先週末、上の子たちと映画を観に行ってきた。
鋼ミロ星こと
鋼の錬金術師
嘆きの丘(ミロス)の聖なる星
来場者特典
描き下ろしコミックス 11.5巻
3つゲット!!
これで・・・・
読書用/貸し出し用/保存用と
完璧!?
―――――――――――――――――
以下、映画の個人的な感想です。
少しですが、内容にふれる部分も
あるかもしれません。
↓
↓
大好きなハガレンの映画だから、
観に行きたかった。
ただ それだけだったのだけど。
冒頭から 息をのむアクションにドキドキ!
舞台となる世界にワクワク!
天空にそびえる美しい街並みだけでなく、
暗い谷底へ降りた先の、その臨場感といったら!
ミロスの民の住居や、洞窟などのディテールが凄い。
ちょっと廃墟めいた たたずまいが
なんともいえない。
(人が住むには過酷な場所ではあるけど)
まさにその世界に入り込んだような、冒険気分。
これだけでも十分楽しめたなぁと思っていた。
けれど、そんな心躍るような場面から
物語は次第に重く、
じわじわと胸に迫るような展開に。
誰が正義なのか 分からなくなる。
誰かに共感しつつも、疑問が生まれる。
簡単に、正しいとも 間違いだとも言い切れない
もどかしさがあった。
ただ、皆 それぞれの想いのもとに懸命なのに
どうしてもかみ合わず傷つけ合う・・・
争いは無くならないのだという現実を
突き付けられているようで
悔しくて辛かった。
それでも何かを変えるために
それぞれは動きだす。
その怒涛の流れに また
目も心もスクリーンに釘付けに。
戦いの中、
嵐のように吹き荒れ
腹の底から吐き出されるような叫び。
迫害の歴史。
血を分けた兄妹でさえ
理解できない大きな隔たり。
痛いのは、身体よりも
心のような気がして
ずっと涙止まらず。
結局、
巨大な力を得るために、
また多くの命が失われた。
新しい世界のために、
それほどまでに力は必要なものなのか・・・。
新しい世界は 扉の向こうには無い、
足元にある!
という言葉が
がつんと胸に響いた。
それこそ、最終話まで
長い旅の末 たどり着いた
ひとつの答えだったような気がする。
物語の終わりから
数か月経て、また
あの時の 自分の思いと繋がった。
あっというような
どんでん返しもあった。
そして嵐の末に、失ったもの。
起こってしまったことは、
元へは戻らない。
けれど
逃げずに向き合い 受け止める姿を見て、
ただ失っただけではないと思った。
等価交換。
その本当の意味を
ぐっとかみしめていた。
失った物があれば、必ず得た物もある。
私たちも、また 同じように 今 あるのだと。
エンドロールには汽車が走る。
ハガレンには やはり、汽車!
汽車は いい。自分の脳裏に焼き付いている
十代に乗って通った汽車の風景
(ディーゼルではあるけれど)
ハガレンの世界が どこか重なる。
自分にとっては特別なもの。
やがて汽車は
私たちの前を通り過ぎ、まだ見ぬ先へと向かう。
しらじらと夜が明け、光が射してくる。
血にまみれた 物語の終わり、
共に旅してきた私たちの心に 射す光のようで、
何も、何も 確証は無いけれど
行くんだ、
行かねば、 と思った。
この足が、この手が あるのなら。
あの人が言った
取り戻せない命の意味を 思った。
・・・・・・・・・・・・・・
張りつめた息が ほどけた。
来てよかった。
また劇場に 観に来られた。
思えば、あの最初の劇場版から
色々なことが始まったのかもしれない。
あの時は 一人で観ていた。
けど今日は二人連れてきたよ。
画面の向こうの
誰とも分からない何かに向かって
伝えたかった。
ありがとう。また始まる。私も同じ。
いつも先は見えない、というのも、また同じ。
―――――――――――――――――――――
余談ですが。
それにしても、
今回のヒロイン ジュリアが
片耳に着けていたイヤリングが、
あんなに重要な役割を持つとは。
大切な思い出のイヤリング。
そしてその片割れの存在。
佳境のさなか、
この小道具ひとつで
これだけ人の心の内を示してくれるとは
思いもよらなかった。
なんのセリフも無しに
心と心を繋げてくれた。
涙に追い打ち。やられたな、と。
あと、血生臭いシーンには要注意。
小1次女は、泣き声をあげそうになるのを
必死でこらえたとか。
確かに終盤、怖かったかも。
ちょっとした涙ものでも
おいおい泣く次女だから
相当 衝撃的だったのでは。
隣に座らせればよかったかな・・・と
ちょっと申し訳なく。
最後にひとつ。
舞台にもなった〔谷〕。
〔谷〕という言葉を多く聞いた。
旧姓の中に 谷 の名を持つ自分にとって
何か意味のある響きだった。
この話の中での 谷 は、
日差しの届かない地の底。
でも、あの地が好きだと思った。
どこに向かうとしても
自分も 谷が 出発点。
それを大事に それを誇りに
していたいなと 思った。
違う世界の話だけど、
それぞれと どこかリンクするものが
あるような気がする。
だから それを通じて
どこまでも広く
つながっているような気持ちになった。
■アニメブログ
にほんブログ村
■アニメ感想
にほんブログ村
鋼ミロ星こと
鋼の錬金術師
嘆きの丘(ミロス)の聖なる星
来場者特典
描き下ろしコミックス 11.5巻
3つゲット!!
