ってしまう方が、同じ後悔をするのであれば
諦めがつく後悔になると思います…というのが私の意見です(^^;)


Aマウントに限らずDSLRのフルサイズ機、
まぁ…DSLRに限らずライカMマウント互換のフルサイズ機なども
憧れとしてよく「安価なのが出ないかなぁ…」と言われますが
ライカの9とてクルマほどには高くありません。
それこそ軽自動車の方がよほど高いというのが現実です。
そして今やクルマなんて要らないと言われる時代です。
ライカの9なら軽自動車より全然ステータスがある買い物になるでしょう。

もちろん大金には違いないですし
全ての人がそうすることが出来る訳ではないのですが、
夢を夢物語のままにするくらいなら、そしてそれが出来うる環境にあるのならば
思い切ってローンを組んで買ってしまうのもアリかと思います。
それこそクルマに比べれば…なんですから(笑)






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待ってました! でも…

2011年09月02日 13時06分43秒 | カメラ その他雑記

待ってましたー!


でも…

でも…

遅すぎたよ富士フィルムさん(涙)
GF2買う前に出してくれなきゃ(爆)




それはさておき

富士フィルムさんから新型デジカメが発表されました。
その名前は「X10」 
今回の発表ではFinePixの名前が付いていません。
RICOHのCaplioみたいに外れちゃうんですかねぇ?


外観はこんな感じ
前作X100に倣ってクラカメ風です。


電源オフ+ストロボ収納時


レンズ繰り出し(電源オン)+ストロボ突出時
(どうやら電源はズームリングでの沈胴解除で入るようです)


正面


背面


上面



今回の最大のトピックは富士フィルム内製のセンサー「EXR CMOS」が、
しかもサイズを拡大されて帰ってきたことだと思います。
一時の高級コンデジでお馴染みだった2/3型(8.8×6.6)です。

それに組み合わされるレンズは
9群11枚構成の換算28-112mm/F2-2.8という明るいズームレンズです。
最短撮影距離は通常マクロで10-50cm。
スーパーマクロで1cmまで寄れます。

シャッター最高速は1/4000ですが開放では1/1000がMAXです。
NDフィルターは非内蔵(ここは残念至極)
最低感度はISO100から 最高は12800です。

またフォーカスや各種撮影モードがフルマニュアル操作可能な
アナログライクな操作系(キヤノンさんのG12みたいな)を採用しています。




以上解説終わり(笑)



簡単に言っちゃいまして、過去にF200EXRを持っていて
「ここがもう少しこうだったら完璧だったのに~」という要素が
非常に多く盛り込まれているカメラに思えます。
だから嬉しくも悔しいです(^^;)

F200で気に入っていたのはセンサーとそれに関連するEXRモードでした。
画素数を使い分けて性能を変えていくという発想が面白いだけでなく
とんでもなく戦闘力の高い機能に仕上がっていたと思います。

コンデジなのにISO400を気兼ねなく常用でき、
800まではA4印刷で許容可能なレベルにおさめてくれていたことは
GF2を買った今でも「そこだけは及ばない」という部分になっています。

また富士のカメラは色の出方が非常にダイナミックかつ繊細で
風景などを撮る時に見た目というより心情色で写るかのような
写り方をしてくれました。
レンズも明るさこそ無かったものの、シャープでテレ端のボケもきれい、
背面液晶で確認してOKだった写真も、家に帰って大きなモニターで見たり
プリントしてみるとさらにきれい…という素敵な驚きを与えてくれるカメラでした。


そこをX10は強化してきているのが極めて印象的です。

正確には同じタイプのセンサーではないのですが
(F200はスーパーCCDハニカムEXRでX10はEXR CMOSです)
コンセプトは同じだと思います。
F200のセンサーが一代で途絶え、
後継機でセンサーが小さくなったこと(1/1.7→1/2)は残念でしたが
ここでF200より(わずかとは言え)さらに大きなセンサー(2/3型)を積んできたことは
嬉しくもあり、悔しくもあり…というのが素直なところです。

現行のF600と比較してもセンサー面積で約190%、
画素あたりの面積は画素数ダウン(1600万画素→1200万画素)と合わせて
250%になっているのは極めて大きいと思います。
背面照射式の導入と合わせてF200のセンサーを大きく越えるだけの素性を持っている訳で
気にならないのが難しいです(^^;)


またレンズもF200の時点で不満は無かったものの
「これだけいいモノを持っているんだ、レンズもボディも
 G12のようなコストのかけ方をしてやったら
 どれだけ素晴らしいカメラに仕上がるだろう?」
そう思っていました。


他には天気が良い海辺などでは背面液晶が役に立たないケースもあるので
ただの窓でもいいからファインダーが欲しいなぁ…とか
露出補正がすぐにできるダイヤルが欲しいなぁ…とか。
RAWで撮って後から多少修正ができたらいいなぁ…とか。

そういったものが全部入りになって出てきてくれたのです。
だから言いたいです。
「遅いよー!」
でもこれも言いたいです。
「でもよく作ってくれましたね、嬉しいです」



