昨日より今日を!今日より明日を! 夢と希望がある限り命輝かせて生きていこう!

「夢を描こう!」「 夢を語ろう!」 「夢を形にしよう!」 楽しもう76歳を!

自分に何ができるか、安藤忠雄さんの私の履歴書。

2011-03-31 20:55:52 | 輝いて生きる



11日の大震災以降、暗い、重い、何もできない苛立ち
さえ覚えながら、新聞記事の張り合わせをすることに
とどまって一歩を踏み出せない日々を送ってきた

新聞をめくっても大震災の悲惨な記事のオンパレード
が続いてきたが、そんな中で唯一待ち遠しい思いで
読んでいた記事がひとつあった

今月3日にも書いているが、建築家の安藤忠雄さんの
「私の履歴書」、日経新聞を定期購読をして30数年
になるが、こんなに感動的に読んだ履歴書は少ない
こんなに勇気をもらった履歴書はない
ほんとうに読み応えのある内容だった

学歴も背景もなかった安藤さんが東大やアメリカの大学
で教授をし、文化勲章まで受章されるに至ったのはなぜ
だろうかと、そんな思いで読み始めたが、期待を遥かに
こえるものだった、おそらく、安藤さんは設計に向かう
時と同じような強い意志と熱意で打ち込まれた内容だと
感じた

驚いたのは毎日の連載記事の原稿が用意されていたもの
ではなかったこと、それは途中で起きた今回の大震災の
ことにも触れる記事がかなりあったからわかった



何がよかったのか、とてもまとめきれないので割愛する
が最終回の本日号に次のようなことが書かれていた・・

・・・・・
今回の震災も含めて日本人が過去にこういう時こそ一人
ひとりが自分に何ができるかを自らに問わねばならない。
日本人は歴史上二度の軌跡を起こした。
(明治維新で幕藩体制から一気に国家をつくった、戦後の
軌跡の復興を指している)
そして今再び軌跡を起こし、何としても日本を復活させな
ければならない。・・・
それには「人間性を育む教育を行い、自分なりの価値観を
もつ自立した個人をつくり、家族や地域への愛情をもった
日本人の国民性を回復しなければ、未来は見えてこない。
・・・・・・



安藤さんは、もしかしたら東北の被災地の復興にすでに
プランを持っているに違いないと思った

今日で被災地は21回目の夜を迎えている
あれだけの東北の被災地も日々に変化している
あれだけの想像を絶する地獄絵図となった被災地も日々に
テレビの画面から変化が見えてくる

避難所の子どもたちが
自分たちができることを考え
自分たちで進んで動いている
いつのまにか笑顔が包んでいる

何もかも無くして
明日がまったく見えないのに
生きていること喜んでいるように

避難所での卒業式
架設住宅も建ってきた
たった21日目なのにもう立ちあがって歩き始めている
人の善意にばかりすがっていては先が見えない
悲しんでいるひまがないんだろう

卒業生がランドセルを母校に寄贈、陸前高田市米崎小学校 菅原優樹さん


自分に置き換えてみるとあの日から何が変化したか
どんな一歩を踏み出したか
周囲も何もかわっていないなあ

安藤さんと比較しては失礼だが
ブログを書き続けて四年近くになるが
だれかのためになっているのか
どんな意味があるのか
誰か待っている人がいると感じたことがあるか
やっぱり甘いなあ


昨日、悲しい連絡があった
避難地から被災した地域の様子を把握するため帰った
知り合いからの信じられないメールを送ってきた

親しくしていた市のウォーキング団体の会長夫妻が
行方不明になっていたという
奥さんには昨年10月の奈良国際スリーデーウォーク
で会話を交わしながら楽しく歩いたことがあるだけに
なんとも痛ましい知らせだった


