家族でも、
ちょっとずつ知ってて、
ちょっとずつ知らないことある。
それは多分 ずっとお互いに
知り得ないことなんだろう。
何だか切ない。
でもそれだけじゃなかった。
涙と笑い色々あって。
何とか家族、なんだなあ。
隣に座っていた、
おばあちゃまくらいの方も
時折うなずいていた。
思わず自分のことも振り返っていた。
老いも若きも、
どこか心重なる舞台だったかも。
・・・・・・・・・・・・・・
家族同士
あんなに、ぶつかって、叫んで。
日常の中でも、いつか見たことある場面。
そんな時の感覚よみがえり、
動悸が(笑)。
場面は、いつのまにか 行きつ戻りつ、
見えてなかったことが見えてくるにつれ
ちょっとした場面の、ちょっとした動きに
大きな意味を感じた。
ただの背中が語ってる。
たぶんあの人は あんな気持ちだったのかも。
それにハッとすると、もう限界。
涙腺崩壊。
でも、現実は お互いがお互いのこと
すべて知ることはできない。
だから、分かり合えないことはある。
そう思うと、ちょっと悲しかった。
でも、こんなふうにも考えられる。
自分が見ているものが全てではない。
だから、どんなに打ちひしがれたとしても、
どこかに救いの余地はある。
もちろん、考えると感じるは違う。
いくら頭で分かっていても
気持ちはすぐに負に傾く。←私
だけど舞台は疑似体験。
感覚の面でもちょっと正へと
補ってくれたような気がした。
色々あっても、家族かな。
みんなの最後の姿 見ていて、
何とかなるんじゃないかと思った。
取りあえず、あの友人はイイ奴だ。
よそんちの、あんな修羅場に
居続けるなんて普通できない。
それから、ねーちゃんの旦那も。
なんだかんだいって、うまくできてると思う。
人の取り合わせ。
たぶん自分の周りだってそうだよと
根拠のない希望もわいて。終了。
・・・・・・・・・・・・・・・
楽しみにしていた
アフタートークも良かった。
演出 岩井さんと、本広監督。
舞台の裏話や、演技のスタイルなど
興味深いお話 いろいろ。
でも、印象に残ったのは
岩井さんが自分で
クレーマー体質だと
言っていたこと(笑)。
ちょっとした日常の出来事に、
なにそれ!!と、食らいついてくような
パワーが、舞台の源に
なってるのかなーとか。
・・・・・・・・
始まる前に
サンポートのWSで一緒だった
Sさんにバッタリ会って、
ちょっと話せたり
隣の席で一緒に観られたのも
楽しい時間だった。