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2017/6/15(木)→18(日)
国際共同企画
『NOT HERE ここじゃない どこかー』
【場所】ノトススタジオ
【演出・振付】カティア・ムストネン
【出演】四国学院大学学生
アートマネジメント公開講座の一環として
受講生も当日運営に参加。
私は2日目、3日目に。
チラシ折込、清掃
チケットもぎりなど。
今回は、いつもと違って
開場と同時に開演であるため
パンフレット渡しが先になったり、
その為、お客さんの動線に気を配る必要があったり。
途中入場できないので、
ギリギリに来られたお客さんの対応が
難しかったり。
スタッフとして入ってみて
新たに気付かされることも多かった。
千秋楽後、受講生のミーテイングでは
良かったこと、改善したいことなど
気付いたことを出し合えたのは良かった。
お客さんとしての意見も出た。
ずっと当たり前に続けていることも
一度立ち止まって考えてみることは大切。
より広い見方で、色々な人の求めるものに
沿える形を見つける機会になると思った。
………………………
3日目には、観劇。
演出、振付は フィンランドの方。
1ヶ月の滞在制作で
学生さん達と作り上げたダンス作品。
薄暗い中に現れる
さわさわと薄いナイロン
絡まり動く人が、人でなく
泡か何かの生き物か 自然現象にも見え。
ぴちょん ぽちょんと しずくの音や
どくどくと響く重い音。
身体の動きに目を見張り
その音にも耳をすます。
皆が声を合わせて 言葉を発する。
それは群読のようでもあり、合唱のようでもあり。
聞こえる言葉が力強く届いてくる。
初めの方では、
上の服と下はスパッツの簡素な身なりが
終わりの方では
上下の服を身に付けていて、
人であることを強く感じた。
………………
3日目にはアフタートーク。
振付家のお話、聞けて良かった。
ユートピアについて。
結果ではなく、プロセス。
いつか、自分も似たようなことを
考えていた時期があって、
そのことが鮮明に蘇り
思わず涙してしまった。
確かに成功したユートピアはない。
難しいことかもしれない。けれど、
求め続けていくことそのものに
意味はあるのだろう。
そして急に、今の自分に戻り
何か問われているような気持ちになった。
どう繊細に関わるか。触れること。
言葉ではないコミュニケーション。
どうやって共存するか。
身体を通しての表現を語る言葉が
とても温かく感じた。
そんな身体表現っていいなと思い、
そんな表現をする
カティアさんという人にも
親しみがわいた。
“ 想像力の限界は現実の限界。
だから、想像力の筋肉を鍛えることが大切 ”
そんな言葉が心に残った。
現実には 難しいことは沢山ある。
けれどもっと簡単で小さなことが
隠れた力を持っているのかもしれない。
そう思うと何だか勇気付けられた。
…………………………
公演終了後、
受講生がミーテイングをしている間に
片付けや打ち上げの準備がされていて、
受講生たちも飛び入りで打ち上げに参加。
皆さんの手作りの料理、
色々工夫が凝らされていて美味しかった!
ありがとうございました。
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