X100にガッカリしたのは造りの問題もあったのですが
「全然”らしさ”がない」という問題でした。
外観はライカコピー、機能は現実に意味のあるものが無く、
単純にクラカメブーム・懐古趣味の人間に迎合する内容に思え、
これだったら富士じゃなくてもどこだっていいんじゃない?と思ってしまったのです。

富士にはどこにもない技術”独自のセンサー”があります。
そしてこれは確実に他へのアドバンテージがあるものだと思っています。
X100が独自センサーであったのなら、自分は全く違った捉え方をしていたでしょう。



しかしX10は”富士にしかできないカメラ”だと思います。
優秀な…しかも明るいフジノンレンズを備え、
それをやはり優秀で世界唯一のEXRセンサーで受け止める。
こういうのが見たかったのです。



せっかくだったらデザインも飛んで欲しかった…というのは”タテマエ”で有りますが
本音の部分では「個人的にはこういうのは嫌いじゃないのでOK」です(^^;)

露骨に何かに似せているようなのは本物と並んだときに恥ずかしいのでアウトですが
今回のは何となくクラシックだけど何に似てるかといえばいまいち言い辛い…という
ギリギリのラインだと思います。
というか全体の雰囲気をクラシック調にしただけで細部は完全にデジカメモードだと。
エッジを立てて、貼り革をモダンなものにするだけで一気に今風になるのでしょうね。

今の富士にもっともHOTなのがこういったデザインなのでしょうから
こういうものだと思うしかないでしょう(^^;)



メーカーこそ違いますがパナの作っていたLC1等にも雰囲気が似ています。
レンズのスペックも似ていますし(^^;)
ただ、こっちがより小さいのは褒めるべきでしょうね。

こっちのビデオを見ると小ささが分かると思います。
(外国の方が使っているので余計にかもですが…)


Fujifilm X10 Promotional Video




唯一残念なのはNDフィルターが内蔵式でないことですね。
いい天気でも開放がすんなり使えるようになるので
これは入れて欲しかったです。
GF2を買った理由がそのあたりにもあるのですが
高速シャッターが無理なタイプなら、その辺は加味して欲しかったです。
(GF2は小さいけど”一眼”なので1/4000と連写がちゃんと使えるのです)


いずれにしても国内発表と発売が楽しみです。

手持ちのカメラを処分したばかりですので買い足しは難しいですが
できることなら手元に置いて試してみたいカメラです。



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これで十分?

2011年08月19日 21時11分43秒 | カメラ その他雑記
これで十分?



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先日買ったスマホにカメラアプリを入れてみました。

クラカメ風やら魚眼風やら何やらと画像処理してくれる
トイカメアプリです。

エフェクトがたくさんあって、それをかなり自由に組み合わせられるので
遊び甲斐はありますです(^^)
















トイカメ的な表現に面白さは感じつつも、写真機として導入するのは
気が引ける…という私のような人間にとっては
このアプリで十分かも…と思えます(^^)

けして消極的な意味ではなく、ライトでポップな表現として見た場合にも
一個でいろいろな表現にトライできるマルチなツールに
スマートフォンが化けてしまうという面白さがあります。

トイカメもフィルムなどと上手く組み合わせなければ
トイカメやクラカメで撮れるだろうと意図した写真を撮るのは難しいでしょう。
そういう意味では気軽にそういったものを得られる良さもあります。

またデジタルのエフェクトですので
傾向を学んだ上で写真屋などでそれを再現することもできるでしょうから
その学習にも良さそうです。


ただ…クラカメやトイカメは買って所有することにも高いプライオリティがあるので
そこだけは満たすことができませんが…(^^;)
(あくまで見た目や使い勝手はスマホなので…)

カメラ…というより写真が好きな人は
こういったものを入れてみても楽しかろうと思います(^^)


結構私も楽しんでいます♪
よかったらぜひどうぞです(^^)




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たまにはカメラの話

2011年07月22日 22時26分48秒 | カメラ その他雑記


撮ろうと思うと天気が悪くなり、
何らかの理由で行かないと良い光線になるという
カメラ負のサイクル真っ只中のわたなべです(^^;)



今日は日差しが昨日と違ってあったので、
夕方になれば良い塩梅に夏の夕暮れ空が見込めるだろうと
犬の散歩を早く終えて家を出たのですが
八高線でも撮ろうとクルマを出したとたんに西に雲が広がり、撮影目的が崩壊。
尚且つ予定していた撮影地へのアクセスが台風の影響か
水の流れが変わって到達不可になるという負のサイクル(涙)



とりあえず行くだけなのも悲しいので
無駄と分かっても撮ってきました。


撮影地に着くなり、茂みの中からキジが飛び出してきてビックリ(笑)
「けーっ」とでかい声で鳴くんですもの。

高麗川近隣なのですが、最初の撮影行以外は敗北続きです(TT)/~



持って行ったのはα700と900です。

とにかく光線が悪く、華もへったくれもありません(涙)
とりあえず動作確認と思うことにしますです。


場所が…これで空が夕暮れグラデにでもなってれば
多少は絵にもなろうと言うものですが…。

単なる暗い写真です(爆)

ちなみにこっちは700で、シグマの50mm付けてますです。



こっちは一本前。900に70-200Gで撮ってますが、
リサイズしたら分かりませんね(^^;)

