洛北の紅葉めぐりで詩仙堂です。
案内によると詩仙堂(凹凸窩)は江戸時代(寛永18年:1641)に家康に16歳の時に近習として仕え33歳の時、大坂夏の陣を最後に徳川家を離れ、京都にて文人として学んだ石川丈山によって造営された。 また、丈山は隷書、漢詩の大家であり煎茶(文人茶)の開祖とあった。お寺らしくない佇まいの感じですが現在は曹洞宗大本山永平寺の末寺と、これも案内書にありました。
正座したり、足を伸ばしたり、スマホをかざしたり、みんな思い思いのひととき。書院から。
白壁に紅葉映えて。
丈山考案の園水を利用して音響を発し、鹿猪が庭園を荒らすのを防ぎ、また、丈山自身も閑寂の中にこの音を愛し老隠の慰めとしたともいう"僧都”(添水、一般には鹿威しともいう)とあった。「鹿威し」って名前、本当に鹿や猪を威すためだったんだと改めて納得しました。
下はちょうどカポーンとはねたところ。
頭上に目を向けると。
足元にはヤブラン?の黒光りの実。
そしてこちらはクチナシの実。
ミヤコワスレ(丈山菊)と落ち葉。
[残月軒」と紅葉。
竹藪の向こうは紅葉、右端は「ムカゴ」か。
真っ赤に熟した実、タラヨウ? それとも千両かな?
柿の葉の色が、なんとも言えぬ色。
帰り、石垣の苔も黄葉?
詩仙堂入り口、土産出店の坂道。