田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

昭和の寺子屋⑥

2021年09月16日 20時56分00秒 | 昭和の寺子屋、田園調布本町
食べること(その1)・・お酒を飲む理由   父「大介、人の生活に必要なものは何だろう?」 大介(15歳)「それは衣食住だよ」 父「そうだね、食う、着る、安心して住めることだね。でも人間は他の動物と違うね?」 大介「確かに。人間は特別だ。大昔は食べ物を得るのに大変だったのでしょ?」 おじいちゃん「昔は、食べものを得るのに野山を走り回っていた、それも集団でね」 . . . 本文を読む

昭和の寺子屋⑤

2021年09月15日 22時10分42秒 | 昭和の寺子屋、田園調布本町
いますか神様って? あきら(16歳)「神って存在していますか?」 おじいちゃん「神の存在というのはね、自然科学が扱うもんじゃないの。人間の心の問題だよ」 あきら「どこにもいませんか?」 おじいちゃん「宇宙を探しても、お月さんを探してもそんなものはいないの」 母「おじいちゃんの神はこの世にいないの?」 おじいちゃん「この世にはいない。でも神は1人ひとりの心の中にいる。おじいちゃんの心にも神は住んでいるよ。そう思っておじいちゃんは26歳の時キリスト教の洗礼を受けたよ」 . . . 本文を読む

昭和の寺子屋➂

2021年09月15日 21時14分13秒 | 昭和の寺子屋、田園調布本町
まあちゃんと父との対話 まあちゃん(20歳)「ねえ、お父さん、教科書で見たわ。“西郷提灯”って何?」 父「鹿児島ではね夜道を西郷隆盛だけが提灯を持 って歩くことを“西郷提灯”というんだ、 暗い夜道だから誰も恐いのだ、でも西郷さんは自信と勇気を持って堂々と歩く。そうすると多くの人はそれにぶら下がりついて行く。それを風刺して“西郷提灯”と言っているのだよ」 まあちゃん「誰も自分の提灯を持たないのね」 西郷提灯とは何? . . . 本文を読む

昭和の寺子屋②

2021年09月15日 21時08分27秒 | 昭和の寺子屋、田園調布本町
平和憲法は知性の花束   おじいちゃんは平和憲法を台無しにしそうな気配があるのをとても心配しています。いい年(80歳)ですがチコちゃんにも教えてもらい、一市民として何ができるかを考え、皆様にもお問いかけをしたいと思います。人が働くのは、家族という器。地域社会という器の中で子ども達を育て未来を準備するためです。病気は手厚く手当てされ、食べることや寝ることに苦労がなく、好きなことを自由にできる、友達が沢山いて、そして好きな人と結ばれて子や孫に囲まれる、子どもと年寄りの福祉が充実している、それがこれからの若い人達の当たり前の未来であってほしい。 . . . 本文を読む

昭和の寺子屋①

2021年09月15日 21時00分28秒 | 昭和の寺子屋、田園調布本町
おじいちゃんは多摩川が好きで毎朝岸辺を散歩しています。 冬の朝、丸子橋の上に掛かる飴色の満月に驚き、ガス橋方面に向かう左上空に明けの明星が輝き、右には丹沢を背に冠雪した富士山を見ます。背景に渡り鳥、時にかもめが群舞しているのを見ます。この風景は1万年も変わらないこの地の姿だと感動しています。 . . . 本文を読む

210720 朝の散歩 昼の散歩(289)・・ 60年前の近所の風景 多摩川(2)

2021年09月15日 09時38分48秒 | 昭和の寺子屋、田園調布本町
今年は2021年、60年前は1961年、更に60年前は1901年、更にその前は1841年。ざっくりいうと60年ぐらいの周期で大きなことが起こる。誰かが言っていたが、大塩平八郎の乱(1837年)を契機に幕府の解体が進んだ、そのほぼ60年後に日清戦争、更に60年後に日米安保、そしてさらに60年後にはコロナ禍。これらの変化は日本の骨格が揺らぎかねない大事件だろう。 . . . 本文を読む