いつ、なにがあるかわからないと言いながら「明日」
が約束されているかのように錯覚していることを気付
かされた

今日で3月が終わる
明日から4月、新社会人の一歩が始まる
あさってはその人たちと出会いがある。

天皇、皇后さまが東京武道館の避難所へ


手作り壁新聞「号外」を発行 石巻日日 近江さん







ひとりの小さな手。震災20日目。

2011-03-30 20:33:02 | 輝いて生きる



福島市で経営者の修行をしている勉強会メンバーの
Yさんから電話がかかってきた
ネットワークで聞いてはいたが本人から震災の影響が
少なかったと聞かされてほっとした

宮城県や岩手県の経営者仲間の会社の支援に乗り出す
ための体制づくりをしているところと聞いて偉い!
ことばや文字できれいごとを並べているわが身を叱り
たくなる

まもなく新人さんと勉強会が始まる
参加者名簿を見たら東北地方の出身者が15名もいる
勉強会がすめばそちらに配属されるのかもしれない

果たして仕事があるのだろうか
お客さんのところで復旧の手伝いになるかもしれない
いずれにしても苦労が目の前に見えている

そんな若者に向かい合って
なにを、どう、教えてやることができるやら
最初に出会う自分の役割は重たい

そのためにもこちらの気持ちを強く持って
不安を取り除き希望の灯りが灯せるように
きちんと向き合ってやらないといけないな

震災から今日で20日目になる
いつまでも震災に引きずられないように
こちらも自分の再生に目を向けて
4月からの新年度(71歳スタートの月)に備えたい


何気なくなつかしい青春曲のCDを聞いていたら
ちょうどいまの気持ちを歌っているような曲に出会った


 ひとりの小さな手 何もできないけど                  
 それでも みんなの手とあわせれば
 何かできる 何かできる

 ひとりの小さな目 何も見えないけど
 それでも みんなの瞳でみつめれば
 何か見える 何か見える

 ひとりの小さな声 何も言えないけど
 それでも みんなの声が集まれば
 何か言える 何か言える

 ひとりで歩く道 遠くてつらいけど
 それでも みんなのあしぶみ響かせば
 楽しくなる 長い道も

 ひとりの人間は とても弱いけど
 それでも みんなが集まれば
 強くなれる 強くなれる

今日の記事

想定外の想定外


思いでの品

「ひとりプロジェクト」震災地に絵本を!

2011-03-29 19:11:47 | ひとりごと


思いは通じる!
昨日、雑誌を被災地に送る「ひとりプロジェクト」はとん挫したが
その気持ちが通じたのだろ、自宅に戻り夕刊紙を広げたらなんと

「子供たちに絵本を」編集者ら、全国に呼び掛け

という被災地に絵本を送る「絵本プロジェクト」の立上げ記事が
目に飛び込んできた

思わず”やった!”

記事は次の通り(日経新聞23年3月28日夕刊大阪版)



〒020-0013 岩手県盛岡市愛宕町14-1 盛岡市中央公民館
           「絵本プロジェクト」 ℡ 019-654-5366

「絵本プロジェクト」の代表をしている人は皇后さまの翻訳を
された絵本なども出版している編集者、同じ70歳と知って
引っ込んでいるわけにはいかない

こんなことなら簡単なこと、この活動に参加しよう!
はるか昔に子供に買い与えた絵本が本箱にいっぱいあるので
さっそくその中からきれいな数冊を選び出し
また、阪神淡路大震災のシンボルとなっている
はるかのひまわりの絵本二冊も添えて化粧直しし
ひまわりの種も同封し昨日の郵便局の窓口へ行った



局員さんも昨日のこと知っていて丁寧に応対してくれ
配達も可能地区で2日内には届くことが確認できたので
無事に送り出すことがでた

あーよかった!
うれしさと安堵感で、なぜか189円のポテトパン一個を
買っていた


大阪から東北は遠すぎて「思い」だけでは伝わらないかも
しれないので「思いやり」を伝えるためにどうしたらいいか?
(どこかで聞いたようなセリフ)
こんなことで伝わるかどうかわからないがこれが最後ではない

ということでささやかなことだが、ひとりのプロジェクトで
止まるのではなく、一人でも賛同者を広げていきたいので
このブログや関係する掲示板で「絵本プロジェクト」を
を呼び掛けていくことにした

このブログを訪ねてくださっている方へ

はじめてのお願いをすることになるが
もし、お家に眠っていて譲れる絵本があったなら
「絵本プロジェクト」にご協力をしていただけないか
ぜひ、よろしくお願いしたい

ただ読んでいただくだけで終わるならさびしいこと
このブログから善意の輪が少しでも広がることを願って
よびかけたい
そんな思いでここに書かせていただいた

郵便事情が回復すれば雑誌も歓迎されると思う
近々、友人がボランティアに行くというW倶楽部のメンバーが
さっそく雑誌を持たせると反応してくれた、うれしい。

こんな記事が・・・


自分にできることは必ずある!震災18日目。

2011-03-28 19:13:15 | ひとりごと



昨日は「少年ジャンプ」を見つけられなくてがっかりしたが
自宅には息子が幼稚園から高校まで読んでいた本が沢山ある
それを送ることも考えたが古くなっているので果たしてどうか
やっぱり新しい本か雑誌がいいだろうと「少年ジャンプ」に
こだわることはやめて朝から近所の二つ書店に行ってみた

「少年ジャンプ」はなかったが息子が読んでいた記憶のある
「コロコロコミック」や「ドラえもん」等の新刊書があったの
でそれらにプラスしてやっぱり本を送ることにした



テレビで紹介されていた避難所になっている小学校と元幼稚園
の大まかな所在地を確かめで郵便状況と送り方について郵便局
へ相談に行った

調べてもらうとこちらが選んだ宮城県と岩手県二ケ所の避難所へは
①まだその地域へ配達ができておらず開店している郵便局までになる
②荷物はそこまで引き取りに行かねばならないこと
③引き取り人の名前とその人へ連絡する電話番号が必要である
④10日くらいはかかること

日数は別として②と③は知り合いがいないのでどうしょうもない
”お気持ちはわかりますが現状はそういうことになっています”
と若い男性の局員がすまなさそうに言ってくれたが

くそ! 悔しい!

