「史論 児玉源太郎」(中村謙司著)を読了。
先だって読んだ「鍛える聖地」(加門七海著)内で取り上げられていた湘南の「江島神社」の項目で、その著者が(域内にある児玉神社に)たまたま手を合わせたら凄いリアクションを感じた旨記載されているのが印象に残り、その御祭神に関する書物をこの際一冊読んじゃおうじゃないの!・・・と相成って買っておいた。
日露戦争の際は、役職レベルが「2枚格下」となるのも意に介さず、内務大臣(その前には陸軍大臣を歴任)から陸軍参謀本部次長となり、戦局が必ずしも芳しくなくなるといざ陣頭指揮をし勝利。その翌年に亡くなってしまったのがいたく惜しまれる人物とのこと。
陸軍エリートにありがちな「石頭」ではなく、柔軟で情報を活かせるフレキシブルなキャラクターであったようで、「たられば」の常ではあるが、(著者も言うように)あと10年長生きされていたらその後の昭和陸軍暴走の流れも、日本の運命も違っていたのでは?・・・と思いたくなる人物であった。人相も良いし。
今回読んだ本には江ノ島にある神社ではなく、児玉源太郎さんの故郷の山口県徳山にある児玉神社(江ノ島の神社から分祀したとのこと)のエピソードが書いてある。
境内の記念樹は、徳山空襲にも耐えいまも繁茂しているそうな。その写真も掲載されている。山口県にいつか「行ってみたい場所」が出来た。
先だって読んだ「鍛える聖地」(加門七海著)内で取り上げられていた湘南の「江島神社」の項目で、その著者が(域内にある児玉神社に)たまたま手を合わせたら凄いリアクションを感じた旨記載されているのが印象に残り、その御祭神に関する書物をこの際一冊読んじゃおうじゃないの!・・・と相成って買っておいた。
日露戦争の際は、役職レベルが「2枚格下」となるのも意に介さず、内務大臣(その前には陸軍大臣を歴任)から陸軍参謀本部次長となり、戦局が必ずしも芳しくなくなるといざ陣頭指揮をし勝利。その翌年に亡くなってしまったのがいたく惜しまれる人物とのこと。
陸軍エリートにありがちな「石頭」ではなく、柔軟で情報を活かせるフレキシブルなキャラクターであったようで、「たられば」の常ではあるが、(著者も言うように)あと10年長生きされていたらその後の昭和陸軍暴走の流れも、日本の運命も違っていたのでは?・・・と思いたくなる人物であった。人相も良いし。
今回読んだ本には江ノ島にある神社ではなく、児玉源太郎さんの故郷の山口県徳山にある児玉神社(江ノ島の神社から分祀したとのこと)のエピソードが書いてある。
境内の記念樹は、徳山空襲にも耐えいまも繁茂しているそうな。その写真も掲載されている。山口県にいつか「行ってみたい場所」が出来た。