照度は多少あったものの、絵にならないのは同じ。
これなら単純な車両写真にしてしまえば良かったです。


それにしても…相変わらずヘタクソだのう。
ヘタクソなのは絵だけにしとけ…って感じだけんど。
道具が泣いてるぜ。


******************************************************



たまにはカメラの話など。
(長いのでご容赦ください)


去年の秋に900がやってきて、今年の春にGXRと入れ替えで
GF2がやってきて…と書くと、すごい勢いで入れ替わっている感じですね(^^;)
使わないカメラを処分しはしたものの、HIMATIC-Eがやってきたりと
何だかんだ言いながら大所帯です。

今、我が家にあるのは…
A900、A700、ミノルタのA2、GF2、コンタックスG1、HIMATIC-Eで6台。
レンズはAマウントが16-80ZA、70-200G、24mm、28mm、50mm、X2テレコン、
MFTが14mm、20mm、14-42mm(←まったく使ってない)、
コンタックスGはMFTと併用で28mm、45mm、90mm、Gマウントアダプター。
レンズは合計で11本ですか…。
少なくは無いけど、知ってる人には50~100台以上持ってる人も居るので
それからすれば少ないでしょう。
(私にはそんなたくさんのカメラは使いきれませんが…(^^;))


去年の今時点ではGXRも勿論無く、F200が持ち歩き機だったので
基本的にはズームレンズばかりの陣容でした。
去年の時点であった単焦点レンズはコンタックスGの3本と
Aマウントのシグマ30mmだけでした。
(コンタックスはG2でしかズームは使えないし、そもそも一本しかズームが無いです)




基本的に手持ちのズームに不満は無いです。

A2は実質的にブツ撮り専用機になっていますが性能的に問題は無く、
Aマウントのズームはけっこう良いものを選んだので、性能には不満無しです。
また当時持っていた他の機体のレンズもレンズを主眼において選んだ機種ばかりなので
ズームゆえの不満は持っておりませんでした。


ただし…900を入れるにあたって苦肉の策として選んだ単焦点レンズ攻勢が
何故か単焦点レンズをたくさん入れる&使うという引き金になっているようで
今日の撮影行でも長ダマとして70-200を持ち出す以外は
用意したのは24、28、50の単焦点ばかりでした(^^;)


そもそも900で単焦点を使ったのは、F200においてワイド端での使用が大半を占め、
GXRにおいてもワイド端傾向が変わらなかった為です。

28mm一本あれば何とかなるだろうと。

それはGF2導入時にも出ておりまして、14mmのキットレンズがGF2購入を決めた理由と
言って差し支えありません。




昔はズームが正直ありがたかったです。

画角を決めるのにファインダーを見てから考えることが多く、
そういう意味でズームが無ければアウトでした。

ただ、それに慣れて画角を撮る前にある程度決めるようになってからは
別にズームでなくても良くなっていたんだろうと思います。


普段撮りなら28mm相当があれば、後は足で何とかなってしまうし、
それ以上は700が補完してくれる…と集め始めた単焦点です。


ただし…それ以上にズームという利便性を捨てたが故の利点に
魅了されたのは事実です。





単焦点に私を嵌めたのは間違いなく28mmF2でしょう。

まず小さい。
そして同時に軽い。
ファインダーが明るい。そしてピント合わせがしやすい。
ボケが大きく、表現に幅がある。
寄れる。
ズームに比べて1段から2段も明るく、悪条件に強い&高感度を極力使わず済む
価格もお値ごろ。中古もそこそこ流通している。


そしてとどめが…画質が良い!

ネガは…ズームができないだけ。

これに気付いたのが大きいと思います(^^;)





実はそれ以降ズームレンズを買ってません。

シグマ50mm、ミノルタ24mmと補完して
Aマウントはもうこれ以上レンズは無くても大丈夫な状態です(^^;)
仮にズームを買うとしても対費用効果を考えると難しいです。
何せ24と28は小さいのでカバンの余力に放り込めます。
そして50と28があればほとんどのケースで困ることがありません。
そしてこの2つだけであればカメラバッグは殆どの場合で要りません。
携行性もほとんど問題ないのです(^^;)



MFT導入も小さなボディを生かせる14mmがあったからです。
そして14mmを選んだのはAマウント28mmがあったからでしょう。
28mm相当があれば困らないと分かっていた事は大きいです。

そしてGXRを手放しGF2を選んだ理由も同じ単焦点です。
GXRは良いカメラだけど肝心のレンズが少ないです。
S10とP10での補完が基本にあり、しかも50mmは大きく動きが鈍く
実質28mmでしか小さな一眼になってはくれません。

そしてMFTは良いレンズが多く、アダプターで手持ちのレンズを使えば
GXRを完全に凌駕するシステムになることを
単焦点レンズ群が保証してくれていました。


MFTの14mmも同じく最近の中では一番のお気に入りのレンズです。
小さくて軽くて安くて明るくて描写が良いという
良い事尽くめのレンズです。

MFT14mmは文字通りボディキャップ並みの小さなレンズですが
単焦点ゆえの高画質でMFTを小さな一眼カメラにしてくれています。

同時に付属していたズームは試し撮りで一度使ったきりです(^^;)
14mmの切れの良さを見てからだとキットのズームは…
使えないとは言わないけれど、積極的に使う理由を見出せません。

