あさか野の四季

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立春(りっしゅん)

2013年02月04日 | 暮らしの歳時記

今日は立春。この言葉を聞くと、なぜか心が浮き立つ。

立春。旧暦時代につけられた二十四節気の一つで、春の兆しが初めて見え始める頃とされる。実際には最も寒い時期にあたるが、別の見方をすれば寒さが底を打つ時期ともいえる。事実、写真のように、この頃を境に季節は少しづづ春へと向かう。旧暦の季節表現の妙に関心することしきりである。

よく、私たちは手紙の時候のあいさつとして「立春とは名のみで、厳しい寒さがつづきますが・・」などと使うことがある。しかし、そもそも立春の頃は寒いのが普通であり、”立春=春、温かい”は少し違うような気がする。変な理屈か?
         音なしに 春こそ来たれ 梅一つ  召波
(写真:郡山市の自宅庭にて)


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