電動自転車の実験行動の一つに、一日あたりどれだけの長距離走行が70歳の自分にできるかというテーマで徐々に走行距離を伸ばす実験を続けている。
5月13日に行った下津井往復は往復50km、車で2時間くらいの行程である。小生にとっては、50kmへの初挑戦であった。
午前9時半に西に向かって出発、自宅からは直ぐに急坂を下り続いて小さい峠を越えれば渋川海岸に出る。それからは平坦な瀬戸内海国立公園を望む海岸道路を楽しみながらJR児島駅を過ぎ競艇場の前を過ぎて鷲羽山の展望台へ続く峠を越えて下津井へと進んだ。
途中、下津井港入り口の瀬戸大橋のたもとにある公園で一休み。ここで、「割り箸で船を作っている」人に出会った。大変珍しかったので写真・ビデオを撮影した。(この「割箸細工」の記録は、5月15日のブログで公開済みである。)
更に、行程を進めて児島八十八ヶ所の三十一番と三十二番にお参りした。ここまでは順調にお寺探しには成功したが、最後の三十三番は何度も道を尋ねたが、的確な道案内ができる人に出くわさず、結局道に迷い続けて探し当てることができなかった。遂に疲れ果てて諦めて帰途についた。
かなり道に迷ったので走行距離がどれだけか分からなくなってしまったが、50km以上60km未満くらいであったろう。
帰宅は午後2時45分だったので、休憩延45分を除くと、正味5時間15分の走行だから、平均時速約10から12km/hくらいであった。(電池の消耗量は50%でかなりの余裕があった。)
七十の爺さんにとって、どれだけの疲れや筋肉痛が起きたかというと意外や意外、当日ほとんど苦痛や疲労を感じなかった。
電動自転車の威力が最も大きいのであるが、加えて天候が薄曇りで気温が低めで涼しくほとんど汗をかかなかった事が大きく影響していたと思っている。
辛いなと感じたのは、道に迷い下津井から児島への急な上り坂で息が上がり一休みが避けられなかった時だった。
真夏の走行がどれだけしんどくなるか未知数であるが、秋から冬そして初夏までの高温にならない季節では、長距離走行にかなりの自信が持てたのである。
補足;
この自転車の新品時の性能;
パワーモード=41km、オートマチックモード=48km、ロングモード=70kmである。
今回の電池消耗量は、まだまだ余力のある50%だった。
(万一電池を使い果たしても、最後は脚力のみで普通の自転車として走れるので、体力さえあればなんとか帰って来ることが可能な勘定である。)
それと50%の電気使用量と聞いていい自転車だなと思いました。これからは、熱中症に気を付けながら自転車生活を楽しんでください。陰ながら応援しています。