確かにAマウントの28mmと喧嘩したら負けるでしょうけど
かなり良い勝負ですし、あの小ささや価格を考えたら
むしろ作り手に敬意を払いたくなりますです。

MFTはコンタックスのツァイスをアダプターで使えるようにしたので
28mm相当から180mm相当までがF1.7~F2.8という明るさで
カバーできています。
わざわざ暗い標準ズームを使う理由は今のところ無いです。

そしてMFTも小さなカメラバッグにすべてを余裕で収めることができます。
また普段使いの14mmと20mmならばカメラバッグすら要りません。
上着のポッケですべてが事足ります。


先に気付いていたからこそMFTを買いました。
単焦点に対する積極性があったからこそ…です。



******************************************************



そんなこんなで単焦点ばかりの最近です(^^;)


ハイエンドなマニアを気取るつもりはありませんが…
単焦点はカメラ好き…それ以上に写真好きには
私からもお勧めしたく思います。


現実的な撮影の幅…もとい描写の幅が大きいというのは
撮影好きには最高です。
幅が広いということはユーザーサイドの難しさも増すことと同義で
手強さも増しますが、それはむしろ良いことでしょう(^^)
私はそのおかげで楽しんでおります。





あとは…余談ですが…

α700に付けていたマグニアイピースを外しました。
900がやってきた今、大きなファインダーを無理に求める必要も無く、
アイスタートAFを甦らすのと、掃除のしやすさを求めて
オリジナルのアイピースに戻しました。
マグニアイピースは段差があるので埃の掃除が大変なんです(^^;)


久しぶりに使うアイスタートAFは快適でした(笑)

AFポイントをジョイスティックで選びながらの撮影でも
あらかじめAFターゲットの中でプレAFしてあるので速いです。
そしてもともとのファインダーの見やすさにも感心。
やっぱり700は良いカメラですね。

特にAFについては900より明らかに速く、なおかつ正確でして、
超音波モーターのレンズとの組み合わせは快適そのものです。
50mmと700を組み合わせたのは初めてでしたが
700はやはり良いカメラだと実感しました。

900はAFターゲットが真ん中に寄っているのが惜しいですね。
たぶん700のセンサーを流用しているのでしょうね。





今日はまともに撮れなかった訳ですが
列車が来るまでのんびりカメラを構えながら、いろいろ考えておりました。

自画自賛のようで恥ずかしいですが、
わが手元にあるカメラは…特にデジタルカメラはどれも本当に良いカメラだと思います。


ブツ撮り最適のA2
常に持ち歩ける小さな一眼のGF2、
快適快速、何でもござれの700、
そして画質最強の900。

うまく守備範囲が分かれていると思います。





単焦点…次に買うのは…Aマウントのサンニッパ…だといいなぁ(←無理)
MFTなら新しい12mmも欲しいけど、実はフォクトレンダーの25mmが欲しいです(笑)



まぁ…道具どうこう言う前にウデを何とかせい…って感じです(^^;)



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なかなかに難しいですね

2011年06月05日 19時04分08秒 | カメラ その他雑記

今日は、友人宅へ届け物があり、
やす2000で久しぶりに外出です。

そのついでに姫様(ハイマチックE)で撮った写真をプリントしてきました。



今度は…ばっちり(^^)

ピントもほとんどのショットで合ってましたし、
手振れ対策も一応の成果を挙げてくれたようです。
写真のセンスが無いのはいつものこと、ご容赦願いますが
とりあえずカメラなりに使ってやれる目処は立ちました(^^)
(これで修理をしてくれたカメラ屋さんにお礼のメールが送れますです!)

また…姫様の”目”の実力がようやく発揮されたようで
古いカメラとは思えないクリアな写真がぽんぽん出てきてくれました。
ミノルタさんへのお世辞や自分の道具褒めとかを抜きにしても
コンタックスG1+Planar45mmあたりと対決させても
何らびびる必要の無い写りで、素直に「名レンズのそれ」を
感じさせてくれたと思います。
まだ片鱗…なんでしょうけど(^^;)

撮影者がへたっぴで、姫様の目の力量に釣り合わないのが
何か申し訳ないです。






















































使用したフィルムは先日も書いたようにAGFAのVista+です。

トイカメで人気のあるフィルムで、独特の発色をすると聞いておりましたが
良い意味ですごく自然な色に思えました。

ただ…現像をカメラのキタムラでお願いしたのですが
例のごとく、デジタルプリントですので
AGFAの色が本当に出ているかどうかは分かりません。

正直申しまして、この何年かで撮ったフィルムからのプリントで
何か昔と違うぞ…と思ったことは今回だけではないのです。
(気のせいかもしれませんけど…)

またネガをルーペで見てみると、プリントされたものよりはるかに細かいものまで
きっちり写っております。
デジタルプリントがダメとはいいませんが、ネガに写っているものが
あまり細かく再現されていないことには素直に勿体無さを感じますし、
せっかくのフィルムなのに、スキャナでデジタルデータ化してプリントするのでは
あまり意味が無いようにも思えます。

