講談社学術文庫「満鉄調査部」(小林英夫著)を読了。
つい先ごろ「お隠れ」になった人物のおじいさんも活躍された方面で(その名前は文中に複数回出てくる)、戦後にも影響のあった「調査機関」を概観した本。個別の調査状況をつぶさに掘り下げているわけではないけれど、活躍ぶりに関しては抑制気味に書いてあるような印象も受ける(買いかぶり過ぎ?)。
まあ場所が場所だけに敵の工作にさらされやすく(国内にもたっぷりいたのだから当たり前)、戦前戦中は当然として、そこでのキャリアのある人物たちが戦後の某植民地に与えた影響は、やらせてもらえた時期には役立っても21世紀の今はもう・・・。
残党の系譜から、いまやすっかり落ちぶれた某植民地に起死回生な展開をもたらす処方箋を出せる人物が現れて欲しいが、変に優秀な面々が集められたばかりに、脳みそ歪んで利敵行為をカッコイイと考えるメンタリティの持ち主たちや、スパイも相当いただろうから(スパイ以前に「敵」そのものもたっぷりと「後継組織」っぽいところに戦後には加わったはずなので)、断じて無理でしょうな。
戦争遂行のため統制国家に移行して失敗した歴史がありながら、権力保持のための統制国家化を目論む昨今。日本は適度にいいかげんでのほほんとした部分があるのがミソ(で、いざとなったらブチ切れるのもお約束?)。
財布が落ちていたら、中味を抜かずに交番に届けるメンタリティの持ち主がそれなりに多いのも特性。
そういう部分を萎縮させ歪ませる効果をもたらす厳密な統制化など、日本のメンタリティにそぐわず、結果的にまた失敗するのは必定(手綱を緩めたらたちまち収拾がつかなくなりバラバラになる民度の所でやるのがスジでしょうよ)。また八百長負けさせたい輩どもが体制側にごまんといるのだから救いようがない。だからこそ敵国系移民は要らないんだよねぇ。
それゆえに、異次元神界からのパワーによるスイープを期待するしかないでしょう・・・となるわけである。どこぞのキングメーカーも、かつて「神の国であるぞ」言うてたし。まああのおっさんが念頭に置いていた「神」なんぞよりもはるかに上層階層のパワーですよ、おでましになっていただきたいのは。
つい先ごろ「お隠れ」になった人物のおじいさんも活躍された方面で(その名前は文中に複数回出てくる)、戦後にも影響のあった「調査機関」を概観した本。個別の調査状況をつぶさに掘り下げているわけではないけれど、活躍ぶりに関しては抑制気味に書いてあるような印象も受ける(買いかぶり過ぎ?)。
まあ場所が場所だけに敵の工作にさらされやすく(国内にもたっぷりいたのだから当たり前)、戦前戦中は当然として、そこでのキャリアのある人物たちが戦後の某植民地に与えた影響は、やらせてもらえた時期には役立っても21世紀の今はもう・・・。
残党の系譜から、いまやすっかり落ちぶれた某植民地に起死回生な展開をもたらす処方箋を出せる人物が現れて欲しいが、変に優秀な面々が集められたばかりに、脳みそ歪んで利敵行為をカッコイイと考えるメンタリティの持ち主たちや、スパイも相当いただろうから(スパイ以前に「敵」そのものもたっぷりと「後継組織」っぽいところに戦後には加わったはずなので)、断じて無理でしょうな。
戦争遂行のため統制国家に移行して失敗した歴史がありながら、権力保持のための統制国家化を目論む昨今。日本は適度にいいかげんでのほほんとした部分があるのがミソ(で、いざとなったらブチ切れるのもお約束?)。
財布が落ちていたら、中味を抜かずに交番に届けるメンタリティの持ち主がそれなりに多いのも特性。
そういう部分を萎縮させ歪ませる効果をもたらす厳密な統制化など、日本のメンタリティにそぐわず、結果的にまた失敗するのは必定(手綱を緩めたらたちまち収拾がつかなくなりバラバラになる民度の所でやるのがスジでしょうよ)。また八百長負けさせたい輩どもが体制側にごまんといるのだから救いようがない。だからこそ敵国系移民は要らないんだよねぇ。
それゆえに、異次元神界からのパワーによるスイープを期待するしかないでしょう・・・となるわけである。どこぞのキングメーカーも、かつて「神の国であるぞ」言うてたし。まああのおっさんが念頭に置いていた「神」なんぞよりもはるかに上層階層のパワーですよ、おでましになっていただきたいのは。