けれどこの本を送るプロジェクトはあきらめざるを得ない
くそ!くそ! 歩きながら小さな声でつぶやき続けた
書店のコロコロコミックやドラえもんがこっちをじっと見て
東北へ行きたい!と言っているようですまん!

学生時代にクラブ活動でへき地の小さな分校で合宿したことがあった
お世話になったお礼に個人的に絵本を数冊送った記憶がよみがえって
「少年ジャンプ」から具体的な行動にジャンプしかかったが残念!

でも、まだあきらめたわけではないぞ!

”何をしていいのかわからない”と言い訳をすることは簡単だが
”何かできることはある”とそれを基準にすればあると思っている
義援金で支援したと思って納得させたららアカンな。

行く人


来る人


戻った笑顔




東北高校、立派に闘った!実は仕事場のビルの隣のホテルが宿舎だった



少年ジャンプを捜して・・・被災地へ贈り物に。

2011-03-27 19:24:06 | ひとりごと


朝日新聞を買って読んでいたらこんな記事が目についた

「ジャンプ1冊 ほほえみ100人」

「週間少年ジャンプ」の最新号が届かない仙台のある書店で
客から譲り受けた1冊の週間少年ジャンプが100人以上の
子どもたちに立ち読みされているという記事

記事は次の通り(朝日 23.3.26)


この記事を読んでとっさに思った(たんじゅん!)
よし、大阪中の書店に「少年ジャンプ3/19」をさがしに行こう
手に入ったら小学校が避難所になっているところに送ろう!

昼食を済ませて新大阪から「少年ジャンプ3/19」さがしへ
あるだけ買ってやろう!
空のリュックに袋も用意して意気揚々とでかけた
何冊も手に入るものと簡単に思っていたが甘かった・・・
駅構内の書店やコンビニに行くとそんな本はなし

よし、大阪駅から御堂筋の両側にある書店とコンビニ全部に
行くことにして、むかし飛び込みセールスをしていた頃のこと
を思い出しながら、まず一件、と行ったがまるでダメ

週間のようだから3/19の次号が今日出ているかもと思って
「少年ジャンプ」を頼りにさがしたが見当たらず、とうとう
地下鉄本町駅でギブアップ・・・というより明日の月曜日に
さがしたほうがいいかもと納得させた

道中、お初天神にお参り


お初天神の桜がほころびてきた


市役所


こんにちは


北御堂により親鸞さん、蓮如さんに震災に遭われた方、行方の
わからない方をお探しくださいとお願いした
親鸞さん

蓮如さん


原発の状況が進展しないために福島県では原発周辺の住民に
集団移転を進めているようだが簡単ではなさそうだ

どちらも辛い!


大阪でも節電、繁華街の名物ネオンも自粛、夜の街も客足が
なくて商売にもならないらしい



今日、寄ったコンビニすべてに単一の電池は一つもなかった

えっ?桜? いえ、アーモンドの花

御堂筋にアーモンドの花が可憐に咲いていた


しばらくさようなら

あたたかい支援の輪が広がる


一歩が踏み出せなくて・・・震災16日目。

2011-03-26 22:24:20 | 輝いて生きる



また今日も寒かった!で始まる日が続く
今日こそ、しっかりウォーキングをして来週末からの
新人さん相手の仕事に気持ちを入れ替えておきたいと
思ったが気分がのらなくて一歩を踏み出せなかった

あー、まだ、早いぞ!とささやきが聞こえるようで
朝からまた、新聞、テレビに目が行ってしまった

ご近所散歩にでかけてみたが冷たい風に吹きつけられて
早々に引き揚げて仕事場へ来て読書で時間をつぶした

こんにちは!