とりあえず現像はしてしまった訳ですが、
先日このフィルムを買ったお店が川越にございます。
そこは店頭に「フィルム魂のお店」とか「こだわりのフィルムの現像/プリント」とか
書いてありましたし、お店の方もフィルムの紹介など拘りが滲み出ておりました。
またそこは私のカメラ師匠が高校生の写真部時代にずっと出入りしていた店だそうで
写真部御用達の頑固…もといこだわりのお店だったようです。
お店のHPにもフィルムごとの個性を出した/お客様のイメージに沿った仕上がりと
いう文句が出ておりました。

そちらに再度出向いて話を聞いて来ようと思ってます。




できることは全部やってみようと思います。

そして学べることは対価や時間を惜しまず全て学んで、
周囲の人たちやこの日記を見ている人たちに、残さずお伝えしていきたいです。








正直言って、もうフィルム派ではないし、写真はデジタルばかりの男です。
写真好きだからこそ、変な懐古趣味に逃げ込むことはしないように…と
極力最新のカメラ事情に触れるようにしてはおります…。
(それはクルマや絵など、好きなもの全般に対して言えることです)

しかし、それはフィルムを否定することでは断じてありません。
むしろフィルムに限らず全ての物事において、
文化として醸成されてきたものに対するリスペクトは
誰が何と言おうと忘れたことはありません。
(だからこそ嫌煙家なのに喫煙という文化を大事に考えているのです)

簡便さや歪んだコスト意識の中で、人間が忘れてはいけないものに対して、
自ら学んで実践して、時に失敗して、そうして得てきたものを
何らかの手段で多くに発信することが、
私なりの「素晴らしい文化に対する恩返し」だと思っております。




ハイマチックE…姫様との出会いも、その行動を起こす良い機会でした。

姫様はクラカメですが、クラカメ扱いはしませんです。
”写真機”として扱い、”写真機としての務め”を果たしてもらえるように…。
その分、撮影者も努力したいと思います。
α900も、α700も、GF2も、用途は違えど全く同じ考えで扱いますです。




せっかく良い道具にめぐり合い、素晴らしい職人に出会い、直してもらい、
素晴らしい実力を発揮できるようになった道具が手元にあるのです。

そういった文化に少しでも恩返しが出来るように…
先ずは私が楽しみたく思います。

文化は楽しいものですからね(^^)




次の休みは川越行くぞぅ。


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せっかちなので

2011年05月31日 20時25分50秒 | カメラ その他雑記


昨日直ってきたばかりの姫様ことハイマチックEでございますが
せっかちな私のところへ来たのが運のつき、



今日早速、動作確認を兼ねて
試写+早速現像&プリントしてきました。





現像してみて分かったこと。

まずは…
とにかく手振れしやすい!…ということ。

手振れで「その時点でカイジくんはアウツ」って感じのが
少なからずありました(^^;)

全ての原因はシャッターボタンと、
その使い手にあると思いました(^^;)


この姫様のシャッターボタンなのですが、
すさまじくストロークが長いのです。
それをめいっぱいまで押し込まないとシャッターが切れません。
(機構的なものらしいです)
そしてその押し込み加重もけして小さくありません。
けっこう”ぐいっ”と押し込まねばなりません。

調子くれてドカンと押せば手振れるし、
それを恐れてそろそろ押し込むのも案外しんどくて
力の加減がやっかいなのです。

「ああ、これブれたな」と思ったものの他にも
結構な数が”アウツ”でした(^^;)


もっと言えば私にも責任があって
自分は今までカメラといえば、
シャッターボタンがフェザータッチのものしか所有したことが無く、
軽く触れてシャッターを切る癖がついているのですね。

慣れるまではピントを合わせたら、カメラをしっかり持ち直すほうが
良さそうです。


何より「撮る人」が40年前の基準を知って、合わせてあげないと
いけないのでしょうね。
何か撮ってて、昔に上野駅とかで、もう死んで居ない祖父さんに
あーだこーだ言われながら撮らせてもらってた時を思い出しました(^^;)



あとは…
レンジファインダーのカメラって、実は所有するのは初めてなンですが
2重像合致タイプの距離計って暗いと見辛いですねぇ(^^;)
MFの一眼よりマシという話も聞きますけど
私には目くそ鼻くそ…もといどんぐりの背比べに思えました(^^;)
α700や900の明るいファインダーとかAFに慣れていると
レンジファインダーでもしんどい条件がこんなに身近なことには驚きました(^^;)


これは今日が天気が悪くて、それも日没に近い夕方に
無理やり撮ったからであって
ピントも合わせ難いし、シャッター速度は遅くなるしで
試写には最悪の条件だったのかもしれません。
(しかも原始的なプログラムEEに開放であまくなるミノルタレンズですから)



ただ、動作確認としての成果はちゃんとあって…。



公園で撮った噴水…もとい花菖蒲園の水撒き。
水の噴き上げるところにピントを合わせたのですが、
ちゃんとピントは狙ったところに合わさるようです(^^)




これ以外にもピントは暗部以外では何とかなっていることが分かりましたです。


姫様の距離計が苦手な条件は・低照度・低コントラスト、のようです。
(これって当たり前かも)


