葉の下の方に遠慮がちに咲くのであまり目立たないが、美しい花である。
ソラマメは、地中海、西南アジアが原産で、日本には8世紀ごろに中国経由で入ったとされる。
豆果(サヤ)が空を向いて立つことから空豆の名があるが、豆(実)の形が蚕に似ることから蚕豆と呼ばれることもある。
時々、大気汚染などの話題の中で「そらまめくん」という名前を耳にする。これは環境省の「大気汚染物質広域監視システム」のことで、空をマメに監視するという意味合いから名づけられた愛称だという。面白い。
当地方のソラマメの花も終わりに近い。いよいよ本格的なビールの季節に入る。(写真:郡山市大槻町の家庭菜園にて)