おそい梅


菜の花


被災地は半月たっても死者と行方不明者は増えるばかり
痛ましいのは児童・生徒の184人が亡くなり
885人が不明になっているそうだ

卒業式を終えがれきの道を子供たちが「がんばろうね」
と声をかけあっている記事には胸が熱くなった


被災地には被災者やボランティアの人たちがさまざまな
工夫をしながら過ごしている模様が伝えられている

神戸からの「足湯隊」


子供たちのかたたき隊というのもいたな

NHKで報じていた自閉症のマサキ君の避難所で弾く
ピアノは希望の音色・・・音楽は人の心をいやすね

今夜も被災地は寒いだろう、風邪をひかないよう
元気に明日の朝を迎えとほしい。


被災地のあおぞら教室、震災15日目。

2011-03-25 21:52:31 | ひとりごと



解決への進展がなかなか見えない福島原発事故の現状だが
昨日作業中の3名が原子炉内の1万倍という放射性物質で
被爆したそうだ

3号機の原子炉から放射性物質が漏れ出している可能性が高いと
発表があった

また初めて爆発後の建物の上空から自衛隊が写した映像が公開
されたが、すさまじい崩壊の映像からあれでよくいま程度で
おさまっているものだと恐怖心を覚える

政府から20キロから30キロ内の住民に自主避難を呼び掛けて
いるがなんだかあいまいではっきりしないな
理由も不明確、これじゃ先の見通しもたたないぞ!


今日こそは明るいニュースのブログにしたいと思いつつまた
こういう心配ニュースになってしまった

ここから明るいニュースにしよう

◎気になる9歳の少年の件

きのうの「気になる9歳の少年」の件に12人から検索で
アクセスがあった
同じように案じて情報を求めている人がいるのだ
りるるさんという方から下記のコメントをもらった
ありがとうございました
すこしだけ安心! 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大丈夫ですよ(^^) (りるる)
2011-03-25 04:38:12
私もずっと気になっていました。
男の子は顔見知りの理髪店の方が声をかけてくれていま
そちらの家にいるみたいです。

そして、いとこの子と再会ができ、笑顔が戻ったみたいです。
早く両親とも再会ができるといいと思います。
人を救ってくれるのはやはり人なんだと思いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◎避難所のあおぞら教室 宮城県南三陸町志津川小学校(日経)


 あおぞら教室 宮城県南三陸町志津川小学校(産経)
 青空は君たちのものだ、でっかいふるさとの絵を描いてや!


◎一人で高齢者宅を巡回訪問している南三陸町の看護師長さん


◎やっぱり孫はかわいい希望の灯り 


◎はい、よろこんで!の新大阪駅の庄屋へ食事に行った
お気に入りの焼き魚定食

◎顔なじみの店長さん、ここは背中なじみの店長さん!


この会社の社長、専務さんは東北に炊き出しに行っているそうだ

あしたはもっといいことが書けたらいいなあ。

北国の春、今日で震災2週間目。

2011-03-24 21:58:29 | 輝いて生きる



きのう東京都の水道水から幼児の摂取基準を超えたヨウ素が
検出されたので水道水の摂取制限を発表していた
そのために東京ではミネラルウォーター求めスーパーやコン
ビニに幼児を持つお母さんたちが殺到して売り場から水が
消えている映像が流れていた

幸いに今日は基準値内に下がり摂取制限解除が発表されたが
ニュースに右往左往させられている人たちこそいい迷惑
ここにも福島原発の影響はとどまらない

大阪市水道局がつくっている水の「ほんまや」に「ほんまに」
東から大量の注文がきているそうで市は増産体制に入ったと
報じている



あまり過剰になることではないと専門家は説明をしているが
水、野菜等、生活と健康に不可欠な商品は神経質になるのは
当たり前のことだが次から次へどこまで広がるのやら

それでもこんなうれしい記事も目に付いた、きのうブログもに
書いたが卒業、進学、若い希望が芽吹き始め北国の春がきている
被災された町を再建していくのはこの人たちが担っていくのだ

おめでとう 女川第一小学校の卒業生!

おめでとう 石巻市石巻高校合格発表!


この子たちに言いたい、負けるな、君たちは希望の灯りだ!


JR西日本では4月11日から電車の間引き運転が始まると
報じている、東北にある車両部品メーカーが被害を受けて
部品の調達ができないためらしい
通勤時間帯は除くらしいがそれにしてもまさかここまでも

今日も寒かった
寒風の中にいつものように仕事場前の街路に白いこぶしのが
可憐に咲いてきた
・・こぶし咲くあの丘に 北国の ああ北国の春・・・
千昌男の北国の春に歌われたこぶしは東北の花なのだろうか
今年もきっと咲いてくるよ
そしてみんなが北国の春を歌える日が早くきてほしい。





 白かば 青空 南風
 こぶし咲くあの丘
 北国の ああ 北国の春
 季節が都会では
 わからないだろと
 届いたおふくろの
 小さな包み
 あの故郷へ帰ろかな
 帰ろかな

 雪解け せせらぎ 丸木橋
 カラマツの芽が吹く
 北国の ああ 北国の春
 好きだとお互いに
 言い出せないままに
 别れてもう五年
 あの娘はどうしてる
 あの故郷へ帰ろかな
 帰ろかな