またピシッときているところは随分しっかりしているようです。



一応今回はCD-Rにも焼いてもらってきたのですが
CD-RのJPEGデータで見るよりも、ネガをライトテーブルに置いて
ルーペでチェックした方が当然ながらよく見えました(^^;)
※一応写真をやる人間としての最低のマナーとして
  ルーペとライトテーブルは持ってますです
 

明るい条件で、EEが絞り込む条件でならば、
もう一段以上びしっとした絵が出せるのではないかと。


一応何とか見せられそうなのを貼ってみます。
先に断っておきますが、試写は有体に言って散々でした(^^;)









上記3枚は今早朝です。











あとは…少なくともフジのネガフィルムを
姫様とコンタさんに入れるのは極力控えますです(^^;)

レンズの癖もあるのでしょうけど、姫様で撮ったフジでの写真は
シアンが強く、コントラストがシャドーに対してきついので
このような天気で撮るとひどく古臭く、陰鬱な感じに写ってしまいます。
これはコンタさんでも同じでして、
デジタルで普段撮っているからこそ気付いたと思います。
あと、冬の日の下で、これでもかと真っ黄色になるのも嬉しくないです。
何か撮った瞬間から10年前くらいになった気がします。
(フジのネガフィルムでばかり撮っていると写真はこういうもんと思い込んでしまいそう)


個人的にあまりシアンが強い写真は好きではないので
コダックなり何なりでこの後は様子を見てみたく思います。

ただ…古いカメラにコダックとか言うと、クラカメオタクのステレオタイプみたいで
できれば避けたいんですけどね(笑)

何か良いのがあるようでしたら、ご指南いただければ幸いです。

その前に撮影者を何とかしなくっちゃ(^^;)




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目を覚ました”眠り姫”

2011年05月30日 19時00分11秒 | カメラ その他雑記


修理に出していた「黒い衣の眠り姫」ことミノルタ・ハイマチックEが
今日ナベハウスに戻ってまいりました。




長い長い眠りから目覚めた眠り姫。
そして随分傷つき動けなくなっていた眠り姫。

傷も癒え、その姿は磨き上げられて
当時のままの立派な姿で、そして完全に甦りました。

もう「眠り姫」ではありませんです。





以前の日記にも書きましたが、
このハイマチックEは知人からいただいたものです。

知人のそのまた知人のお父様がしまっていらしたカメラで
亡くなれた際の形見分けで、我が家に偶然やってまいりました。

いただいた時点で、失礼ながら不具合があるのは見た目にも明らかでして
鏡胴ががたつき斜めになってしまっていることの他に
動作も確認できない状態でした。

またかなり長いことしまって置かれたようでした。
電池室から出てきた干上がった電池には82-6の刻印がしてありました。
見立てが間違っていなければ、それは電池の使用期限です。
電池の使用期限はだいたい2年で書かれるとの事。
つまりは1980年頃に電池を入れられ、その前後までは間違いなく使われていたこと。
そして、しばらく後に何らかの不具合…。鏡胴が傾くか、動作不良を起こして
そのまま箱にしまわれ、眠りについたことになります。

間をとるならば…1981年6月です。
おそらくこの前後に眠りについたと見ることが出来ると思います。
今からちょうど30年前…私が小学2年生の時に、この「眠り姫」は
長い長い眠りについた訳です。



そこから30年。
他のカメラたちに囲まれ、下になり、埋もれて、
自分が生きたであろうその時代が過ぎ去るのを感じることもなく
ずっとずっと眠り続けてきた訳です。


そしてきっと元のご主人もいつかはこのカメラたちを使うつもり…
または手放すのに忍びなかったのでしょう。
だからこそ処分はせずに眠らせていたのだと思います。


そして悲しいことに元のご主人様は亡くなられてしまいましたが
きっと元のご主人の意思が働いて、しまわれていたカメラたちは
表に出されたのでしょう。
このまま朽ち果てさせることが本意ではなかった何よりの証拠かと思います。



そして偶然にも我が家で掘り出され、再び日の光の下に出てきた訳であります。




実は受け取った時点で、かなりの損傷がありました。
素人目にも鏡胴の傾きは深刻でしたし、レンズにも汚れがありましたし、
ファインダーにもカビが発生していました。
内部にまで埃が回り、そのままでは使用は難しかったと思います。

最初はその程度に諦めが入りまして、ただバラして遊ぶつもりでしたが、
見ていたら何やら直す気になってきました。
きっとこれも元のご主人のご意思、そしてこの眠り姫の意思なのでしょうね。
バラして遊ぶ…から、バラして直せるかどうか見てみよう…になり、
最期は素人でバラすより、プロに見てもらおう…になりました。


偶然にもミノルタ専門の修理業者さんに行き当たったこともあり、
「これはきっとコイツは”直してくれ”と言ってるのだなぁ」と考え直し、
プロの手に委ねることになりました。


プロの目で見た診断内容はさらに壮絶なものでして
レンズ前玉のくもりとカビは除去不能なレベルであったこと、
そして基盤が過去の電池液漏れによって腐食し、シャッターユニットまで含めて
再起不能になってしまっておりました。







その話を聞いた時に「うわー、再起不能か!!」と思ったのですが
何と部品があるとの事!
あろうことか前玉と基盤、シャッターユニットは新しい正常な部品を組んでいただき
見事復活できることになったのです!!



