小生くらいの年代(アラ古希)の男性でチャンバラが嫌いな人はまずいないであろう。
その中でも小生は大好き人の部類である。
中華系著者「金庸」の文庫本「書剣恩仇録(しょけんおんきゅうろく)全4冊」に続いて、「神雕剣侠(しんちょうけんきょう)全5冊」を読み終えたとろである。
文庫本1冊で平均約400ページだから3600ページ前後を読んだ勘定である。中国語を日本語に翻訳したものの宿命は、固有名詞が完全に中国語であるとともに、チャンバラに登場する技というか術の呼称が全て中国語である。
中国語で翻訳できない単語群は、全体文字数の2割くらいになるような気がしたのである。
ハッキリといえば、要するに書いたあることの意味が判らないということである。例えば、次のごとしである。
・・・「擒拿手(きんなしゅ)」の「倒跌金剛(とうてつこんごう)」の技で、ずしんと台の下へ投げ落とした。・・・
こんな文章を我慢しながら、三千数百ページ読み終えたのである。(実に草臥れたのである。)
そんなボヤキを、同窓会のブログに掲載したら、チャンバラなら「山田風太郎」だという友人が数名いて、次の本を教えてくれた。
1.甲賀忍法帖・・・面白そうだ
2.くの一忍法帳・・・面白そうだ
3.忍法魔界転生・・・なんだろう?
4.忍法八犬伝・・・なんだろう?
5.忍法忠臣蔵・・・なんだろう?
6.戦中派不戦日記・・・友人が特にお薦めという
7.風々院風々風々居士 山田風太郎に聞く・・・友人が特にお薦めという
火曜日には、ようように重い腰を上げて図書館に出向いた。そして、美人の図書館のお姉さんに上のリストを渡して調べてもらった。
図書館の本棚ですぐに見つかったのが、次の3冊であった。
A. 室町お伽草紙
B. 魔界転生 上・下2冊
早速借りて帰った、これから読み始める、感想は如何なるだろうか?
参考;「擒拿手(きんなしゅ)」の動画・・・中国語版ー動画から程度判るのでは?
http://www.youku.com/playlist_show/id_2359973.html
おまけ;
山田 風太郎(やまだ ふうたろう、1922年(大正11年)1月4日 - 2001年(平成13年)7月28日)は、日本の小説家。本名は山田 誠也(せいや)。伝奇小説、推理小説、時代小説の三方で名を馳せた、戦後日本を代表する娯楽小説家の一人である。
WIKIのサイト; http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E9%A2%A8%E5%A4%AA%E9%83%8E