「3か月もすれば大きくなると思いますよ。誰でも葉をちぎって持って返ってくださればよいと思います」
「枝を切っても明日葉はびくともしないのね」(一緒に歩くご婦人のひとり)
・・・これなに?お花咲くの?(父子づれのこども)
「うん、明日葉の赤ちゃんだよ」
・・・(肥料を見て)これ、なに?
「土に混ぜるんだ、明日葉の赤ちゃんのミルクのようなものだよ」
・・・(手に取ってみて、まだ不思議顔)
「堆肥っていうんだ。このなかにね、びせいぶつといって、ものすごい数のちいちゃな目に見えないいきものが詰まっているんだ。このびせいぶつが明日葉の赤ちゃんにあげるミルクをつくるんだ」
・・・(手に持ち、においをかいで)土の匂いだ。
「そうなんだ、お家で食べ残したものを土に入れておくとこうなるんだ」
トマトの会の大切なイベントに、堆肥教室があります。時々、区のイベントにも出かけますが、自宅で9年間、主にお母さん方に集まってもらいやっています。台所の生ごみを家の中(マンションでも可)でたい肥に変える技(段ボール堆肥)です。そしてできた堆肥を使って花を育てたり、あまったら多摩川マルシェで農家と野菜を取り換えてもらったりしています。
何も捨てない、お金も使わない、健康に良い・・「生ごみをすてない」、これは大昔から日本人なら誰でもやってきたことですが、土から離れた現代人は、土までも「汚い」「きつい」「危険」だといって触るのさえ敬遠しています。でも、微生物の力を借りれば、捨てるものがみんな生き返ります。優しいお友達なんです。微生物たちは「ほら、ここにいるんだよ」と語り掛けます。子供の教育にも良いと思います。堆肥を手に取って子供たちにも教えてみたいです。
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