またファインダーを含めて各部は完全に清掃し、見事に磨き上げられて
1971年に誕生した時を思い出させる立派な姿で
今日我が家に戻ってまいりました。


レンズもファインダーもクリアです。ピントリングも感度セレクトダイアルも滑らかです。
独特の”じーっ”という音の後に落ちるというシャッターもばっちりだし
巻き上げレバーも小気味よく動きます。

そして何よりもピカピカに磨き上げられて輝いております(^^)





ただでもらったカメラに金をかけるのも傍目にはどうかと思いますが
何よりこのカメラが直してもらいたがっていたことと、
せっかくならばプロの目で、完全な状態に復元し、動作を確認して欲しかったのです。

これで安心して使えますし、何より”姫”も喜んでいると思います。





実はマイクロフォーサーズでアダプター遊びをして
京セラツァイスの写りに再度感激した時に、次に思ったのは
やっぱりミノルタに惹かれた者として"ロッコール"銘のレンズを使ってみたい…ということでした。
そして”ロッコール”を探していた私のところに"最高のロッコールレンズ"が
やってきてくれました。
いろいろおまけや回り道もありましたけど(笑)

このハイマチックEのロッコール40mmF1.7はCLE用のロッコール40mmF2、
ひいてはライカ・ズミクロン40mmF2の流れを汲むとか設計はほぼ同一だとか
MTFを測ってみたらCLE用を上回ったらしい…とか、いろいろな噂があるレンズですし、
何より噂以上に良いレンズという評価を持つ、誉れ高いものです。


ミノルタレンズに惹かれた私にとっては最高の”お姫様”です。
※なぜハイマチックEを”お姫様”とか”眠り姫”と呼ぶかと言いますと、
 「"Hi"-"M"atic "E"」を縮めてHIME=姫だからです(^^;)
 ここでネタばらしをしておきますです(笑)




1971年生まれ…ということで、私よりも年上のカメラなのですが
お姫様はお姫様です。

今日は試写は適いませんでしたが、天気が良い時にお姫様のご機嫌を伺いたく思います。





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プロに任せて良かったです(笑)

2011年05月12日 02時40分58秒 | カメラ その他雑記

ミノルタ・ハイマチックE修理の正式見積もりが来ました。


見た目とは裏腹にけっこう重症だったようです(^^;)


私(素人)が見たところ電池室の腐食等は無かったのですが
先方からの連絡ですと、分解した結果、基盤が腐食してオシャカだったとのこと。
それに伴いシャッターユニットなども全滅だったとのことでした(^^;)

またレンズ前玉群も曇りが酷く、磨いても復旧は困難との事。

前から見た限りはきれいに見えたのですが、素人の判断など
全くあてにならないことが証明された格好です(^^;)

あの時、素人である私が勝手に分解していたとしたら
今ごろハイマチックは燃えないゴミに成り果てていたことでしょう。
そういう意味で、プロにお任せして本当に良かったです。





幸いにして部品があるそうでして、
シャッターユニットとレンズ前玉群を交換していただくことになりました。

またファインダー等も分解清掃していただくことになっておりますです。
それ以外にもミノルタ専門店のプロの目でチェックをしていただけることでしょう。



何はともかく、修理の目処が立ったことが喜ばしいです。

一番恐れていたのは「修理不能」という言葉でしたから…。




今月末までには我が家に帰ってくるという話です。
元気に動く姿を早く見たいものでございます。


それまでに電池を確保しておかなくちゃ…ですね(^^;)



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昨日の日記の追伸

2011年04月26日 19時50分14秒 | カメラ その他雑記

フォクトレンダーのウルトラワイドとスーパーワイドの
両ヘリアーレンズですが、マウントアダプターを介して
マイクロフォーサーズやNEX用の”広角レンズ”として
楽しむ人も多いようですね。


私くらいかしらん?
本来の画角で使ってやらなきゃ…なんて思うのは(^^;)
考えが古かったようです(笑)


聞きかじった(見かじった?)情報によると
15mmのスーパーワイドヘリアーよりも
12mmのウルトラワイドヘリアーの方が
ミラーレス機との相性が良いという話です。


意外ですね~(^^;)
でも有難いのかも。
MFT換算で24mmになるウルトラワイドヘリアーが使えるなら
他のレンズとも被り難いでしょう。
24mmで寄れる…となれば「お散歩レンズ」には最適かもです。


対してスーパーワイドは画面端での色かぶりが大きいとの事。
これはコンタックスG Biogon 21mmと同じ症状のようです。
モノクロ専用と割り切ればいいそうですが、それもちょっと悲しいかも。
絞ったら軽減する…とかないのかしら??


