昼前にM歯科で治療を受けたあとビルの裏通り
にふと行ってみたくなった
昭和の頃だったがM歯科に行く度に帰りがけに
薔薇の木というカウンターだけの小さな喫茶店
に寄って好きなコーヒーを飲んだものだ
あれから30年も経って周辺も変わっているが
あの店はどうなっているやら?
そして同じ年頃のマスターは?
まさか?と思って訪ねてみたら
なんと昔のまま営業しているではないか!
ガラス張りの店構えもステンドグラスの看板も
まったく変わっていないばかりかガラス越しに
見える店内もおなじだった!
違っていたのはカウンターの中にいるマスターが
白髪混じりだったこと
なんとなく入れそびれて立ち去ってきた!
多分、あの頃から30年あまりマスター一人で
ずっと頑張ってきたんだろうと思った
M歯科へ行く前に最寄り駅ビルの銀行へ寄った
通路向かいのKという店のオーナーとほんとに
偶然のことだが目が合った
この店、昔はブティックと言っていたが今でも
そう呼ぶのか?
三畳くらいの超ミニショップでビルが完成した時
からオープンしているので35年くらいになる
いつもかわいい女性が一人でまるイスにかけて
店番をしていた
その店もまったく昔のままいまも営業している
変わったのはまるイスにかけているのが小肥り
で品のあるマダム風の女性に変わっていること
くらいだ
35年を積み重ねたあのかわいかった女性だ
この人も一人で人生の黄金期を三畳ほどの店で
過ごしてきたんだ
わが駅ビルにある店で老舗だったレストランの
K屋が先日の日曜日で閉店した
ご近所の店も酒屋意外はずいぶん変わってきた
客商売を同一店舗で30年以上も続けることは
いまどき奇跡に近い
会社が経営していたら続いていなかっただろう
個人だったからこそ続いてきたのだと思う
も頼れず逃げることもできず
すべてを自分の責任でやらねばならないことがら
人間を強くしていくと思う
自分も40年をひとり歩きしてきたが休めない
客商売ではなかったのでいい加減だったなあ!
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