見えない恐怖、どこまで広がる震災13日目。

2011-03-23 22:34:33 | 輝いて生きる


今日も寒かった・・・
被災地の明日の最低気温はのき並みに-2度から4度
週末まで雪マークが続く
お天道さん、大阪は雨でいいから晴れマークを運んでおくれ


もうひとまず気持ちを普段のレベルに戻さなければ・・と
気持はブログのロゴ(上)に託そうと思っていたが
ついついテレビや新聞を見るとやっぱり現実に引き戻される

このブログに岩手県釜石市からアクセスが続いている
防波堤の記事を書きこんだことがきっかけなのか
あちらのブログから現地の厳しい声が見える

http://www.kamaishinet.jp/  かまいしnet

その釜石市、避難場所の小学校で避難生活をしている模様や
復帰に不眠不休で働いている市の職員さんが放映されていた

職員も同じ被災者、しかし、家族のことは顧みず、亡くなった
職員の分も働かなければならない
車が本宅だと佐々さんという職員さんが話していたが辛かろう
今日をどう生きるか!そのことで精一杯だそうだ

そういえば亡くなった24歳の若きおまわりさんのことが
記事になっていた、住民を避難させていた・・・



それでも明るいニュースも報じられるようになった
避難者と同じ体育館での卒業式、汚れた卒業証書、高校の合格発表
若い人の笑顔にみんなが救われる

ソフトバンクに孫社長が現地に入り被災者受け入れや雇用の
呼び掛けに駆け付けている記事を目にした
同じプロ野球のオーナーもいろいろ、こういう時に違いが見えてくる



テレビに向かって連絡のつかない家族や知り合いに訴える
メッセージを聞いていたおどろいたのは

 ”元気だから心配しないで”

とお年寄りが口々に言っていたこと
これが日本人の国民性と海外から賞賛されていることなのかも
しれないがそれにしてもよくぞそこまで冷静に言えるものだ



大阪ではボランティアの志願者?申込者が多くて教会では
今日、事前の説明会があったそうだ
意気込みだけで行くと現地で迷惑をかけるからだそうで
大阪ではまだ行くことをストップしているという

現地のニーズと調整して必要な時に必要な人を送るのだろう
なにしろ長期戦になるのだからボランティアは力になる



海外からも日本へ励ましの声が続いている


(タイ・バンコク仏教寺院)

夕方、東京都金町浄水場の水道水から水道に放射線物質が
混入しているという発表があった
乳児の基準値を超える放射性ヨウ素が検出されたそうだ

えっ?東京の水道に?

福島県、茨城県の野菜からも食品衛生法の暫定規制値を超える
放射性物質が検出され出荷停止になった!
いずれも福島原発に起因していることは間違いないがこちらも
依然と解決のめどがたっていない

どこまで広がる震災の拡大、水や空気は見えないから
余計に恐怖が募る

甲子園の選抜高校野球が開幕した
球児の熱戦が被災地だけでなく日本国中の沈んだ顔に
春の風をプレゼントしてくれるに違いない。


震災12日目、気になる9歳の少年!

2011-03-22 22:04:29 | ひとりごと



今日は冷たい風が吹き荒れてまるで冬に戻ってきた
ような一日だった
東北地方はさぞや寒かったことだろう

毎日どうしても気になる男の子がいる
16日に朝日新聞の記事としてブログに取り上げた
父、母、祖母、いとこ二人の名前を書いたカードを
持って避難所を探し歩いている9歳の少年のことだ

「捜す 僕の手で
   父さん母さん、今どこに」

  明日もくるからね・・・



あれから毎日、ネット検索をしているのだが
その後の消息をつかむことができない

あれから両親に会えたのだろうか
まだ見つかっていないのだろうか
今日の東北は寒かったはずで心配になる


大阪府では今日から避難者の受け入れが始まった
2000戸の府営住宅が用意されている
元気で明るくて面倒見のいい大阪に来てほしい


昨日のブログで防災の専門家。河田先生の著書にも
釜石市の防潮堤がしっかりしいると書かれていたと
紹介したが今日の日経新聞にも同じような記事があった

最新鋭の防波堤や防波堤でも防ぎきれなかったことで
被災地以外の自治体で避難場所の見直しなどを検討し
始めたそうだ

防波堤があるという油断があったのかもしれない・・と
県の担当者も言っているそうだが

写真で見て驚いたのは、津波で破壊された防波堤の姿で
残っているのがわずか、大半がなくなっている
釜石港の海上に高さ約6㍍、全長約1.6㌔、総工費が
1200憶円、耐震設計を取り入れた最新鋭の設備
M8.5クラスの地震を想定していたそうだ



