今日は、友人宅へ届け物があり、
やす2000で久しぶりに外出です。
そのついでに姫様(ハイマチックE)で撮った写真をプリントしてきました。
今度は…ばっちり(^^)
ピントもほとんどのショットで合ってましたし、
手振れ対策も一応の成果を挙げてくれたようです。
写真のセンスが無いのはいつものこと、ご容赦願いますが
とりあえずカメラなりに使ってやれる目処は立ちました(^^)
(これで修理をしてくれたカメラ屋さんにお礼のメールが送れますです!)
また…姫様の”目”の実力がようやく発揮されたようで
古いカメラとは思えないクリアな写真がぽんぽん出てきてくれました。
ミノルタさんへのお世辞や自分の道具褒めとかを抜きにしても
コンタックスG1+Planar45mmあたりと対決させても
何らびびる必要の無い写りで、素直に「名レンズのそれ」を
感じさせてくれたと思います。
まだ片鱗…なんでしょうけど(^^;)
撮影者がへたっぴで、姫様の目の力量に釣り合わないのが
何か申し訳ないです。
使用したフィルムは先日も書いたようにAGFAのVista+です。
トイカメで人気のあるフィルムで、独特の発色をすると聞いておりましたが
良い意味ですごく自然な色に思えました。
ただ…現像をカメラのキタムラでお願いしたのですが
例のごとく、デジタルプリントですので
AGFAの色が本当に出ているかどうかは分かりません。
正直申しまして、この何年かで撮ったフィルムからのプリントで
何か昔と違うぞ…と思ったことは今回だけではないのです。
(気のせいかもしれませんけど…)
またネガをルーペで見てみると、プリントされたものよりはるかに細かいものまで
きっちり写っております。
デジタルプリントがダメとはいいませんが、ネガに写っているものが
あまり細かく再現されていないことには素直に勿体無さを感じますし、
せっかくのフィルムなのに、スキャナでデジタルデータ化してプリントするのでは
あまり意味が無いようにも思えます。
とりあえず現像はしてしまった訳ですが、
先日このフィルムを買ったお店が川越にございます。
そこは店頭に「フィルム魂のお店」とか「こだわりのフィルムの現像/プリント」とか
書いてありましたし、お店の方もフィルムの紹介など拘りが滲み出ておりました。
またそこは私のカメラ師匠が高校生の写真部時代にずっと出入りしていた店だそうで
写真部御用達の頑固…もといこだわりのお店だったようです。
お店のHPにもフィルムごとの個性を出した/お客様のイメージに沿った仕上がりと
いう文句が出ておりました。
そちらに再度出向いて話を聞いて来ようと思ってます。
できることは全部やってみようと思います。
そして学べることは対価や時間を惜しまず全て学んで、
周囲の人たちやこの日記を見ている人たちに、残さずお伝えしていきたいです。
正直言って、もうフィルム派ではないし、写真はデジタルばかりの男です。
写真好きだからこそ、変な懐古趣味に逃げ込むことはしないように…と
極力最新のカメラ事情に触れるようにしてはおります…。
(それはクルマや絵など、好きなもの全般に対して言えることです)
しかし、それはフィルムを否定することでは断じてありません。
むしろフィルムに限らず全ての物事において、
文化として醸成されてきたものに対するリスペクトは
誰が何と言おうと忘れたことはありません。
(だからこそ嫌煙家なのに喫煙という文化を大事に考えているのです)
簡便さや歪んだコスト意識の中で、人間が忘れてはいけないものに対して、
自ら学んで実践して、時に失敗して、そうして得てきたものを
何らかの手段で多くに発信することが、
私なりの「素晴らしい文化に対する恩返し」だと思っております。
ハイマチックE…姫様との出会いも、その行動を起こす良い機会でした。
姫様はクラカメですが、クラカメ扱いはしませんです。
”写真機”として扱い、”写真機としての務め”を果たしてもらえるように…。
その分、撮影者も努力したいと思います。
α900も、α700も、GF2も、用途は違えど全く同じ考えで扱いますです。
せっかく良い道具にめぐり合い、素晴らしい職人に出会い、直してもらい、
素晴らしい実力を発揮できるようになった道具が手元にあるのです。
そういった文化に少しでも恩返しが出来るように…
先ずは私が楽しみたく思います。
文化は楽しいものですからね(^^)
次の休みは川越行くぞぅ。
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