田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

進化と進歩は違う・生命と機械の差ほどの違いがある

2009年01月16日 12時39分04秒 | 平和
進歩とは何か。連想するのは技術革新、知識の拡大というようなことである。では進化とは? 英語ではprogress、evolutionとそれぞれ分かれる。著名な生物学者の中村桂子さんは、次の言葉を並べて、進歩と進化の比較対照を行った。 進歩:効率・均一・量・閉鎖系・部分・合理・構造・機能・還元・機械・利便性。 進化:過程・多様・質・開放系・全体・矛盾・歴史・関係・総合・生命・継続性 . . . 本文を読む

精神原動力としての人の誇り、矜持

2009年01月15日 12時39分34秒 | 時評
元気がない、経済的な活力が衰えた・・今日蔓延している事態である。元気がないということの現象形態は商店街に活気がないとか、失業者が溢れているとかのことに表される。この状態は消費が落ち込み、物価が下落し、失業者が増える、また消費が落ち込むという悪循環が起こる。 . . . 本文を読む

ライフスタイルの変化に立ちすくむ大企業

2009年01月12日 09時01分15秒 | 時評
人々の欲するものは、物質的な満足以外のところで、明るさ、健康、コミュニケーションがある。今世の中で不足しているのはこの3つである。しかも、物質的な満足が急速に不満に転化しているので、これからのわれわれの課題はあたらしいライフスタイル探しとなる。それには当然新しい価値観が発達していく。 . . . 本文を読む

自己責任論の無責任

2009年01月11日 15時07分37秒 | 時評
寒い1日、おまけに冷たい風がびゅうびゅう吹く、日照はあるとは言えさぞ空気が乾いていることだろう。仮に派遣切りなどで路頭に迷っている失業者がいるとすれば、身を隠すところがないほど冷たく、それを思うと・・・。新年ももう10日が経過、次第に予定が埋まっていく。つまらない予定も多いのが腹立たしい。それに相変わらず机の上の書類がはけない。年賀状書きはほぼ終了したが、封書の送付はまだ道半ば。 . . . 本文を読む

休肝日・休肝月、酒を断つということ(5)

2009年01月09日 15時30分19秒 | 禁酒・禁煙
090109 人間は本来弱いものだ。好きなものを食べかつ飲み、好きなことだけをやる、働かない、勉強しない、嫌いな人とは付き合わない・・・現実逃避の生活をすると幸せなのかなあと思うこともままある。嫌なこと、苦しいことが続くと、現実と向き合わないで生きることが一番幸せかも知れないと思う虚無の瞬間だ。アルツハイマーになり、意識不明ではあるが、過去の映像の中に浸れる暮らしのことである。人間の苦痛は病気、貧困、孤独、別れの4つだと思う。これらは重なり合うことが多く、二重苦、三重苦となることが多い。昨今の世情は病気、貧困、孤独の度合いが増しているように思う。 . . . 本文を読む

片づけ下手(1)

2009年01月09日 08時11分04秒 | 整理学考
忙しい、忙しいというのは現代人の口ぐせだ。それは1つには心理的なものという見方も出来ようが、現実には現代人は時計や情報に追われっぱなしだ思う。この苦痛はどうしたら和らげられるか?時計や情報を無視すると跳ねっ返りが大きい。ビジネスマンだったら顧客や商機を失ったりする。忙しさを緩和するにはどうするか、自分で反省出来るところから改善していくと良いかと思い、自己分析を試みたいと思う。 . . . 本文を読む

競争と品質・・・壊れやすい、修理代が高いという現実から

2009年01月07日 14時38分51秒 | 時評
輸出競争力、カイゼン、ジャストインタイム、期間工、派遣労働・・・最近氾濫する言葉は競争原理社会のだ。何の競争かといえばコスト(スピード)と品質だ。競争で勝てば勝ち組、負ければ負け組企業になる。当然だが、勝ち組の製品は、消費者が本当に要求する品質競争で勝っているのか?はなはだ疑問である。 . . . 本文を読む

悩ましい年賀状書き・・・楽しみながら書く方法は?

2009年01月07日 00時01分23秒 | 愛・LOVE・友 
年賀状というものは悩ましい存在だ。毎年手にする友人,知人からの年賀状はとてもうれしいし、長いこと会わなかった人でも改めて親近感を呼び寄せる効果がある。これは会ったと同じような効果をももたらす。従って年賀状必要論に私は与しているのだが、勝手ながら自分の立場はそうも行かない悩みがある。 . . . 本文を読む

田園調布の山荘で、ささやかな外交

2009年01月06日 00時06分49秒 | 愛・LOVE・友 
わが正月は多忙であった。家族・親戚との団らんや意外にもにも庭の手入れそして分厚い新聞を丹念に読む。世界はどうなっているか、どうして戦争がなくならないのかなどの解説、和歌、俳句、文学、絵画、音楽、普段はすっ飛ばすサッカー記事に至るまで目を通した。2,3,4の三日は普段の禁酒を解いて、家族、親戚、地域の人たちと杯を重ね親交を深めた。 . . . 本文を読む

派遣労働者の惨害に凍り付く国民

2009年01月02日 23時52分16秒 | 時評
恐ろしい災害である。派遣労働契約という臨時雇用が製造業に拡がり、今次の不況であっという間に大量雇い止めが生まれた。突然の解雇で派遣労働者の多くは身ひっつで路頭に放り出された。契約だから仕方がないとか、多様な働き方のある現代だから仕方がないという議論もあるようだが、現実問題として餓死、凍死も危惧される災厄を承知の上で派遣労働を選んだ人はいるはずがないからこれは人災である。雇った側に大きな責任があることは言うまでもないことだ。日比谷公園の派遣村の映像は正視に耐えない。 、投資も . . . 本文を読む