月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

ドラマ アイシテル#9

2009-06-13 11:16:53 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等
ドラマ アイシテル#9


ああ、

番組HPのトップで

“すべての母親に捧げる”と
なっていたのが

何となくわかった。



そんな内容だった。




清貴の母から

智也への手紙

などを通して、

母親同士が立場を越えて
母親特有の 悩みや苦しみを

お互い、持っていることに
気付いている。



起こった事件は 大変なものだったけれど


どちらかといえば

それを通して

子育て中の 親が
そして母親がもつ

悩み 葛藤など

誰もが直面しそうなことが


主になっていたのかな…と。


智也が
清貴殺害に至った過程も

明らかになったが


衝動的で、
どちらかといえば
事故に近いものにも思えたから。


刑事さんの言葉にもあったように

どこの家庭で起きても
不思議ではない…

ということにも

象徴されていたような
気がする。



ただ、

現実の 少年犯罪を思い出すとき


まだまだ納得いかないことも
理解しがたいことも

たくさんある。



報道などで、

腹がたったから という動機、
それに至るいきさつ

など、分かることはあった。


でも、
事前に凶器を用意したり

フェアじゃないやり方で
相手が死ぬほどの危害を加えて
いること。


時には
その殺害そのものが

理由だったり。

“殺してみたかった”など。


ああいうのは
どう考えたらいいのだろう。



親の悩みにも
もちろん関心があるし

子育ての中で
母親が置かれている

今の状況も
気になることではある。



しかし、それ以上に

私が個人的に気になるのは


子ども。

子どもの内面や
理解しがたい行動である。


成長する上で
大人から どうかかわってもらい
どういうことを感じて
いくのか、など。




犯罪を犯したその子が
特異な性質を持っているのだと
言われることもあるが、


それだけでは
釈然としないものがある。


特異である人が皆
犯罪を犯すわけではない。



特異であることは
罪ではないけれど、


人間の命を奪う行為

その一線を越えるのには


別の何かが
あるような気がする。


それは何なのか、

そのあたりにおいては


加害者の性質が
特異であるとか ないとかいうことは

理由のすべてではないように思う。


そういう意味では、

誰にでも起こる
誰もが無関係ではない

ことだと思う。



………………

今、
図書館で借りた本で

「荒れる子」「キレル子」と保育・子育て
~乳幼児期の育ちと 大人のかかわり~

というのを読んでいる。



保育、教育の現場では、

2歳児のような5歳児がいる。
2歳児のような小学生がいる。


いい子で、何も問題なく
過ごしてきた子。


小さい時期に
自己主張してこなかった子。


学童期、思春期より以前の
乳幼児期から見られる
荒れ。
保育の現場より。


自己肯定感がもてない
そして
自己コントロールができない。

衝動性や攻撃性。



自己肯定感をもてる為に
大人は どうかかわって
いけばいいのか。


自我の芽生えと自己主張を
どう読み取り

子どもが、
自分が尊重されていると
感じるために

指示 命令でなく
選択させる場を…


など

(まだ途中だけど)

改めて考えたい
色々なことが
書かれている。




“荒れ”が すべて
犯罪に結び付く訳ではないと
思うけれど



一見

理解しがたい、
訳が分からない

凶悪に見える 犯罪の奥には

あまりにも幼い

解決せずに残してきた
成長過程での課題が

あるのかもしれないと
思ったりする。



それを見ないで、

大人の育て方等の責任に終始したり、

反対に

誰にでもある仕方のないことだと
諦めてしまったり

することはできない。



人間は いくつになっても
変わることは出来る
と思うけれど、

変えることが難しいことも
あるような気がする。

頭で理屈としてわかったとしても、
感覚として わからないことは

変わりようがない…
難しいことだと思うから。


昔なら、
放っておいても
そういう感覚が育っていた環境が

今は かなり
制限され 偏っていることが、
珍しくないのでは。

それこそが
特異なことに思える。



……………

はてさて

次回はいよいよ最終回。




物語として

どうなっていくのか
とても気になる。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (ハル)
2009-06-14 08:33:55

頷きながら読みました。

僕はこのドラマを見ていませんが、内容はなんとなくわかります。
見ればよかったな‥
また観ます、絶対。

僕のブログやそのコメント欄にも書きましたが、僕の好きなドラマのほうも過程をもう少し丁寧に描いてもらいたかったなと。
ちなみに富田靖子さんの時が一番好きでした。
返信する
過程が… (樹月けい)
2009-06-14 17:37:13
そうですよねー。
過程によって共感できるか否か変わってくることも
あると思いますから。

富田靖子さんの回…
そうですね。

私は山田孝之さんや志田未来さんの回でしょうか…(^_^)v
どのドラマも
そろそろ佳境ですね~~!

返信する

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