月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

1/14(土) 社会と文化芸術活動をつなぐ ファシリテーター・コーディネーター 養成講座   第1回 レクチャー・ミニワーク

2023-01-19 18:31:07 | 参加★舞台 映画 WS等


1/14(土)
社会と文化芸術活動をつなぐ
ファシリテーター・コーディネーター
養成講座  
第1回
【導入】レクチャー・ミニワーク
 1/14(土)13:30~17:00
   丸亀市役所2階
講師:石川清隆さん
(表現とまなび実践研究ラボ代表)

新市民会館「丸亀市(仮)みんなの劇場」の開館に向けて、文化芸術の特性を活かしたワークショップを行うファシリテーターや様々な分野や課題をつなぐコーディネーターについての講座です。
……………

初回の講師は、
ワークショップコーディネーターの
石川清隆さん。
ワークショップとの出会いや、
今の活動について。
ワークショップの必要性や
そこで大事にされていることなど、
実例を交えながらのお話。
また、お話を聞くだけでなく、
受講者が考えて書いたものを元に
少し話し合う時間もあり。

チラシを見て興味を持ち
初めて参加する方もおられた。
参加者の分野は様々でも
それぞれの活動や生活に必要な、
ヒントになるものを受け取れる
講座だった。

……………………

〜講師の自己紹介〜

実践分野は
ワークショップデザイン
(学習環境デザイン)
場をどうデザインするか

音楽、身体表現、演劇などの
表現芸術分野で
アーティストとの仲立ちとなり
どんなことができるか考える
など


●ワークショップとの出会い
・苅宿俊文さん(教育)
・仲道郁代さん(ピアニスト)
・マイケル·スペンサーさん(日本フィルコミュニケーション・ディレクター)

おもしろさを感じたことで
ワークショップの活動へ


●青山学院大学開設の履修証明プログラム
ワークショップデザイナー育成プログラム
(社会人が参加できる、3ヶ月120時間)
この中の一部の話を本講座で


●学生環境デザインとは…
一方的に教えられる教育ではなく
自分たちがどう学んでいくか
そのために必要な学習環境デザイン

●東京藝大 ムジタンツ
ムジタンツ…(音楽+ダンスの造語)

クラシック曲の演奏と共に
動いたり踊ったり音を鳴らしたり

クラシックにある曲の流儀
文法のようなものを
体を通して一緒にやってみる

…………………

〜受講者参加ミニワーク〜

●ワークシート記入
自己紹介や
ワークショップについてのイメージなど
4項目を記入

その後、2〜3人一組になり
自分の書いたものを元に話す

また別のメンバーと…

……………

〜講座の内容〜

講座名より

社会、文化芸術活動、
ファシリテーター、
コーディネーターとは
どんなことか など


●コーディネーター
調整役
主催者、ファシリテーター、参加者の間をつなぐ

課題やニーズから
適切なワークショップ、内容、
企画検討し  場をつなぐ


●ファシリテーター
場づくりを行う人(事前に、最中において)

参加者や場を丁寧に観察し(全体、個人)
目的に応じて参加者に働きかけ
足場かけや参加を促す人

……………

●中野民夫
『ワークショップー新しい学びと創造の場ー』
より

ワークショップ…
共同で学び合ったり創り出したり
頭が動き体も動く


●苅宿俊文
ワークショップは、
コミュニティ形成(仲間づくり)のための
他者理解や合意形成のエクササイズ

なぜワークショップが必要か
お互いに他者に貢献する
(得意なことで)

私はこのメンバーの役に立てる
という貢献感 居場所感

エクササイズ
練習ができる場
成功が目的ではない
繰り返しできる
うまくいかないことがあってもいい
成功体験も必要だが


正解がない問いがあることを知る
意見の違い
どちらかが正しく
どちらかが間違いではない


他の人にも
他の人のその人の答えがある
当たり前だけど忘れがち
これを失わせないようにする

代替不可能性
その人でなければ出来ないもの
その人特有のもの

これと相反することになるのが
持続可能性
このジレンマを
どうマネジメントするか?

…………………

●感想を書く
印象に残ったこと、もやもやしたこと、自分の活動で活かせそうなことなど

感想を書いて
3〜4人一組で話す

…………………………

★ 感想 ★

新しくできる劇場で
市民としできることを
考えている自分にとって
印象に残ったのは…
“お互いに他者に貢献する ”という言葉。

助ける側、助けられる側ではなく
自分にも他の人にも
できることがあって
それを役立てることができたら、
どんなに良いだろうと思っていた。
なので、とても共感できる言葉だった。


活動をする上で
難しい問題も出てくるだろう。
気になったのは
代替不可能性、というワード。
その人ならではの
特性を大事にしたいが
あまりにバラバラすぎると、
集団において
物事の方向を決める場合には
行き詰まってしまう。
そのバランスについても考えさせられた。

相手と自分の考えが違うのは
当たり前ということを
ベースに考えたい。

様々な違いや、
意見が合わないことは
悪いことではない。
けれど一般的には
雰囲気が悪くなったり
話し合いが滞ってしまいがち。
大事なのは、
どう折り合いをつけるか。

とはいえ、まずは
うまく折り合いをつけることに
やっきにならないことも
必要なのかもしれない。
そう思える場を経験し、
ささやかでも、うまくいけば
その楽しさや嬉しさが原動力となり
さらにその先のことにも
取り組めるようになるのではないか。

そこで思うのが、成功体験。
これについても
例が挙がっていたが、
時と場合を見極めて
バランスが必要だと思った。

あまりに手伝いすぎて
本人の力が
発揮できないのは良くない。
だからといって
自信のない人が、いつまでも
失敗ばかりして
意欲が無くなるのも良くない。
人による、
時と場合によるのだと思った。

ただ、小さな成功体験だとしても
自分の手で掴んだと思える体験は
大きな喜びにもなるはず。
ならば、そんな小さなステップを
まずは大事に考えたい。

今後、
ワークショップのような
活動の中で、
参加する者としても
導いていく者としても
大切にしたいことを共有できるようにしたい。

うまくいかないことが
あってもいい、
むしろ失敗できる場、
そして繰り返しできる。
それこそがワークショップであり、
今求められている場だと思う。

自分自身も
目先の成果だけにとらわれず
プロセスを大事に、 
(できれば楽しんで!←意外と大事)
いきたいと思っている。



*********

〜今後の講座情報〜

開催日時及び会場
※全6回講座
各回の参加も可能  定員20名

済⬇️
【導入】(レクチャー・ミニワーク)
 1/14(土)13:30~17:00
  丸亀市役所2階201、202会議室

【身体表現】
 ワークショップ体験
 1/21(土)13:30~18:00
  丸亀市役所2階201、202会議室
 ワークショップ見学

 1/22(日)13:30~16:30
  丸亀市役所2階201、202会議室

【演劇】
 ワークショップ体験
 2/11(土)13:30~18:00
  丸亀市役所2階201、202会議室
 ワークショップ見学

 2/12(日)13:30~16:30
ひまわりセンター4階研修会議室1,2

【まとめ】(レクチャー・まとめ)
 2/18(土)13:30~18:00
    マルタス多目的ホール2


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