「津波災害」を読んで津波のメカニズムがわかってくると
5メートルの津波なら5メートルの防波堤で防げるという
程度の理解しかしていなかったことが恥ずかしくなる


明日から甲子園の選抜高校野球大会が始まる
わが市から出場する履正社高校の最寄り駅に掲げて
あった横断幕も震災後に外されていまはない

入場行進もない質素な大会になるそうだが
選手にはグランドで大いに熱闘を見せてほしい
被災地の人はその姿を楽しみにしていると思う。

津波災害に備えて、震災11日目。

2011-03-21 18:59:22 | 輝いて生きる




(春分の日、釜石市泥だらけの「不屈の日の丸」産経新聞)

朝は小雨、夕方から春らしい日差しが窓から
いっぱい入ってきた
お天道さんは被災地に行ってくれたやろか!?

新大阪駅新幹線みどりの窓口は長い列が続いていた
三連休を一時避難で帰郷していた人たちだろうか
女性トイレも通路にまで行列であふれていた

いつもとは人々の様子も表情もたしかに違う
大震災のかなしみの顔なのかもしれない
心は静かに被災地にあるのだろうか

昨日救助された86歳のおばあさんと16歳の少年は
健康状態もいいらしい
生命にも別状ないようでほんとうによかった!




書店に寄ったらこんな本が目に付いた

     必ず、来る!
 「津波災害」- 減災社会を築く-
    河田惠昭著



2010年12月17日発行されたばかりでまさに
今回の震災、とくに津波災害を予言しているかのよう
なタイトルに驚き購入して少し読んでみた

著者は元京大防災研究所所長で現在は関西大学の
教授をされている防災学者、阪神淡路大震災以降
テレビにもよく出ているおなじみの研究者だ

記憶にまだ新しい2010年2月27日に発生した
チリ沖地震に際して、その時に出された避難指示や
避難勧告に実際に避難した人が3.8%(168万中)
でとくに津波常襲地帯(1道7県)の住民は5.1%
(74万)が避難したに過ぎなかったことに衝撃
「これでは大変なことになる」というのが本を書く
きっかけになったそうだ

これでは近い将来確実に起こることが予想される
東海・東南海・南海地震津波や三陸津波が来襲すると
万を超える犠牲者が発生しかねないと書かれている
ことが数ヵ月後に現実になったことに大変驚いた

もちろん、今回の津波は地震発生後15分から20分
後に新幹線並みのスピードで来襲してきた津波から
ので避難することはとても無理だったと思うので
油断があったとは言えない

本には釜石や大船渡市は立派な津波防波堤が作られて
いると書かれているがその防波堤が役にたたなかった
のだからいかに想定外の津波であったかわかる

いま、こんなことを書くのは被害を受けた人々にムチ
打つようか気がして辛いことだが、日本だけでも阪神
淡路大震災以降、次々と大災害が発生していることを
思うといつ、どこで、なにが起きても不思議ではない
という危機意識と備えをしておかないといけないと思う

「水は昔を覚えている」という一節が本にあった
昔、海だったところや湿地帯だったところが市街地などに
発達していても、いったん洪水や高潮、津波氾濫が起こる
と昔の海や湿地帯に戻るということだ

東京駅の「八重洲」や大阪駅の「梅田」がそうだといい
東京や大阪の例や全国津波危険地帯のことも書かれている

地元大阪のベイエリアを歩いたり市内の橋めぐりをして
大阪が津波に襲われればひとたまりもないと思っていたが
水都大阪も津波には危ない街であることを改めて認識した

数年前に和歌山県の海辺に近い熊野古道を歩いていたとき
電柱や建物に「海抜××メートル」という表示を至る所で
見かけたが、大半がひとけたメートル、今回の津波を思うと
ぞっとする

(和歌山県印南町で 2006.4.30)

(和歌山県御坊市で 2006.4.30)

東海道五十三次歩きで見た小田原市の標識(2009.12.22)


今回の震災がなにもかも「想定外」ということばで語られて
いるが、それを「想定内」のレベルに上げないといけない
のだろう、まず意識レベルからだ



三連休もとうとうご近所散歩程度でほとんど出かける
ことも、とくに何かをするでもなく、夕方を迎えた
もう気持ちを切り替えていかないと・・・・。

80歳のおばあちゃんと16歳の孫少年が救出された!