アダプター込みでの値段を考えると決してお安くは無いですが
ヘリアーをデジ一で使える…ということや
その特異なルックスを考えたら、良い話なのかも知れませんね。



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マウントアダプター遊びも

2011年04月25日 22時45分34秒 | カメラ その他雑記

マウントアダプター遊びも悪くないです。





昨日写真用紙を買ってきたので、
今日はプリントしてみました。

プリンターはPX5600で、写真用紙はクリスピア。
サイズはいつものA4です。

うちではいつもテストプリントはA4で刷るようにしています。
はがきとかのサイズでは何がなにやら…。
かなり無理して、レンズは良いのを揃えているのです。
そうでもしなけりゃ勿体無いので(^^;)

また私がデジタル写真派になったのは
「家で気が済むまでプリントできるから」だったりします。
どんなに凝って撮って、必死で現像しても
プリントで意思入れできなかったら辛過ぎるので…(^^;)



考えてみたら、コンタックスレンズで撮った写真を
自宅でプリントするのは初めてでした。
何か感慨深いものがありますです。



























結果から言えば「さすがはコンタックス」でした。

周辺の画像流れやフレアっぽくて甘くなる傾向が見られたBiogonですら
まったく問題無しでした。
絞り込んでやればコンタックスの名に相応しい描写で応えてくれますです。
開放でも構図の取り方や被写体の置き方で問題なく撮れそうです。
何より…色乗りがばきっと気持ちいいです。
キモはアンダー気味でいくことでしょうか?
フィルム時代からシャドーのディテールはしっかりしていたのですが
その辺はデジタルになっても変わらなかったので良かったです。

Sonnarはまだ撮影数が少ないのではっきりとは言えませんが
開放からでもびしーっと描写が出来ているので
この後が楽しみです。

また…圧巻だったのはPlanarです。
名玉の名に相応しい描写に思えました。
ピントの合ってるところがとんでもなくシャープなのに、
ボケに移行する辺りの滑らかさなどは感涙ものです。
私のようなへたくそでも、レンズの描写力のおかげで
駄写真が作品に変わってしまうほどです。
(これはカメラ始めたころにカメラ師匠に言われたことでもあります)

Planarは撮ってて快感です。
この感覚が再び味わえた…というより、
これだけシビアにピント合わせして撮る事はG1やG2では…
レンジファインダーのカメラでは不可能なことだった訳で、
これが初めての”一眼”でのPlanar使用だった訳です。
それだけでもマウントアダプター代金分以上の価値はあったことでしょう。




アダプター遊び…。

お洒落さやクラシック趣味をお手軽に満たす意味合いでのアダプター遊びは
私は正直好きではないです。
また適当な古レンズを安く買って、それでお安い意味でお手軽に楽しむというのも
自分の趣味ではありません。

ただし…。レンジファインダー用のレンズなどはレンジファインダーの性質上、
絞り開放でシビアにピントを追い込んで撮るような使い方は極めて難しかった訳で、
そういう意味ではそういう「眠れる名玉たち」を比較的容易に
「追い込んで使う」ということができるのは有難いことであります。
(レンジでも出来るけど、よほど慣れるか、体を動かして何枚も撮らねばなりません)

またレンジファインダー用のレンズたちは
基本的に”のぞきながら撮ること”ができませんでした。
それが…電子ビューとは言え、レンズを直にのぞき込み
ボケ味やピントの山を感じながら撮れるというのは
なかなかに楽しいことに思えますです。

そういう意味では…新しい楽しみ方と言えるかも知れません。




難点を挙げるならば…
マイクロフォーサーズの場合は焦点距離が2倍換算に…
NEXなどでは1.5倍…ということで
スナップ用の広角レンズを用意することが難しいことでしょうか?

マイクロフォーサーズの場合は28mmが56mmで
広角レンズが標準レンズになってしまいます。
また…古いレンズにはあまり超広角がありません。
そしてレンジファインダー用の広角レンズは後玉が飛び出しているものが多く、
その多くがデジタルのセンサーに相性が良いとは言えないのです。
必然的に”標準レンズ相当”が増えてしまいます。

今手ごろに入手できるレンジファインダー用の超広角というと
フォクトレンダーのスーパーワイドヘリアーとかウルトラワイドヘリアーくらいで
それとて決して安い訳ではなく、マイクロフォーサーズ純正の広角に対して
対費用効果において美味しいとは言いがたいです(^^;)
(持ってるなら別ですが…)


スナップメインで考えるならばマイクロフォーサーズよりNEXの方が
まだやりやすいかも知れません。
(フルサイズのNEXが出たら問題は解決しますが…)


ただし、28mmを使えれば、標準相当であるので
被写体には自動的に寄れますです(笑)
そういう意味では写真の勉強的にはヘンに広角から入って
平たい構図の写真を作りまくるよりはいいかもしれません(笑)
(それはおれのことかー!)






アダプター遊び…。
GF2の操作性に助けられる部分が多いとは言え、
結構真剣に撮って、本当の意味で”遊べる”と分かったことは収穫です。

また先にお洒落さ先行は気に入らないと書きましたが
お洒落さは押さえて然るべきものです。
撮って楽しむだけでなく、そういう要素も楽しめればより良いと思います。
(ろくに撮りもしないカメラを提げている”だけ”ってのは逆に無粋極まりないですが)



私は古いレンズを買い足しまくってアダプター買い捲り…って事はしない予定ですが
初めて触ったミノルタの古いレンズを…もう一回触ってみたいとは思っております。
28mmと50mm、”ロッコールレンズ”というやつですね。
今のメイン機であるαのご先祖様です。

これは余裕があれば買って試してみたく思います。




皆様も…ご縁があるようならアダプター遊びを是非してみてくださいませ。
案外新しい発見とかあって楽しい…かもです(^^;)

  



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