これで・・・・
読書用/貸し出し用/保存用と
完璧!?
―――――――――――――――――
以下、映画の個人的な感想です。
少しですが、内容にふれる部分も
あるかもしれません。
↓
↓
大好きなハガレンの映画だから、
観に行きたかった。
ただ それだけだったのだけど。
冒頭から 息をのむアクションにドキドキ!
舞台となる世界にワクワク!
天空にそびえる美しい街並みだけでなく、
暗い谷底へ降りた先の、その臨場感といったら!
ミロスの民の住居や、洞窟などのディテールが凄い。
ちょっと廃墟めいた たたずまいが
なんともいえない。
(人が住むには過酷な場所ではあるけど)
まさにその世界に入り込んだような、冒険気分。
これだけでも十分楽しめたなぁと思っていた。
けれど、そんな心躍るような場面から
物語は次第に重く、
じわじわと胸に迫るような展開に。
誰が正義なのか 分からなくなる。
誰かに共感しつつも、疑問が生まれる。
簡単に、正しいとも 間違いだとも言い切れない
もどかしさがあった。
ただ、皆 それぞれの想いのもとに懸命なのに
どうしてもかみ合わず傷つけ合う・・・
争いは無くならないのだという現実を
突き付けられているようで
悔しくて辛かった。
それでも何かを変えるために
それぞれは動きだす。
その怒涛の流れに また
目も心もスクリーンに釘付けに。
戦いの中、
嵐のように吹き荒れ
腹の底から吐き出されるような叫び。
迫害の歴史。
血を分けた兄妹でさえ
理解できない大きな隔たり。
痛いのは、身体よりも
心のような気がして
ずっと涙止まらず。
結局、
巨大な力を得るために、
また多くの命が失われた。
新しい世界のために、
それほどまでに力は必要なものなのか・・・。
新しい世界は 扉の向こうには無い、
足元にある!
という言葉が
がつんと胸に響いた。
それこそ、最終話まで
長い旅の末 たどり着いた
ひとつの答えだったような気がする。
物語の終わりから
数か月経て、また
あの時の 自分の思いと繋がった。
あっというような
どんでん返しもあった。
そして嵐の末に、失ったもの。
起こってしまったことは、
元へは戻らない。
けれど
逃げずに向き合い 受け止める姿を見て、
ただ失っただけではないと思った。
等価交換。
その本当の意味を
ぐっとかみしめていた。
失った物があれば、必ず得た物もある。
私たちも、また 同じように 今 あるのだと。
エンドロールには汽車が走る。
ハガレンには やはり、汽車!
汽車は いい。自分の脳裏に焼き付いている
十代に乗って通った汽車の風景
(ディーゼルではあるけれど)
ハガレンの世界が どこか重なる。
自分にとっては特別なもの。
やがて汽車は
私たちの前を通り過ぎ、まだ見ぬ先へと向かう。
しらじらと夜が明け、光が射してくる。
血にまみれた 物語の終わり、
共に旅してきた私たちの心に 射す光のようで、
何も、何も 確証は無いけれど
行くんだ、
行かねば、 と思った。
この足が、この手が あるのなら。
あの人が言った
取り戻せない命の意味を 思った。
・・・・・・・・・・・・・・
張りつめた息が ほどけた。
来てよかった。
また劇場に 観に来られた。
思えば、あの最初の劇場版から
色々なことが始まったのかもしれない。
あの時は 一人で観ていた。
けど今日は二人連れてきたよ。
画面の向こうの
誰とも分からない何かに向かって
伝えたかった。
ありがとう。また始まる。私も同じ。
いつも先は見えない、というのも、また同じ。
―――――――――――――――――――――
余談ですが。
それにしても、
今回のヒロイン ジュリアが
片耳に着けていたイヤリングが、
あんなに重要な役割を持つとは。
大切な思い出のイヤリング。
そしてその片割れの存在。
佳境のさなか、
この小道具ひとつで
これだけ人の心の内を示してくれるとは
思いもよらなかった。
なんのセリフも無しに
心と心を繋げてくれた。
涙に追い打ち。やられたな、と。
あと、血生臭いシーンには要注意。
小1次女は、泣き声をあげそうになるのを
必死でこらえたとか。
確かに終盤、怖かったかも。
ちょっとした涙ものでも
おいおい泣く次女だから
相当 衝撃的だったのでは。
隣に座らせればよかったかな・・・と
ちょっと申し訳なく。
最後にひとつ。
舞台にもなった〔谷〕。
〔谷〕という言葉を多く聞いた。
旧姓の中に 谷 の名を持つ自分にとって
何か意味のある響きだった。
この話の中での 谷 は、
日差しの届かない地の底。
でも、あの地が好きだと思った。
どこに向かうとしても
自分も 谷が 出発点。
それを大事に それを誇りに
していたいなと 思った。
違う世界の話だけど、
それぞれと どこかリンクするものが
あるような気がする。
だから それを通じて
どこまでも広く
つながっているような気持ちになった。
■アニメブログ
にほんブログ村
■アニメ感想
にほんブログ村