2011-03-20 18:07:26 | 輝いて生きる



大阪は昼前から雨になってきた
被災地はどうなんだろうか
お天道さん、しばらくは被災地にいてください

昨日の原発3号機への放水作業による冷却効果があったようで
緊急の危険は回避されたのか今日は夜から作業を始めるらしい

危険の伴うその作業をやり遂げた東京消防庁の冨岡豊彦隊長が

”隊員はみな士気が高いから一生懸命やってくれた
残された家族ですね
本当に申し訳ない
この場を借りておわびとお礼を申し上げたい”

とインタビューに10秒ほど沈黙後、涙を浮かべ声を震わせながら
そう話していたのには泣かされた



国を救うという強い使命感があったからだろうが被爆の状況の
中で決死の覚悟をした上で長時間の放水作業を行った隊員さん
には心から感謝申し上げたい

今日20日正午現在の発表で
亡くなった人は8133人
行方不明の人が1万2272人
両方で2万人を超えたそうだ


横浜の弟の伴侶の話で、食品の確保がままならないという
トイレットペーパーもないというのであわてて送った
どうやら買占めがあるらしい

首都圏で騒ぎが起こると全国に波及してしまう
都内にいる息子はなんとかなるからと言ったまま連絡もなし
節電も大事だが買占め行動もなんとかならないものか・・・

オイルショックの時、トイレットペーパー事件が発生したのは
大阪の千里NTから、実はその時、そのNTに住んでいたが
わが家は走らずそれでも困る前に解決した、気持はわかるが
一時の辛抱、少しずつ控えめにしておれば解決すると思う



セ・リーグの開幕が25日から29日にたった4日の延期で
決まったらしい
理事会では5チームはもっと延期、もしくはパ・リーグ並み
を主張したらしいがGさんが反対して29日になったそうだ

話にならない横暴、いまに始まったことではないが
選手や野球ファンの心情をばかにしている
「セ・リーグ」から「G・リーグ」に変えたらどうや!

「試合をするのが責務」という東京G軍の代表
「任務を全うする」という東京消防庁隊長
 同じか違うのか

 王さんが福岡で募金活動をしている姿をテレビでみた
 王さんこそ、コミッショナーになってほしい!




春よ来い、もっと早く春よ来い!

2011-03-19 18:43:04 | ひとりごと



避難所にも春が・・・卒業式!


普段なら待ちに待った三連休の初日だが今年は違った
本日から2泊3日で伊勢街道歩きに出かける予定を
早くからたてていたが大震災で亡くなった人や
被災地で辛い日々を過ごしている何十万の人のこと

厳しい状況にある原発のことを思うととても気持よく
歩ける心境ではないのでしばらく封印とした
せめて好きなことを我慢して心を被災地に寄せたい

4月13日の71歳の誕生日に伊勢神宮にゴールする
こだわりを持っていただけのこと、それを解除すれば
たいした問題ではない
そのうち自分の気持を許す時がきたら気持ちよく伊勢
街道へでかければいい、その日がくるまで・・・

午前中はお天気もよかったので近所の緑地公園を散策
甲子園球場の32倍の広大な公園は陽気につられて
春の花が咲き誇り桜もつぼみが目立ってきた



こんにちは




春いっぱいの花を被災地に届けられるなら届けたい
被災地にも春よ来い、もっと早く春よ来い!

この公園も阪神淡路大震災ではかなり傷んだものだ
間もなくボート遊びが見られる池も震災後はすっかり
水がなくなり干上がった



また大阪府でもっとも被害が大きかった兵庫県に隣接
するわが市は架設住宅がグランド一面に建てられた
その光景はいまでも目に焼き付いている



今日の新大阪駅は大きな荷物を持った人が目立った
東から実家や人を頼って避難してきた人かもしれない

原発事故が依然と解決できないままに避難の範囲は
ひろがり全国規模で迎えるニュースが具体化してきた

地方分権で注目されている「関西広域連合」が支援
にすばやく動き出した
避難所単位で被災者を数万人受け入れるとして各県の
受け入れ先を発表した

岩手県→大阪府、和歌山県が受け入れ

福島県→京都府、滋賀県

宮城県→兵庫県、徳島県、鳥取県

被災者の受け入れだけでなく物資の提供、職員派遣
まで手厚い支援をするという(奈良県は未加入)



今日も原発3号機への地上放水が続けられている
冷却効果は明確に進展はしていないようだが必死の対応
をしている自衛隊や東京都の消防の人達に被害が出ない
ことを祈るばかり

原発各建物の損壊状況が公開されたが想像以上にひどい
よくあの状況で放射能漏れに至っていないのか不思議な
くらい、素人だから余計に怖い。

今日で1週間、長い、重い、辛い日が続く!(8日目)

2011-03-18 20:56:31 | ひとりごと



今日で震災1週間、日に日に悲しい数字が大きくなっていく
18日午後2時現在で亡くなった人は6539人
ついに阪神淡路大震災の6434人を超えた



自然災害で亡くなった数で戦後最大になったそうだ
まだ行方が分からない人が1万354人で
死者と合わせると1万6893人、途方もない数字


ぼくも並んで


福島第一原発3号機への海水放水作業は今日も続いている
原子力安全・保安院は事故の事態の深刻さを示す暫定評価
を「レベル5」に引き上げたと発表した

これはスリーマイル島の原発事故と並ぶレベルだそうで
チェルノブイリ原発事故は「レベル7」だったから
もし解決しないでこのまま推移するとどうなるのか?

3号機だけでなく1、2、4号機も解決していない
放水作業は明日も続くそうだが効果はどうなのか
広島出身だから放射能というと異常に反応する

そんな深刻な事態が続き世界中が注目しているときに
プロ野球のセ・リーグは25日に開幕をするという
パ・リーグは来月12日に開幕を延期すると決定した

選手の総意は「こんな時、野球をしていていいのか!」
選手会も延期を要望しているのにセ・リーグ理事会は
「プロ野球の責務」と突っぱねている

元G、オリオールズの上原選手が、強行開催の先導役に
なっている元チームに「・・・そんな中でナイターをやる
なんて正気の沙汰じゃない」と憤慨しているそうだ

”たかが野球選手!”と言った人がいたが
いまもそう言いたいのだろう

野球選手である前に彼らも一人の社会人として事態の
深刻さを受け止めた上で、野球選手としていまなにを
すべきかを必死に考えているのだと思う

今日はタイガースの主力選手が大阪梅田で街頭に立ち
義援金を募集していた
大リーグの選手も積極的に募金活動をしてくれている

あの同時多発事故の時、大リーグのコミッショナーは
3時間後に以後の試合を中止と決めた

日本のコミッショナー、球団のオーナーはなさけない
その点地域密着のJリーグのほうがすっきりとしている
国民が利益を失っているとき野球はビジネスと言いきって
選手やファンの声を無視してまで開催して何が伝わる

人気の「セ」は過去のこと

人気は「パ」ときっとなるぞ

わが広島カープはなぜ反対しないのか
一番よくわかっているはずなのに
石井琢郎選手のブログを見てほしい

甲子園の選抜高校野球の開催が最終的に決定した
期間の区切られた高校野球の純粋なプレーは元気をくれる
プロはシーズンが長い、いくらでもプレーで見せられる

ストをしろとは言わないが選手会も問われている
ファンは選手の気持ちを応援するからとことん主張せよ!

東京ドーム一試合分の消費電力は6000戸分になるそうだ
首都圏に3チームもあるセ・リーグ
それでもやるならデーゲームでやれ!






冬に逆戻りの7日目、春よ早く来い!

2011-03-17 23:25:23 | ひとりごと



昼間に粉雪が舞っていた、冬に逆戻りしたような一日だった

東北の被災地は一面の積雪で真っ白、がれきも白く覆われて
テレビ画面から見るだけでも被災者の方には厳しすぎる光景

灯油やガソリン、燃料がない、暖房がない
低体温症で亡くなる人がいるという
今日もお天道さんはどこへ行ったのやら

きのう当たりから福島第一原発事故のニュースが紙面やテレビ
画面のトップに来るようになった

14日に起きた原発3号機の水素爆発では建屋が吹き飛んだが
使用済み核燃料を格納しているプールの水が蒸発しているため
温度が上がって放射性物質が漏れだす危険がある

空から自衛隊のヘリが冷却用の海水投下作業を4度も行った
夕方からは自衛隊の消防車による地上放水作業も始まった
まだ投下の効果は確認できていないがなんだか期待できそうだ



その原発のことも気になり横浜へ避難した知人のOさんは早速
今日から道端に立って募金活動を始めたと連絡がはいった

なにをしたらいいのやら?という前に一人でもできることから
はじめるOさん、PCの前でそう書き込む自分が恥ずかしい

東京は大規模停電の恐れがありと発表され電車の運行本数を減らす
など駅は大混乱寸前だったが節電の効果があり回避したという
工場やデパート等、企業の節電協力もあったらしい

大阪府が2000戸、大阪市が500戸の避難住宅の提供を
発表した、他自治体よりひとけた多い、大阪へ来てほしい

鉄道、道路、港湾、空路、ライフラインが少しずつつながって
きたので支援物資が遅れると思って待っていたら

自治体の支援物資の受け付けを創めるところは少ないようで
大阪府もいまのところ受け付けは発表していない
それに防寒着は用意しているが物資品も限定されているようだ

不足している電池をパナソニック大阪が24時間フル操業体制
で生産にはいったという、もう少しの辛抱だ

今日で7日目、新聞、ラジオ、テレビは、大震災のニュースで
埋め尽くされている
それでも明るいニュースが少しずつ報じられてくるようになり
春がきたようでうれしい



気になるのは昨日の9歳の男の子、両親に会えたやろうか?

今夜の被災地はマイナス3-4度にもなるらしい
お天道さん、明日は東北へ行っておくれ!